2600人以上のファンが集まった「『涼宮ハルヒの約束』スペシャルイベント」
東京ゲームショウ2007の一般公開日初日となった9月22日、バンダイナムコゲームスから発売されるPSPソフト「涼宮ハルヒの約束」のスペシャルイベントが開催された。当日は涼宮ハルヒ役の平野綾さんのほか、キョン役の杉田智和さん、谷口役の白石稔さんが登場した。
ステージは平野さんが歌うTVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のオープニングテーマ「冒険でしょでしょ?」からスタート。いきなり場内が盛り上がった。このあと「涼宮ハルヒの約束」のプロモーションビデオが流され、ゲームの内容が紹介された。
本作は「涼宮ハルヒの憂鬱」の舞台である北高で開催された文化祭「北高祭」前日の物語という設定。「朝比奈さんは鶴屋さんとともに焼きそば喫茶の準備をしているし、長門有希は占い喫茶の魔法使いの格好のまま準備に追われている、という感じですね」と杉田さん。杉田さんは「『みくるフォルダ』という、朝比奈さんの写真を撮ったフォルダがあるんですが、それを見せないようにするというシーンもあって、熱を入れすぎて演技したらディレクターから『やり過ぎだ。どっちかというとそれはキョンじゃなくてお前だろ』と言われました」と場内をわかせる。平野さんは「普段の学校と違って夜の教室のシーンとかがあるので、楽しんでいただけると思いますよ」とコメント。
また、いつものように? 閉鎖空間が登場するらしい。ただし杉田さんによると、「(原作にある)閉鎖空間というと、これまではキョンとハルヒが巻き込まれるだけだったんですが、いつものそれとは違うらしいんです。そのあたりは古泉役の小野大輔さんがくどくどと説明してくれます(笑)」とのこと。
このほかステージでは、「涼宮ハルヒの約束」に取り入れられている「S.O.S.」(シームレスオペレーションシステム)について紹介。ただしハルヒの画像だけでなく、白石さんの顔をS.O.S.で解析した映像も出されるなどして場内は大爆笑だった。
ところで、本作はフルボイスとなっているため、必然的にセリフの量が多くなる。全体で2万ワードあるそうだが、そのうちキョンが8000ワード、ハルヒが4000ワードくらいのボリュームとなっているそうだ。「普通の4000とか8000ならともかく、ハルヒで、となると大変ですよ。常に怒鳴ってる(笑)」。長門有希役の茅原実里さんも、長門役で数千ワードをしゃべるのは大変で、死ぬかと思ったそうだ。「僕もナレーションとモノローグとセリフで、ほとんどキョンばかりでした。ゲーム中は音声をオフにしたくなるくらいです」と杉田さん。このほか、本編ではあまりしゃべっていなかったキャラクターもたくさんしゃべっているとか。そのあたりは実際のゲームで確認してみたいところだ。
なお、「涼宮ハルヒの約束」にはオリジナルのテーマ曲2曲が追加されていることも明らかになった。歌うのは平野さんと茅原さんに加えて、朝比奈みくる役の後藤邑子さんという「ハレ晴レユカイ」を歌ったトリオだ。グッドエンディングとバッドエンディング用に用意されるそうだ。両曲とも作詞は畑亜貴さん、作曲は田代智一さんという「ハレ晴レユカイ」のコンビでの制作となる。
最後に登場した3人からひと言ずつメッセージ。白石さんは「新しいシステムを取り入れたゲームですので、僕自身も楽しみにしてます」、杉田さんは「アニメを知っている人はもちろん、ゲームが好きな人にも満足できる作品になっています。ハルヒを楽しみつくしてください」、平野さんは「アニメが終わってからずいぶんたっていて、ゲームはいつ出るんだろうと思っていました。やっとこのタイミングで出るということを聞いたときはうれしかったです。張りゼリフが多くて大変でしたが、キャラクターもものすごく作り込まれていますので、皆さん楽しんでください」とコメントした。
このほか、「涼宮ハルヒの約束」限定版である、7大特典付きの「超プレミアムBOX」のアイテムや、予約特典「特製サンタ水着ハルヒフィギュア」の内容も紹介された。
なお、「涼宮ハルヒの約束」は、日本ゲーム大賞2007の「フューチャー賞」を受賞した。
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