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富士急ハイランドにゾンビ群がる――「戦慄迷宮EX. バイオハザード」をお先に体験

富士急ハイランドに10月6日から登場する期間限定イベント「戦慄迷宮EX. バイオハザード」を怖々体験! 記事内にはちょっとグロい写真がありますので、ご注意ください。

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 富士急ハイランドの世界最恐のお化け屋敷「戦慄迷宮4.0」が、“バイオハザード”体験版にリニューアルした。ハンドガンによるシューティング要素やバイオハザード内での迫り来るゾンビの恐怖体験を現実化したさまざまな仕掛けなど、とにかく怖がらせてくれる。そのバージョンアップした恐怖こそ「戦慄迷宮EX. バイオハザード」。2007年10月6日(土)から2008年2月3日(日)までの期間限定で開催される。

富士山麓にゾンビ咆える

こんなに晴れていたのになぁ……

 我々は「戦慄迷宮EX. バイオハザード」のプレスプレビューがあるということで、晴天の新宿に集まっていた。先日からの雨も上がり、まさに遠足日和。おまけに富士急ハイランドの最新アトラクションを事前に体験できるとあって、意気揚々と出発したのだった。

 到着するとまず、富士急ハイランドからの説明を受けた。「戦慄迷宮」は1999年にオープンしてから現在まで4回リニューアルを果たしており、7月21日から「戦慄迷宮4.0」として総延長約700メートルの恐怖を提供している。世界最長のウォークスルー型ホラーハウスとしてギネス世界記録に認定された文字通り、戦慄すら覚えるアトラクションである。そして、「バイオハザード」は言わずと知れたカプコンの人気ホラーアクションアドベンチャーゲーム。その2つの恐怖があろうことかコラボレーションするという。ただでさえ恐いのに、これ以上どうするというのだ……。しかし、今回は従来の歩くだけの受け身な姿勢ではなく、ガンシューティングという“攻め”の要素が加わっている。このイベントのために開発された銃をかまえ、ゾンビを殲滅していく……。果たして本当に倒せるのだろうか? 一抹の不安を覚えながら、まずは体験することになった。

ストーリー

 19××年、山間部にある小さな町。町では最近妙な事件が頻発している。行方不明、理由なく自殺、無惨な死骸……。ある時、地元のレンジャーに一報が入る。場所は町外れのとある廃墟となった病院。

 無断で侵入した若者2人が謎の死を遂げた。2人は検死のためすでに病院に搬送されたが、当日行動をともにしたもう1人の若者トミーマクレガーだけが行方不明。彼の捜索に協力してほしいとのことだった。

 当地のレンジャーに所属しているケニーとウェンディーは、トミーの捜索と廃院内の捜査に向かう。病院の入口付近にクルマを停め、付近を捜索していると建物の前で倒れている人間を発見する。その人物に近づき顔をみて絶句するウェンディー。彼の顔は青白く、白目をむきだし、全身の血管が浮き出ている。

 ケニーはクルマに乗せようとトミーを背負う。と、その時、トミーは突然歯をむき出しケニーの肩口に噛みついた。ケニーは必死でトミーを振りほどき、持っていたショットガンでトミーを射殺する。そして肩口から血を吹き出し片ひざを付く。

 そこへ本部から連絡が入る。すでに病院で検死中の2人が急に生き返り、周囲の医師や看護師に襲いかかったということだ。さらに噛み殺された者たちは「ゾンビ」化し、被害を拡大されているという。

 また、この状態を修復させる手段として未確認情報だが、抗体ワクチンが廃院の内部にあるらしいという情報も伝えられる。ウェンディはまだ意識がはっきりしているケニーとともに廃院の中へ進む決意をする……。


その後、雨まで降り出した。「戦慄迷宮EX. バイオハザード」入口にて。モデルを快く引き受けてくれた未来(みくる)ちゃん。ジャケットもきまっています。あざーす!

 先ほどの晴天はどこへやら。山の天気は変わりやすいというが、気がつくと富士急ハイランドは重い雲に覆われていた。なにやら不穏な空気である。園内の奥にひっそりとたたずむ「戦慄迷宮EX. バイオハザード」の舞台となる廃院は、入口からいきなりゾンビがお出迎えしてくれるというウェルカム状態。いやがおうにも盛り上がる(別の意味で)。

 ドキドキしながら入口から入ると、まずは今回の新要素ガンシューティングを円滑に行うためのトレーニングが行われる。レーザーポインターが付いているので狙いやすく、すぐに慣れることだろう。こうして銃の扱いをひととおり学ぶと、専用のジャケットを着込んでいよいよ院内探索へと進むことになる。


S.T.A.R.S.隊員といっしょにポーズ。この時はまだ余裕でしたね

 院内に入ると待ち合い室でブリーフィングを受け、相当状況が切迫していることを知る。院内の様子は実際に体験する方々の楽しみとしてここに書くことは控えるが、当然恐いことを保証する。ぎりぎり進路が見える通路、なにかの存在を感じずにはいられない暗闇、次の角を曲がると何があるのか……、この扉を開けるとどんな恐怖が待ちかまえているのか……。ウォークスルーなので、自分の足で進まなければ恐怖が終わることはない。一歩一歩克服する強い心が必要だ。それでも遠くから聞こえる別の参加者の叫び声などを聞くと心が折れそうにもなる。じゃあ、恐怖に耐えられなくなったらどうなるの? それはご安心あれ。ちゃんと途中、ギブアップする緊急脱出口が設けられている。いつでも脱出できると分かると、意外と進めちゃうのかもしれない。


途中、ナンバーを入力しないと開かない扉もある。焦ると忘れるので注意!

 さて、肝心のガンシューティングはどうなのか? 院内で2カ所ほど直接ゾンビと相対する場所がある。襲い来るゾンビをS.T.A.R.S.隊員とともに攻撃し、倒すことが目的となる。銃の狙いが正確に胸を貫くと、ゾンビの身体が赤く発光する。ダメージを受けるゾンビは床をのたうちまわり、いずれ動かなくなる。問題はどこでゾンビが襲ってくるのか……。これはあなたが体験してもらいたい。いや、マジ恐いです。ちなみに廃院に侵入してすぐに写真撮影を促される。この写真は出口で「レントゲン写真」として購入することができる。恐怖に引きつった顔を記念として持ち帰るのはいかがだろうか?


入口からこれ……。もうこの段階で引き返したくなりました

その通路の奥にはどんな恐怖が、その角を曲がるとどんな衝撃が待っているのか? びくびくしつつもその先が知りたくなる。院内にはタイプライターなど、「バイオハザード」ファンならにやりとするギミックも何気なく設置されていた

進めない部屋もあるが、そこを覗くとまた恐い。どうしても耐えられなかったらチキンのそしりを受けても出て行くことをオススメする。廃院の中から抗体ワクチンを探しだすことができるのか

ちょっとホラー風にしてみました……協力してくれた未来ちゃん、ありがとうございました。お駄賃ってわけではないけど、出口売店にあるバニラ味だけの備長炭入りで黒い「廃墟ソフト」とストロベリー味の「ナースソフト」をプレゼント?

プレビュー当日のみの試みとして待合室で「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」が試遊できた。明日以降設置されていないのが残念
  • 「戦慄迷宮EX. バイオハザード」
  • 期間:2007年10月6日(土)〜2008年2月3日(日)
  • 料金:700円(フリーパス利用不可)※富士急ハイランドの入園料は別途必要
  • 利用権限:中学生以上(16歳以上推奨)、小学生は中学生以上の大人の同伴が必要となる。また、アトラクションの一部を利用になれません。未就学児の利用不可

 なお、富士急ハイランドでは、9月14日(金)〜11月11日(日)まで「ええじゃないか100万人おめでとうキャンペーン」を実施。10月27日(土)からは早くも屋外スケートリンクがオープンすることになっている。


シリーズ累計3100万本以上の出荷を誇るバイオハザードがWiiに登場。Wiiリモコンを使用したガンシューティング「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」は、歴代キャラクターが集結し、いまだ明かされていない「アンブレラ崩壊」の謎に迫る。なお、Wiiザッパーを同梱したエキスパートパッケージが8610円(税込)で11月15日に発売される

「バイオハザードIII」
11月3日(土・祝)スカラ座ほか全国一斉ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(C)CAPCOM CO.,LTD.
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