喜屋武さん、ちゃんと注意深く見ていましたか?――「東京ゲームショウ2007」編:「喜屋武さん、これできますか?」(その5)(2/2 ページ)
毎度おなじみ見切り発車の今回は、東京ゲームショウ2007を舞台に、人の思惑とは得てしてうまくいかないものだというお話。喜屋武さん、知らないうちに見守られ、接待を受けていたの巻。
喜屋武さんは気がついていないようですが、ちゃんと見てましたよぉ
なんて、おしまいなわけがない。喜屋武さん、楽しんでもらえましたか。そりゃよかった。なにやら怪しんでおりますが、気がついているわけではないようです。喜屋武さん、ボクはね、ずっとあなたのことを案じていたんですよ? だから今回はサービスです。楽しんでもらえたなら問題はなし。
というのも、前回の「ココロスキャン」取材時のことです。喜屋武さんがココロスキャンに興じていた際、何の気なしに「ITmediaの仕事」がどれだけ好きかを聞いてみました。すると! ココロスキャンによると、さまざまな“好きなもの”の中でダントツの最下位。喜屋武さんはITmediaの仕事がお嫌いでらっしゃる。
これはいけません。喜屋武さんをいじめすぎたのでしょうか? 喜屋武さんの文章からもなにやら怯えなのか疑惑いっぱいでこちらに対するようになりました。以前の真っ白な喜屋武さんじゃな〜い! というわけで今回はまったく仕込みなし! 昔のような純粋な喜屋武さんに戻ってもらうべく、単純に楽しんでもらおうと思った次第です。
本来ならどこかのメーカーブースイベントに突撃させたり、ひたすらゲームを何本試遊できるかを競争する無駄な1人運動会をしてみたり、コスプレをさせて放置プレイしてみたり、さらに限定グッズほしさにただ漠然と5時間待ちの列に並ばせてみたりとか――。それはもういろいろあらぬ妄想をしてたのですが、ここはぐっと我慢です。これ以上追いつめたら何する子か分かったもんじゃないし。一応3日目に取材で時間をとっていたのですが、このままではご機嫌斜めでお仕事しないかもしれないと考えた末、こっそり喜屋武さんの様子をうかがうことにしてみました。そう! 今回は喜屋武さんのTGSでの行動を生温かく見守ってあげようじゃないですか(余計なお世話)!!
どうやら喜屋武さん、東京ゲームショウの初日にマイクロソフトブースのイベントに参加するとのこと。自分もほかの取材の合間にこっそり遠目で確認。あら、お元気そうで。まるで星飛雄馬の明子お姉ちゃんのように柱の後から見守ってみる。ほんの一瞬だけど。お元気そうでなによりです。でも、頑張っていたようですが、相手が悪すぎです。彼はガチです。もうレベルが違う。
その後、喜屋武さんは、各国のメディア関係者やXbox 360の一般ユーザーを招いてホテルニューオータニ幕張で行われた「International Community & Press Party」にも参加。浅草キッドやDragon Ashの桜井誠さん、松田龍平さんといった、お笑い芸人、俳優、ミュージシャンたちを招き、「レインボーシックス ベガス」や「Bomberman Live」の対戦プレイをしておりました。でも喜屋武さん、なにやら今回は司会のアシスタントに徹してます。よかったよかった。芸能人同士、ゲーマータグなんかも交換してさ、仲良くすればいいじゃないですか。
こうして初日、こちらは殺人的なスケジュールをこなしている間、片時も喜屋武さんのことを忘れることなく、いつも気にかけておりましたよ。東京ゲームショウは楽しんでくれたかな? ちゃんと3日目にお仕事してくれるかなって。心配で夜も寝れませんでした。寝れないのでついでに仕事をたくさんしたので、まぁ、ITmedia +D Games的にはよかったのですがおかげで寝不足になっちゃいましたよ。あ、責めているわけじゃないですよ(本当はまったく喜屋武さんのことなど忘れてま……ごにょごにょ)。
さて、そして3日目です。立場が立場なら、というかイベント以外やってたら即逮捕な喜屋武さんの警備(ストーキングではない! 嫌々見守っているのだ!)も腐女子シスターズからスタート。おやおや、喜屋武さんなにやら空気も読まずに参加者凹ましているじゃないですか。勝っちゃ駄目だっての。あれですか? 初日の敗戦はやはり心に重くのしかかっておられると? だとしたら参加者には申し訳ないが、OK! ガンガンやんなさい。こっそり見ている立場でなんだが、許可しようじゃないか。思いのままフルボッコにしてやんなさい。とか思ってたら本当に勝っちゃった……。
イベントも終わり、約束の時間もかるーくブッチぎっても怒りません。なんせ、今日だけは、いやゲームショウの時だけは喜屋武さんを優しく見守ろうと誓ったのですから。他社媒体のHさんの存在を確認したのに、担当編集者の顔を確認できなくても怒りませんよぉぉぉぉ。
さて、「今日は喜屋武さんが好きなところに」と企画を発表しても疑惑の目はお変わりなく……。なんかその態度にカチンときたので、セガブースの「ピクトイメージDS」体験コーナーに無邪気に飛びついた喜屋武さんを軽く叩きのめしてしまいましたが、すぐに思いとどまりゲームショウをつつがなくご案内。喜屋武さんもご満悦の様子でちょっと安心いたしました(むかついたけど)。
そうこうしているうちに喜屋武さんはさまざまな無茶を言い始めました。おや? 態度がでかくなってきましたか? さっきまでびくびくとうかがう姿勢で「これ体験していいですか?」、「これ見ていいですか?」だったのが、いつの間にか「あれ見せろ」、「これ遊ばせろ」(←注:多分に妄想が肥大してます)とご無体な言いように。おいおい、喜屋武さん。無理なもんは無理だって、この混雑を見なさいな。
ついには一般参加のゲーム大会に乱入したいとか言い始める始末。だったら、最初から強制参加させる企画でよかったんじゃないか! と軽く後悔をすることに。最終的にはマイクロソフトブースの「Helo 3」イベントを初日壇上で、3日目は一般ユーザーといっしょに応援して、十分堪能して取材終了となりました。若干取材時間が早かったのは、我慢の限界だったというのはナイショです。てへ。
そんなわけで、接待プレイは終了。喜屋武さんも気持ちよくITmedia +D Gamesの仕事をしてくれるようになると確信し、今回の勝手に喜屋武さん見守り企画は幕となりました。と、終わったと思ったら後日談。喜屋武さん、楽しかったんでしょうね。最終日もこっそり来場しておりました。知らないとでも思ってたんですか? 「今日も案内してくださいよぉ」とか言い出す前に、見つかるまいと勝手にスニーキングミッションを自分に課したのは言うまでもないです。
喜屋武さんには、ぬるく接しちゃいけないと理解しました(担当談)
- 喜屋武ちあき
- 身長:158センチ
- 血液型:0型
- 趣味:スケート
- 特技:水泳
ゲームとアニメをこよなく愛するタレント。マナーと数字を克服して、女を上げ、さらには自分が何者なのかココロと向き合いました。そして今回はなんとなく本人的には意図しないところで、担当編集が厳しくいこうと誓うことになってしまいました。
さて、喜屋武さん。どうしてくれようか?
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