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ポケモンになって探検と救助に明け暮れる日々――ボリュームアップした「ポケモン不思議のダンジョン」「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊」レビュー(2/4 ページ)

ニンテンドーDSで発売された「ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊」「ポケモン不思議のダンジョン 闇の探検隊」はシリーズ第2弾。490種類以上のポケモンが総登場し、手ごわいダンジョンもバッチリ用意されている。前作よりも確実にボリュームアップした正統なる新作の登場だ。

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新たな“探検”の物語。そしてボタンとペン、どちらでもOKな操作システム

 前作同様に「元々人間だけど、なぜかある日ポケモンになってしまった」という設定の主人公は、浜辺に倒れているところをパートナーのポケモンに発見される。そこから主人公たちの不思議のダンジョン探検が始まる。やがてプクリンが取り仕切るギルドに加入する主人公とパートナー。さまざまな依頼をこなし、時には遠い土地まで遠征に出かけ、ダンジョン探検を続けることになる。前作のタイトルには“救助隊”とあったが、本作には“探検隊”と名付けられているだけに、お宝や謎を巡ってダンジョンを切り進む“探検”のイメージが強いまったく新しい物語が用意されている。

画像画像 おなじみのポケモンたちが、とにかくよくしゃべる。トレーナー視点ではなくポケモン視点でポケモンの世界を楽しめるようになっている
画像 いらいけいじばんを見て自分に合った依頼を探そう

画像 やった! パラセクトを連れて任務成功だ
画像画像 そして仲間になりたいと言ってくれるパラセクト。名前はちゃんとつけました

 ストーリーをクリアしても冒険は終わらない。むしろストーリーをクリアしてからの冒険がハードで熱くて楽しい、というのは「ポケットモンスター」そして「不思議のダンジョン」ならではの要素。全ポケモンを仲間にしたい、全ダンジョンを踏破したい、ということであれば、それなりに時間も手間もかかり、根気と知識とテクニックが必要になってくる。ボリュームの大きさ、やり込み度の高さは折り紙つきだ。ポケモンのレベルがダンジョンクリア後も維持されている点についてはコアな「不思議のダンジョン」ファンからすると“ぬるい”と評されてしまうかもしれないが、プレイが進めばちゃんとレベル1からスタートするダンジョンもあるので、安心してほしい。

画像画像 いろんなダンジョンが世界中に存在するのだ
画像画像 ダンジョンのマップは入るたびに変わる。全体マップをよく見ながら、できるだけ奥深くに進んでいこう。途中に落ちてるどうぐはなるべく拾っておきたいが、戦況がピンチの場合はあえて次のフロアに進むのもいいだろう

 基本的な操作に関しては前作とほぼ変わらない感覚でプレイできる。ボタン操作の場合は、十字ボタンで移動し、Aボタンで決定や通常攻撃、Bボタンでコマンドのキャンセル、Xボタンでメニューを開き、Yボタンでマス目表示&向きを変える、Lボタンを押しながらAボタンでわざを使う、Lボタンを押しながらRボタンでとびどうぐを投げる、などなど。○を押しながら○というような操作が複数あるので、覚えるべきことは多いし操作ミスもしてしまうかもしれないが、慣れればしっくりなじんで快適にプレイできるようになるはずだ。前作や「不思議のダンジョン」シリーズをプレイしたことがある人なら、なおさらすんなり入り込めるだろう。

画像画像 相手の弱点であるタイプのわざを当てれば、大ダメージを与えることができる。タイプの相性に関する知識があるなら、役立つはずだ
画像 ダンジョン内に落ちているどうぐを拾って、探検に活用しよう

 ニンテンドーDSの特性を活かした操作として、タッチスクリーンによるプレイが可能なのも前作同様。行きたい場所をタッチすると移動、ダブルタッチすると走って移動、敵ポケモンを長押しタッチで攻撃、敵ポケモンにダブルタッチなら登録したわざで攻撃、など、基本行動はすべてタッチペンでできるようになっている。

 これは前作をプレイした際にも感じたことだが、1マス1マスの動き、1ターン1ターンの行動選択で運命が決まる「不思議のダンジョン」においては、ボタン操作をオススメしたい。タッチペンでも問題はないかと思うが、個人的には、ボタン操作でしっかり対象となるポケモンを選び攻撃するという方により安心感を覚える。とは言ってもこればかりは好みによるところなので、ペン派の人はペンでプレイすればよし。そのどちらも可能にしている仕様をこそ評価したい。

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