レトロゲーム・アワード受賞! 「スーパーマリオブラザーズ」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)
国内で681万本、世界で4024万本。現在でもWii・バーチャルコンソールでの、ダウンロード販売が絶好調。今回は、「レトロゲーム・アワード2007」で大賞を受賞した、「スーパーマリオブラザーズ」を取り上げます。
多彩なマリオのアクションと、多彩な敵キャラクター
マリオはAボタンでジャンプし、Bボタンを押しながら十字キーの左右を押すと速く走れる(いわゆる“Bダッシュ”)。速く走っている状態でAボタンを押すと、通常より高くジャンプできる。敵への攻撃は、「マリオブラザーズ」同様にブロックの下からジャンプしてたたくか、または踏みつぶすのが基本。
ブロックに隠れているキノコを取ると、マリオが巨大化。“スーパーマリオ”となって、空中に浮かぶレンガブロックを壊せるようになる。スーパーマリオは攻撃を受けても、元のちびマリオに戻るだけで、残り人数は減らない。
さらに、スーパーマリオの状態でファイアフラワーを取ると“ファイアマリオ”になり、Bボタンでファイアボールが撃てるようになる。
「ドンキーコング」、「マリオブラザーズ」でも、マリオはジャンプを使っていたが、「スーパーマリオブラザーズ」ではこのジャンプもパワーアップ。軌道を空中で制御できるようになり、プレイヤーがより繊細な操作をできるようになったのだ。
敵キャラの多彩さも、「スーパーマリオブラザーズ」の魅力。
横に歩いてくる、キノコのクリボーと、亀のノコノコ。ぴょんぴょんと跳ねるパタパタは、1回踏むとノコノコになる。ファイアボールの効かない、メットという亀もいる。
ノコノコやメットは、踏むとしばらく甲羅だけの状態になる。パタパタは踏むとノコノコになり、もう1回踏むと甲羅になる。
マリオがこの甲羅を蹴ると、猛スピードで横に滑っていき、進路にいる敵を次々と跳ね飛ばす。1つの甲羅で続けて敵を倒すとどんどん点数が上がり、8匹倒すとマリオの残り人数が1人増える。
ただし猛スピードなだけに、何かにぶつかって跳ね返ると、マリオ自身に当たる危険性が高い。
そのほかの主な敵は、土管から伸びてくるパックンフラワーや、砲台から飛んでくるキラー、画面の下から飛び出すプクプク。雲に乗って上空を飛び回るジュゲムは、とげのついた甲羅を持つ亀(トゲゾー)の卵を投げてくる。
水中ではプクプクとゲッソーが、城内では、溶岩から飛び出すバブルや、回転するファイアバーなどの仕掛けがマリオの行く手をはばむ。
そして強敵ハンマーブロス。やたらめったらハンマーを投げてくるし、いきなりレンガブロックに飛び上がったり、そこから飛び降りたりして動きが読めない。
レンガブロックの上にいるときに、下からたたけば比較的倒しやすい。でも終盤、地上にいるハンマーブロスにその手は使えない。結局わたしは、ワールド8のハンマーブロスのせいで、発売から22年も経っているのに、いまだに「スーパーマリオブラザーズ」のエンディングを見ていない。
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