喜屋武さん、今年こそしっかりしましょうか?:「喜屋武さん、これできますか?」(その6)(1/2 ページ)
新年あけましておめでとうございます。今年もなんとなくダラダラとやっております「喜屋武さん、これできますか?」ですが、今まで以上にいい加減で、どうしたものかと思っている次第です。
喜屋武さん10番勝負――負けたら奴隷
毎度おなじみ、内容も掲載日もぬる〜くお届けする不定期連載「喜屋武さん、これできますか?」の第6回目でございます。新年、明けてしまいました。なにやら昨年末は、喜屋武さんとよく会うなぁーと思っていたら、ゲーム系イベントなどにゲスト出演が多かっただけで、こちらの連載では実に2カ月の放置っぷりをかましておりました。いつの間にやらクリスマスも終わり、あろうことか正月を迎える始末。旧年はお世話になりました。今年もこの惨状を生暖かく見守ってください。
さて、今回は今年最初ということで、慌ててゲーム大会なんてものを開催してみようと思いました。というのは嘘で、本来は年忘れ企画だったのものが、伸びに伸びてこんな体たらくとなりました。コミケが悪い。
企画は、喜屋武さんが日ごろから腕を磨いている自信の5本と、我々編集部が用意する喜屋武さんが苦手と思われる5本のいわゆる10番勝負。サシで勝負し、先に6勝をあげたほうが勝者となり、名誉はもちろんのこと負かした相手を奴隷のようにこき使うという報奨もついてきます。むしろそっちがメインでして、負けたら「なんでも言うことを聞く」権利を与えなくてはならないという、互いに自尊心をかけた戦いとなるわけです。
負けたら確実に喜屋武さんも編集Kも無茶ぶりすることは必至です。絶対に負けられない戦いがここに切って落とされました。相手はもちろん喜屋武さんの天敵、編集Kがお相手いたします。
喜屋武さんが選んだソフトは、「テトリスDS」、「ぷよぷよ!」、「ニュースーパーマリオブラザーズ」、「マリオカートDS」、そして「もじぴったんDS」。どちらかというとパズル系が多い。そして編集Kが選んだのが「大人の常識力トレーニングDS」、「太鼓の達人DS」、「ご当地検定DS」、「つんでツミキス」、「だれでも遊び大全」の5つ。こちらはパーティーゲーム系を重視。しかし、どうもジャンル的に偏っている気もします。
以上、10本を1回こっきりの練習と本番1回で勝負し、どっちがゲームの神様に愛されているかを競います。対決の場は、あえてKにとってはアウェイ、喜屋武さんの事務所を選びました。これは喜屋武さんが場所が悪いとかいう言い逃れをさせないためもありますが、なによりもおひざ元で事務所スタッフの見守る中、けちょんけちょんに完膚なきまでにたたきのめし、面目をつぶしてやるという編集KのSっ気によるところが大きい。
まずは喜屋武さんが自信を持つ「テトリスDS」で様子を見てみようと、さっそく練習試合をとニンテンドーDSの電源を入れる。編集Kがホストなり、対決のはじまりとなる……はずでした。
「あれ〜?」
なにやら気が抜けた声が事務所に響く。その後、なにやら喜屋武さんが小さくなって電源のオンオフを繰り返す姿が……ま、まさか……。
「あ、あの……、え、ACアダプラーって持ってますか?」
待てやこらー! 充電してこなかったのかよ。しかもラーってなんだよ。バカな子みたいになってるし。ここで、用意がいい気の利いた編集者ならかっこよくACアダプターを取り出して「使ってください」とか言って男を上げますよ。でも、この編集Kに至っては、そんな喜屋武さんへの配慮などございません。バファ○ンだって半分は優しさでできているのに、この男にはやさしさ成分は含まれていない様子。「ないっすね」とバッサリ切り捨て、そのうえで「じゃあ、不戦勝で」とのたまう始末。
慌てて事務所中のニンテンドーDSユーザーがACアダプターを持っていないかを探しに行くマネージャー氏。しかし、結果は残念なことに。うっかりな喜屋武さんは、消え入りそうなほど小さく部屋のスミでヒザを抱えている。なにやらブツブツと「動け……動いてよ……」と死んだような目でうわごとを繰り返しているし。どうやら喜屋武さんは“ハプニングの神様”に愛されていたらしい。
というわけで、いきなり今回の企画は根底からひっくり返りました。喜屋武さん10番勝負、改め「喜屋武さん、これできますか? 大反省会」をお送りします。ただのグチの応酬と責任転嫁の化かし合いでございます。もう、正月から相変わらずぬるいんだから……。
きゃんち大・失・敗!!
ええ、ええ。そうですとも。やっちゃいました。
ニンテンドーDSの充電し忘れ。
「動け、動け、動け、動いてよ……今動かなきゃ、今やらなきゃ……」とシンジのように叫んでみたところで、DS暴走には至らず。おかげでK氏とのゲーム対決は一戦もできず! まさかの不戦敗に終わったのでした。
最近、数々のやらかしで世間を賑わす喜屋武さんですが、まさかお仕事でまでやらかすとはね。
そういえばね、つい先日もやっちゃったんだよね。電車で新宿から成城学園前の駅に行きたかったんだけど、快速に乗ってしまったおかげで、目的地を見事に通り過ぎました。気づいたら新百合ヶ丘。ええと、新百合ヶ丘は目的とする成城学園の9コも先の駅です。それなのに、私は途中「そうか、成城学園前までは川も越えるのか。なんだかのんびりとした場所でいいなぁ」というのんきさ! とっくに過ぎてますから!
結局乗り過ごしに気づいたのは新百合ヶ丘についてからでした。というか、新宿から快速に乗ると、途中は下北沢にしか止まらないから、遅くとも下北沢までに気づかなくてはいけなかった。
ああ、どうしてきゃんちはこうなんでしょう。まともに電車も乗れなくて、今後一体どうすればいいのでしょうか。
K氏にはぜひ、ワタシが電車に上手に乗れるようになったり、忘れ物をしなくなったり、あるいは物忘れもなくなったり。そういうようなゲームを企画に組み込んでいただきたいものです。
というわけで、今回不本意ながらゲーム対決では敗北ということに。K氏の「負けた方が勝った方の言うことを聞く」という理不尽な罰ゲームも甘んじて受けようと思います。
それか、あれですね。今回はわが事務所に来ていただく、事務所訪問ツアー企画だった。ということにしてしまえば、目的は果たされたことになるわけです。
3年くらい前にお引越しをしたわが事務所。かなりキレイになっていますからね。以前小さなビルを借りていた頃とは大違いです。ちゃんと訪問者の方に入っていただける部屋が3つもあるんですから!
……わざわざ来ていただいたのに。
K氏、ごめんなさい。
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