喜屋武さん、今年こそしっかりしましょうか？：「喜屋武さん、これできますか？」（その6）（2/2 ページ）

新年あけましておめでとうございます。今年もなんとなくダラダラとやっております「喜屋武さん、これできますか？」ですが、今まで以上にいい加減で、どうしたものかと思っている次第です。

[喜屋武ちあき／ITmedia +D Games，ITmedia]

喜屋武さん、これ方向性はどうですか？

対談しているフリをする喜屋武さんと、それをまじめに書き写しているフリをする編集Kの化かし合いの図

　当初は所在なげにコンパクトにまとまっていた喜屋武さんでしたが、いつものとおり編集Kとの丁々発止で、冒頭5行目くらいからケンカ腰に（イメージです）。ま、いつものとおりです。ちなみに、事務所訪問ツアーなんてお茶を濁す気はありません。

――　さて、やることがいきなり頓挫したので、（正月過ぎましたが）昨年を振り返ってみます。もう、緊急処置のなにものでもない。喜屋武さん、どうでしたか？　

喜屋武　どうでしたかって……唐突ですね。投げやりになってます？

――　やりを投げる気にもなりません。

喜屋武　（カチン）でも、楽しかったですよ。

――　（カチン）でも？

喜屋武　いやいや。今までにない形でしたし、こういう（ぬるい）感じのコーナーになるとは思っていませんでした。なので毎回楽しいですよ。ま、苦しいですなんて到底言えないんですけどね。

――　苦しいってか。

喜屋武　まさか。どんどんやってもらいたいくらいですから。

――　喜屋武さんはマゾっ気ありと（メモメモ）。

喜屋武　のんびりした企画ですよね。

――　毎回その場しのぎですからね。

喜屋武　それがいいんですけどね。普通なら何か仕込んでいたりするじゃないですか。最初の頃はそんな雰囲気も感じられましたけど、最近の脱力っぷりといったらもう。

――　仕込んだほうがいいですか？

喜屋武　やめてください。Kさん仕込んだらろくな事考えないから。

――　そうですか？　ま、仕込んだところで、大体今回みたいなことが起きるじゃないですか。

喜屋武　す、すいません。

――　では、なにか思い出に残っている取材はありましたか？

喜屋武　着ぐるみの人が出てきたやつ。パンダの人は強烈でしたね。ゲームではやはり最初のマナーのが思い出深いです。その時はすごい雨だったんですよね。

――　ええ、おかげでいきなり初っぱなから遅刻でしたね。

喜屋武　ち。やぶへびだ。

――　なんですか？

喜屋武　なにも。でも今日も雨だし、この企画の取材日って比較的、雨の確率高いですよね。

――　雨女っすか？

喜屋武　まさか。あ、でも腐女子シスターズのライブも8割がた雨ですね。

――　完全に喜屋武さんが原因ですよ。

喜屋武　Kさんが雨男なんじゃないですか？

――　僕は晴れ男ですから。

喜屋武　じゃあ力不足ってことですね。

――　腐ってもIT系ですよ？　迷信なんてチャンチャラおかしいですよ。

喜屋武　あんたが言い出したことでしょうに。あれですよ。プラスとプラスが合わさって、マイナスになったみたいな？

――　……？　なりませんね。マイナスに。算数からやりなおしましょうか。

喜屋武　例え話でしょうが。

　この後、約5分ほどどうでもいい口ケンカが続きます。

――　では仕切り直しまして、昨年はどんなゲームをやりましたか？

喜屋武　「逆転裁判4」とか「Halo 3」とかはやり込みましたね。今でもやってます。Haloは芸能人の友達とタグ交換して遊んでいるくらいで。

――　そちら系の仕事も多くなりましたよね？

喜屋武　そうですね。ここ半年、確かに立て続けにお仕事させてもらってます。デビュー当時は仕事もそれほどなくて、やることがなかったんですよ。時間だけはあったので、そのおかげでネットゲームをやるようになりました。その時期は、自分の方向性に迷っていた時期でもあったんですよ。まだ、自分がオタクともカミングアウトしてなかったし。自分にどういうウリがあるかも分からずにただ、「ラグナログオンライン」やってました（笑）。廃人一歩手前ですよ。それがあって今があるわけですけどね。

――　なんか、普通のインタビューっぽくなってきましたね。今年はどんな感じでいきましょうか？

喜屋武　今のままでいいんじゃないですか。

――　それだとこの話も終わっちゃうじゃないですか。あくまでも反省ありきの今度に生かす議題ですからね？

喜屋武　じゃあ、どっか行きたいですね。旅行とか。

――　うん、それは勝手に行ってください。それに、そんな遠くに行けませんから。

喜屋武　でも、どこかゲームの聖地とかに巡礼とか行きたいですね。

――　あぁ、いわゆるロケ地巡りとかですか。

喜屋武　都内近郊でもいいですね。山手線沿線でおいしいゴハンどころ巡りとかどうですか？

――　もうゲーム関係なくなってるし。それはよそ様がやってくれると思いますけど。

喜屋武　山手線全駅降りたことあります？　ワタシはないんですよ。

――　で、全部降りたいと。

喜屋武　ええ。

――　Suicaとか購入して1人で頑張ってください。

喜屋武　じゃあ、どこか面白いところ行きましょう。ゲーム関係の。

――　いいじゃないですか。

喜屋武　ネオロマ系のステージイベントがあるんですけど、それ見に行きません？

――　気分的には遠慮したいのですが……。

喜屋武　なんでですか。

――　だって、ほら、周囲大体は女性ばかりですよね？　で、男性の声優さんとかしか出てこないんですよね？　黄色い声とかが飛び交って。

喜屋武　だからいいんじゃないですか。

――　だから遠慮したいんです。

喜屋武　編集者のくせに食わず嫌いなんですね。

――　おいしいゴハンどころ巡りとは違いますから。

喜屋武　えぇー、ペンライトとか一緒に振りましょうよぉ。

――　いやいやいや。それはそれで浮きますって。

喜屋武　最近、イベントに限らずステージパフォーマンスの勉強も兼ねて見に行くようにしているんです。

――　なるほど。

喜屋武　なので、コミケとかどうですか？

――　うん、関心して損したね。

喜屋武　これは趣味です。

――　昨年の冬は行かれたんですか？

喜屋武　31日のみ行きました。何年か前に朝から並んでかなり痛い目にあってはいるんですけどね。やはり、避けては通れないかと。冬はね、ナメてると痛い目にあうんです。隣、海でしょ。もう寒くて。雨が雪に変わったりしたら、死者出てもおかしくないですからね。命かかってるわけです。あの時はひどかったなあ。遠目から見るとなんかペンギンの越冬みたいに見えたと思うんですよ。

――　ここ数分で一番の真剣さですね。

喜屋武　並びますか？　今度、始発から。

――　それもご遠慮したい。

喜屋武　一緒に並んでくれるなら始発から付き合いますよ？

――　やだよ。

喜屋武　並んでみればいいじゃないですか。

――　じゃあ喜屋武さん本当に朝から並びますか？

喜屋武　なんでワタシが？

――　始発から付き合うって言ったじゃないですか。

喜屋武　やですよ。ワタシはゆっくり焦らずがモットーです。

――　喜屋武さん、今日の不戦勝の「なんでもいうことを聞く」決まりました。寒風吹きすさぶ有明に朝から行ってください。そして戦ってきてください。1人で。戦利品はもちろんのこと、ちゃんと現場の証拠写真は押さえて来てくださいね。

喜屋武　でも次回は夏ですから温かいですよ？

――　むきー！

　ここでまた中断。おいしいゴハンどころ巡りの話も再燃し、事態は収拾不可能に。改めて勝負うんぬん関係なしにゲーム対決をすることを誓いあうことに。

――　じゃあ最後に、今年はどんな年にしたいですか？

喜屋武　ゲームを作る年にしたいですね。どこか作らせてくれるところ、ないですかね。企画脚本というのをですね、やってみたいんですよ。昔から。とはいえ、ゲーム開発は素人なので、やはり最初は作りやすいパズル系がいいと思うんですよね。

――　やけに現実的な妄想ですね。

喜屋武　開発費も安く済むし、それほどリスクは伴わないと思うし。もちろん、ゆくゆくはRPGにも関わりたいんですよ。

――　そ、そうですか……（勢いに押される）。

喜屋武　ワタシ、書くことはずっとやっていきたいんです。

――　小説とか？

喜屋武　書いてみればと勧められるんですが、なかなか筆が乗らないというか。例えばどこかに出すためのサンプルとかもないので、来年は実際にコツコツと書いてみようかなと思っています。

――　じゃあコツコツ、ここのページも書いてくださいよ。

喜屋武　なかなか筆が乗らなくて。

――　おあとがよろし……くない！

喜屋武さん（敗者）の弁――今年の目標

今年もよろしくお願いします

　ええ、はい。ワタシは去年の自分を反省しています。K氏にもたくさん迷惑をかけたし、苦労をかけたし、心労もかなりのものだったんじゃないかと……と言ったところでなーんにも始まらないので、今年のことを考えます。

　そうですね、今年の目標。それはずばり「K氏の裏をかく」こと！　K氏はいつも飄々としているので、K氏がたじたじしちゃうようなことをたくさんやっていきたいと思います。例えば男性はきっと少なからずたじろぐであろう、ネオロマンスイベントとか。ふふふ。そしてしっかり者になって、充電忘れとかのないように……！

　で、K氏の今年の抱負ってどんなものなんだろう？

僕ですか？　もちろん喜屋武さんの裏の裏をかくことですよ（編集K）

　こんなどこまでもゆるい連載ですが、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

• 喜屋武ちあき
• 身長：158センチ
• 血液型：0型
• 趣味：スケート
• 特技：水泳

ゲームとアニメをこよなく愛するタレント。マナーと数字を克服して、女を上げ、さらには自分が何者なのかココロと向き合いました。その後の接待プレイがよくなかったのか、ここにきてまたやりやがった喜屋武さんは、次回、何をするんでしょうか？　編集はいつも無策ですのでいっそのこと募集します。

さて、喜屋武さん。どんな裏をかきますか？