華麗なスマッシュで大乱闘を生き残れ! Wiiの「スマブラ」はボリューム満点:「大乱闘スマッシュブラザーズX」レビュー(4/5 ページ)
ついに出ました。「スマブラ」最新作。シンプルかつ奥深い対戦が好評な任天堂のオールスター総出演タイトルがWiiで登場。マリオやヨッシーやサムスに加えてソニックやスネークもゲスト参戦しちゃいます。ボリューム満点おなかいっぱいになること必至の特盛り大乱闘をどうぞお召し上がれ〜。
黙々とやり込める魅惑の1人用モード どれから極める?
対戦アクションとしてのスマブラは、もはや“鉄板”と言ってもいい出来だが、本作は対戦のみにあらず。前2作(特に「スマブラDX」)にも1人でやり込める要素があったが、本作はその何倍もの1人で遊べる要素が盛り込まれている。
代表的な1人用モードが「亜空の使者」という横スクロールのアクションゲーム。これだけでも1本のゲームにしてもいい、というくらいにボリュームたっぷり。なお、2人でのプレイも可能だ。本作オリジナルのストーリーにオリジナルのザコキャラやボスキャラも用意され、亜空間に飲み込まれる世界を助けるためにマリオたちが活躍するさまが描かれる。
いろんなキャラのサイドストーリーや出会いが描かれる中、さまざまなキャラを動かさなくてはならないので、まんべんなくいろんなキャラに触れられるのもいい。対戦ではお気に入りの何人かしか使わなかったりする人も、ここでは苦手だと思っているキャラでプレイしなくてはならなかったりするわけだ。使ってみると案外強いキャラ、案外面白いキャラなどを発見できるかもしれない。横スクロールのマップもなかなかよく練られている。個人的には中盤に中だるみした感はあるが、最後の方に控えているマップは、かなりやり応えがあり、横スクロールアクション好きとしても満足のいくものだった。
「亜空の使者」をプレイすることで登場する隠しキャラがいたり、ここで手に入るフィギュアやシールなどのコレクションアイテムもあるので、やり込みたい人はとことんプレイしてみよう。なお、このモードでのシールによるキャラ強化もかなり自由度が高く面白い。大乱闘そっちのけでハマってしまう人もいるのではないだろうか。
初代「スマブラ」からあるシンプルモードも健在だ。本作では全11ステージがあり、最後に登場するマスターハンドを倒せば無事にクリアだ。クリア後にも簡単なシューティングができるというお楽しみが用意されているあたり、さすがのサービス精神を感じる。その他にも「これでもかっ」というほどに1人で遊べるモードが詰め込まれている。
競技場ではシリーズファンならおなじみのホームランコンテストや組み手を遊ぶことができる。その他にも本作ならではのオリジナル競技があり、やり込む余地はかなりあると言っていい。また、最大2人で遊べるイベント戦も熱い。さまざまな条件下でのミッションがあり、クリアすればするほどにさらにイベントの数が増えていくので、こちらもボリュームたっぷりだ。
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