「誰もが」、「すぐに」、「面白い」をコンセプトに原点回帰――ガンホープレスカンファレンス(2/3 ページ)
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、「ドデカオンライン」、「覇拳伝」、そして「ラグナロクオンライン」について、プレスカンファレンスを開催した。各タイトル気になる今後の展開は?
格闘ゲームは初心者でも勝つことができる?――「覇拳伝」
続いて登壇したのは「覇拳伝」の制作担当の辻野松二郎氏とマーケティング担当の小野進吾氏。2月27日からのクローズドβテストを目前に、ここではゲーム内容と今後の展開が紹介された。
小野氏はまず、「覇拳伝」がPCオンラインゲーム初のオンライン本格格闘ゲームであることを強調する。プレイヤーは大会を勝ち進み、階級を上げ、タイトルにもなっている「覇拳」を狙うのが目標。
本作はいわゆる“追求型格闘ゲーム”として、テコンドーや太極拳、八極拳、ムエタイ、柔道などの技で大会の頂点を目指すだけでなく、スキル・ステータス調整し技を強化したり、アバターやアイテムでオリジナルキャラクターを制作することができる。もちろん、チャットや観戦などコミュニティー機能も充実している(観戦モードでは、1つのルームに最大16人が接続できるが、今後はもっと多くのプレイヤーが参加できるようにしたいとのこと)。
低スペックPCでも楽しめる格闘ゲームということもあり、本作の操作は方向キーと3つのボタンしか使わない。ただし、レベルアップによって増えていくスキルは、軽く300種類を越える。これらを組み合わせることによって、同じ格闘スタイルでも“ダメージを減らす代わりにスピードアップ”をはかったり、“ダメージを減らす代わりに特殊効果を付与”したりと、その人次第の戦略をキャラクターに反映できるようになっている。これぞ追求型格闘ゲームと言われるゆえんだ。
技は方向キーとボタンの組み合わせによる。大ダメージを与える技はその組み合わせが複雑だったりするのが、格闘ゲームの常といえるが、本作では初心者のために「スキルショートカット」を用意している(カジュアルモード)。難しいコンボもボタンひとつで繰り出すことができるというわけだ。ただし、もっと自分に厳しく戦いたいというプレイヤー向けに、スキルショートカットなどが使用できないものも用意しているとのこと(リアルモード)。大会などは現状、スキルショートカットが使えないが、さまざまなプレイヤーごとに細かく設定し、今後は初心者向けの大会なども展開したいとのこと。
今後は、対戦モードをプレイヤー層別に分け、なんでもありの「カジュアルモード」とすべてが平等のガチ対戦が楽しめる「リアルモード」を確立。キャラクターの格闘スタイルに新しいものを追加していくとしている。正式サービス時には、コレクション要素や戦績、トーナメントの結果をコレクションできるシステムも実装したいと小野氏。3月にはオープンβテストを、4月下旬には正式サービスが開始される。
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