「誰もが」、「すぐに」、「面白い」をコンセプトに原点回帰――ガンホープレスカンファレンス（3/3 ページ）

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、「ドデカオンライン」、「覇拳伝」、そして「ラグナロクオンライン」について、プレスカンファレンスを開催した。各タイトル気になる今後の展開は？

[加藤亘，ITmedia] PC用表示関連情報

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グラビティの子会社化によってさらなる充実を――「ラグナロクオンライン」

左から廣瀬氏、飯野氏、山内氏

　2002年12月にサービスを開始してから5周年を迎えた「ラグナロクオンライン」については、制作担当の廣瀬高志氏とマーケティング担当の飯野平氏が説明に立った。

　まず2008年のアップデート計画について。まず紹介されたのがクエストをクリアすることで行くことができるようになる「名もなき島」について。昼はさびれた無人の島、夜はモンスターが徘徊する、アルナベルツ教国内にある2つの顔を持つ島が「名もなき島」だ。今回のアップデートで、アルナベルツ教国を巡るクエストが終局を迎える。そして、謎の集団「Z団」が登場するとのこと。これらの実装は、3月4日を予定している。

廃れた修道院の奥には、ウェルゼルブブなど悪魔系のモンスターが待ちかまえているという。プリーストを中心とした、高レベル向けのダンジョンのようだ

これに付随して、転生キャラクター限定の武器など高レベル向けとして計42種類の新アイテムが追加している。なお、防具は計22種類、カードは計14種類追加される

スフィンクスダンジョンに経験値的に“おいしい”「アヌビス」が追加モンスターとして登場することになった

　ロシアで先行実装されている「モスコビア」も今年5月頃を目処に登場する予定だ。モスコビアは、ロシアに伝わる逸話をもとにしたクエストで、その逸話に則したマップやモンスターが登場するとのこと。

　さらに「魔王モロク」が復活したことで、都市モロクが崩壊するイベントが7月頃に。同じく7月頃には新攻城戦として「砦」が登場する。砦はシュバルツバルド共和国に5つ、アルナベルツ教国に5つ追加されることになる既存のものとは異なる「砦」には、城門や拠点の追加と、入口をのぞく砦内ワープリンクの撤去が施されている。砦を獲得すると、新たに追加される「神器」と「ギルドダンジョンへの入場権」が入手できるとのこと。

たまり場として利用しているユーザーのために避難所が設けられる

新たな砦が登場

　また、韓国で発表があった3次職についても、着々と開発が進んでいるとのこと。現状（実装時期は未定）としては、2次職からも転生した後の上位2次職からも3次職には転生でき、ともにベースレベル99、転職クエストのクリアが前提となるそうだ。3次職共通のスペックは、ベースレベルが150にアップ、ジョブレベルが最大50に、ステータス最大値が120にアップとなる。2次職から転職した場合は、2次職までのスキルのみ持ち越しが可能。同様に、上位2次職から転職した場合も、それまで取得したスキルを持ち越すことが可能だ。3次職になったあとスキルリセットを行った場合でも、各ルートごとのスキルが出現する。なお、各3次職の名称（予定）は以下のとおり。

「名もなき島」のイメージ

ナイト／ロードナイト→ルーンナイト
プリースト／ハイプリースト→アークビショップ
ウィザード／ハイウィザード→ウォーロック
アサシン／アサシンクロス→ギロチンクロス
ブラックスミス／ホワイトスミス→メカニック
ハンター／スナイパー→レンジャー
クルセイダー／パラディン→ロイヤルガード
モンク／チャンピオン→修羅
セージ／プロフェッサー／ソーサラー
ローグ／チェイサー→ダークチェイサー
アルケミスト／クリエイター→ジェネリック
バード／クラウン、ダンサー／ジプシー→ミンストレル、ワンダラー

左から廣瀬氏、飯野氏、山内氏。ジー・モードの山内一弘氏により「ラグナロクオンラインGAMES」が、2007年6月にNTT DoCoMoが、2008年1月にSoftbank、KDDIと3キャリアでのサービスを実現したと報告。春にはRPG第2弾として「ラグナロクオンラインサーガソードマンと封印の宝剣」が登場する予定とのこと

　飯野氏によると、昨年「ラグナロクオンライン」で大規模な不正対策を実施したことで、相当数のBOTが減少したのだとか。しかし、アカウントハックなどの被害は後を絶たず、セキュリティ対策としてシマンテックとのタイアップを実施するに至ったと報告した。

　2月20日よりガンホーとシマンテック両社のサイトで啓もうページを掲載し、相互に注意を呼びかけ、さらに本作利用券と新アイテムが付いたダウンロードパッケージ「ノートンインターネットセキュリティ 2008」を期間限定で販売するとのこと。発売期間は2月20日から3月31日まで。今後はガンホーの他タイトルにも専用のページを設け、さまざまな角度から啓もう活動を推進していくと紹介した。

　また、全国公認ネットカフェが1700店舗にも拡大したことを受け、2008年度より公認ネットカフェにて「IPスルー」を実施するとしている。「ECO」や「女神転生IMAGIN」で培ったノウハウを生かした形だ。IPスルーの特典は、ラグナロクオンラインに関する4択クイズを行う「ラグナロクオンライン検定」の参加権。200問以上の問題を解答していき、上級問題をクリアするとアイテムが獲得できるというもの。この「ラグナロクオンライン検定」は3月末にスタート予定だ。

　今年夏頃にはワールド統合を含め、アップデートやイベントなど盛りだくさんに予定されている。

「誰もが」、「すぐに」、「面白い」をコンセプトに原点回帰――ガンホープレスカンファレンス（3/3 ページ）

グラビティの子会社化によってさらなる充実を――「ラグナロクオンライン」

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