ファミコン初のRPG「ハイドライド・スペシャル」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)
連載第57回は、「ハイドライド・スペシャル」(東芝EMI)。PCで人気のあった、T&EソフトのアクションRPGをファミコンに移植したもので、実はファミコン初のRPGなのです。ナムコから発売された「ハイドライド3 闇からの訪問者」もあわせて取り上げます。
魔法使いの倒し方
この鍵を持って、2種類のアーマーがいた迷宮に戻り、開けられなかった宝箱を開ける。探していた3つの宝石の1つ、「リング」が入っていた。
この後わたしは、砂漠でサンドウォームと戦って、もう1レベル上げることにした。サンドウォームはすごく強く、何度も何度もやられてはロード、やっつけてはセーブを繰り返す。それでもなんとかレベルアップに成功。
草原で休憩していたら、スライムのかわりに「ハイパー」という名前の、白いローパーが現れた。このハイパーがまた、絶好の経験値稼ぎ要員。あまり強くないし、草原だから体力回復しながら戦えるし。
ここで、墓場に宝箱があることを思い出した。墓場の宝箱から、2つめの宝石・ジュエルをゲット。本来ここはもっと早く来るべき所。うろつくゾンビはさほど強くない上に、倒すと経験値が入る。ゾンビとハイパーをどんどん倒して、あっという間に3レベル上げた。サンドウォームと戦うより簡単だったかも。
砂漠を経由して、川の中に戻る。陸地に上がれる場所はもう1か所あって、そこには魔法使いが2人いる。彼らが最後のフェアリーを捕えているのだが、火の玉を飛ばしてくるので、うかつに近づけない。さらに、やっつけてもやっつけても新しい魔法使いが現れるばかりで、一向にフェアリーは出てこない。
実はこの魔法使いの倒し方が、ファミコン版オリジナルの謎。マニュアルには「こいつは2人いるようだが、実体は1人だぞ」と書かれている。
このヒントから、「1回の魔法で2人同時に倒す」という答えにたどりついたプレイヤーが、果たして何人いただろうか? しかも、画面上の敵全部をやっつけるフラッシュの魔法ではダメで、横に飛んでいくウェーブの魔法を使わなくてはならないのだ。
ドラゴンの倒し方
どうにか頑張って魔法使いを倒すと、3人のフェアリーがそろう。ジムは3人に運ばれて、バラリスの城がある離れ小島へやってきた。
島にはウォータードラゴンがいて、火を吐きながら城の番をしている。ドラゴンはやっつけられないし、城の入口も見当たらない。
この城へ入る方法も、ファミコン版オリジナルの謎。いつもは攻撃に使う魔法を、攻撃以外の用途に使うのだ。入口を出現させ、ドラゴンのすきを狙って城の中へ。ブラックアーマーとスケルトンが攻撃してくる。倒してももう経験値は入らないので、適当にかわしながら先へ進む。意外にも、城の中では体力回復が可能。
城のいちばん奥にある墓石を壊して、外へ出ると景色が一変していた。川の水が干上がっていたのだ。ドラゴンの力の源である水がなくなったことで、ドラゴンを倒せるようになる。
依然ドラゴンの攻撃力はすさまじい。ただし、同じところを往復するだけなので、DEFENDモードで少しずつドラゴンの体力を削り、危なくなったら少し離れて体力を回復させれば勝てる。ドラゴンを倒すと「不死の薬」が手に入る。体力が0になっても、1回だけ復活できるのだ。
また、川底を探索してみると宝箱を発見。ここに最後の宝石・ルビーが隠されていた。
再び城へ入ると、遂にバラリスが出現。ドラゴンと同様、DEFENDモードでダメージを与えていくのがいいが、バラリスはワープしながら火の玉を飛ばしてくるし、ブラックアーマーやスケルトンも襲いかかってくる。ジムの体力が少なくなったら、バラリスのいる部屋を出て、通路で体力を回復させるのが良い。
バラリスを倒せば、アン王女が復活してエンディングとなる。謎の答えさえわかれば、クリアするまでにさほど時間のかかるゲームではない。
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