お帰りなさいませ、お嬢様――「花宵ロマネスク」発売記念イベントで“執事喫茶”初体験
「花宵ロマネスク 愛と哀しみ―それは君のためのマリア」発売を記念して、うわさの“執事喫茶”でイベントが開かれた。執事のもてなしとオリジナルスイーツで、仕事を忘れてしまう……。
マーベラスエンターテイメントは、プレイステーション 2(以下、PS2)ソフト「花宵ロマネスク 愛と哀しみ―それは君のためのマリア」(以下、花宵ロマネスク)の発売を記念して、発売日当日の5月29日に東京・池袋にある執事喫茶「スワロウテイル」にて、一般客を招きお茶会を開催した。
「花宵ロマネスク」は、女性向け携帯サイト「girlswalker.com」にて、12万人の会員を集めた恋愛シュミレーション。今回発売されるPS2版では、プレイヤーキャラクター(桐原珠美)が、明治から続く由緒正しき「月華修学院」の教師となり、代々続く良家「宝生」の男の子たちと出会うことになる。プレイヤーは「花宵ヴィジョン」という特殊能力を駆使して、宝生一族にかけられた「ロゴス」(キーワード)の呪いを見つけ出し、彼らを束縛している個々の「ロゴス」を見極め解き放つことが目的だ。
お茶会の会場となった執事喫茶「スワロウテイル」は、魅力的な男子が執事となって、ていねいにお茶やスイーツをサーブしてくれるという女子としてうれしいお店だ。普段予約制で、なかなか足を踏み入れる機会がなかったのだが、今回ITmedia +D Games代表としてイベントに参加し、念願の執事喫茶に潜入することができた。
会場到着すると、早速執事さんによって「お帰りなさいませ、お嬢様」と迎えられる。執事さんは意外と若者だった。ざっと見て20代の方が多そうだ。これまでこういうもてなしをされたことはないが悪くない(というか、かなりうれしい)……。席に案内されるとそこは非日常。思っていたよりも広い空間で、大きなシャンデリアや西洋調の家具などが置かれている。
悪天候にもかかわらず、会場は一般客とメディアで満席だった。着席するときはもちろんイスを引いてくれる。席に着くと、スワロウテイルで実際に提供される5月31日までの期間限定メニュー「花宵ロマネスク」オリジナルスイーツなるものが振る舞われた。中にバラのゼリーが入ったケーキの周りに、宝生一族5人をイメージしたマカロンやフルーツが並んでいる。試食してみると、甘すぎず大人のスイーツといった感覚だった。
お茶会には、ゲストとして原作者の加藤千穂美さんと、PS2版で神楽ユキノ役を演じる前田愛さんが登場。限定スイーツに舌鼓を打ちながら、2人によるトークショーを聞くことができるという、ファンにとってはとてもぜいたくな時間となった。
トークショーの中で、「1人の中でイメージしていたものが、ゲームになって役者さんの心も入ってとてもうれしい」と、PS2「花宵ロマネスク」が発売された感想を語る加藤さん。PS2ならではの見所として、ボイスレコーディング機能を絶賛していた。「ゲームの中のキャラクターの声が録音できるんですよ。この声もう一度聞きたいというのを繰り返し聞けて。自分が“ドS”なのか“ドM”なのか分かるという(笑)。自分は“ドS”だと思ってたけど、集まったボイスを聞く、結構しかられているものが多かった(笑)」(加藤さん)。
前田さんは「『花宵ヴィジョン』を発動させたときに、ロゴス表示のタイミングが弱中強と表示されて、すごくありがたいなと思いました。もうすぐロゴス来ますよっていうのが分かって親切です」と述べると、加藤さんがすかさず「わたしは、ケータイゲームの方ではロゴスをとれないことで有名な作者です」と言って会場を笑わせた。
キャラクターの中で「親友になるなら」、「彼氏にするなら」、「結婚するなら」誰がいいかというテーマに移ると、「花宵のキャラはみんな自分の子供みたいな感覚があるし、ずっと長くキャラクターとつきあってるから」と2人は少々困惑気味。それでもそれぞれのお気に入りのキャラクターを順に発表していった。「結婚するなら長男はないなー」と加藤さん。最終的に加藤さんは料理が上手ということで宝生桔梗を、前田さんは悪いことをしても謝ってくれそうと宝生菫を結婚相手に選んでいた。
PS2版で新たに加わった攻略キャラクターの桜沢響と宝生蓮太郎についても話は及んだ。また桜沢響が執事ということで、実際に今回執事に会った感想を聞かれると「紅茶から入れてくださるので、恐縮に感じつつも優越感。すごい文化ですね。至れり尽くせりで……」と加藤さん。前田さんは「執事というと勝手なイメージですが、わたしの中で“じいや”というかナイスミドルな感じだったんですけど。お若い方が多くてとてもいいです!」と話していた。
トークショーのほかにも、イベントではスペシャル映像として宝生綾芽役の緑川光さんと、桜沢響役の加瀬康之さんのコメントが流され、緑川さんと加瀬さん、加藤さんと前田さんのサイン色紙が当たる抽選会も行われた。約1時間のお茶会は終始和やかなムードで終了。帰りはもちろん執事さんが「お気を付けて行ってらっしゃいませ」という声で送ってくれた。
「花宵ロマネスク 愛と哀しみ−それは君のためのアリア」 | |
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対応機種 | プレイステーション 2 |
ジャンル | 恋愛アドベンチャー |
CERO | C(15歳以上) |
発売予定日 | 2008年5月29日 |
価格 | 限定版:9240円、通常版:7140円 |
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