キーワードは「世界撲滅」――「『ワールド・デストラクション』プロジェクト」始動:ニンテンドーDS、アニメ、コミックに展開(3/3 ページ)
セガが展開する「『ワールド・デストラクション』プロジェクト」の発表会が開催された。ゲーム、アニメ、コミックなど、さまざまなメディアに展開したプロジェクトとなる。アニメとコミックは7月から開始。ゲームは9月に発売される。PVも掲載。
古谷徹さんなど豪華ゲストも登場
発表会には、各キャラクターの声を担当するゲストも登場した。主人公であるキリエ・イルニスを担当するのは宮野真守さん、ヒロインのモルテ・アーシェラは坂本真綾さん、そしてかわいいクマ、トッピー・トプランは古谷徹さんが演じる。
下里氏によると、自分がはまっていた韓国ドラマがあり、そのときに声を当てていた宮野さんの声にほれて、いつか自分のプロジェクトでお願いしようと思っていたことから、主人公役を務めることになったとか。坂本さんについては、モルテの設定が固まってきた時に開発陣でアンケートを採ったら、ダントツで坂本さんにお願いしようという声が多かったためだそうだ。「偶然ですが、韓国ドラマのヒロインも坂本さんでした(笑)」(下里氏)。
古谷さんが演じるのは、おなじみのアムロなどのヒーローとは違い、クマ。ただしハードボイルドという設定なので、古谷さんの声が真っ先に下里氏の頭に浮かんだのだとか。「一番の心配は古谷さんが受けてくれるかどうか、ということ」と語る下里氏だが、古谷さんは「断ろうかと思っていました(笑)。冗談ですが」と笑わせるが、「役をお受けするかどうかは、その役を自分が生かすことができるのかどうかが大事。感情移入できるかがポイントでしたが、3年くらい前だったら本当に断っていたかもしれません。ルックス的な部分も影響して、ヒーローじゃないと感情移入できないんですよ。でも最近は演じ方1つで、ルックス的にヒーローとかけ離れているキャラでも、ヒーローにすることができるんだ、それが演技の醍醐味(だいごみ)なんじゃないかと思って、ぬいぐるみのクマのようなキャラクターをかっこよく演じて見せてやろうと思い、チャレンジしました」と語る。最初はかわいく演じようと思ったそうだが却下され、「これまで使ったことのないようなトーン」(古谷さん)で演じることになったそうだ。「さすが、古谷徹ならではという“究極のクマキャラ”を演じたい」(古谷さん)。
宮野さんが演じるキリエは、どちらかというとおっとりした感じだとか。宮野さんは「このような大きなプロジェクトに参加できてありがたいと感じる。精一杯キリエと向かい合って運命に立ち向かっていきたい」、また坂本さんは「ゲームの収録は終わっているんですが、アニメについてはこれから。また改めて役柄に向き合っていきたい」と抱負を述べてくれた。
なおゲーム版では、ナジャ・グレフを水嶋ヒロさん、リ・ア=ドラグネールを市川由衣さんが演じる(TVアニメ版ではナジャは小野大輔さん、リ・アは小林ゆうさん)。「今回のプロジェクトでは声優さん以外に、俳優さんも起用しようと考えていた」と下里氏。水嶋さんは「僕でいいのかと思っていた」そうだが、声を気に入ってもらえて選んでもらえたのならうれしいことと思い、引き受けたとのこと。市川さんは「ドラマや映画の時は、目線や体を使った動きで表現するが、声で感情を込めなければならないのが難しかった」そうだ。
なお、ゲームとTVアニメの主題歌は、男女7人組のユニット「AAA(トリプル・エー)」が担当する。アニメのオープニングテーマは「ZERO」(2008年8月発売予定)、ゲームのオープニングテーマは「Crash」(6月18日に発売予定のミニアルバム「CHOICE IS YOURS」に収録)。
最後に、ゲームとアニメーションのPVを掲載するので、「ワールド・デストラクション」の雰囲気を感じていただければと思う。
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