一度ハマるとやめられない「TowerDefense系ゲーム」って知ってますか?:日々是遊戯
迷路上に配置して、迫り来る敵から拠点を守る「TowerDefense系ゲーム」。家庭用ではあまり見かけないジャンルだが、FLASHゲームとしては、現在までに20作品以上がリリースされているという人気ジャンル。あなたは知ってましたか?
FLASHゲームから、家庭用ゲームへ
キュー・ゲームスがプレイステーション 3向けに配信している「PixelJunk Monsters」(ピクセルジャンクモンスターズ)や、スクウェア・エニックスのiモード用アプリ「クリスタル ガーディアンズW1」など、家庭用にも徐々に、いわゆる「Tower Defense(TD)系ゲーム」の波が押し寄せてきた。
「TD系ゲーム」というのは、迷路のようなマップ上を進んでくる敵から、塔や家などの拠点を守り抜くゲームのこと。迷路はクネクネと曲がりくねってはいるもののほぼ一本道で、敵やモンスターはそこを一列になってずんずん進撃してくる。プレイヤー側はこれを、あらかじめ設置しておいた砲台やユニットで迎え撃ち、拠点に到達される前にすべての敵を撃退できればクリアというわけだ。
もともとはPC用ゲーム「Warcraft III」のマップエディタ機能を使って、一部のユーザーが初めた「Tower Defense」という遊びが発祥なのだが、あるときこれをWeb上で遊べるFLASHゲームとして公開した人が現れたのをきっかけに、海外のインターネットユーザーを中心に人気が爆発。たちまち設定やルールをアレンジした“亜種”が多く公開され、ひとつのジャンルとして認知されるに至ったというわけ。こうした“亜種”の中でも、「Desktop Tower Defense」や「Flash Element TD」などは日本のニュースサイトでもしばしば紹介されていたので、遊んだことがある人も多いかもしれない。
FLASHゲームが発祥ということで、これまで家庭用市場ではあまり見かけなかった同ジャンルだが、さすがに世界中で人気を集めただけあって、その面白さはお墨付き。ゲームは自動で進行するため、基本的には開始前の「設置」がすべてなのだが、敵の種類や数に合わせてユニットを使い分けたり、なるべく効率よく攻撃できるよう、曲がり角やU字路に重点的にユニットを置いたりと、なかなか奥深い戦略が楽しめる。砲台を設置したら、あとは信じて見守るしかないドキドキ・ハラハラ感も、ヒットの一因だろう。「PixelJunk Monsters」も「クリスタル ガーディアンズW1」も、無料で遊べる体験版が公開されているので、興味がある人はぜひ遊んでみることをオススメしたい。
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