「AFRIKA」ってなに? が、ある意味正解なサファリライフ
SCEJは8月28日、かねてから謎とされていた(?)PS3対応ソフト「AFRIKA」を発売する。で、アフリカの大地で何するの?
アフリカに行きたくなる
2006年5月に開催された「SCEAプレスカンファレンス」において、雄大なアフリカの自然を背景に、シマウマやキリンが草をはみ、それら草食動物を狙う肉食動物の姿のみが上映されるや、憶測に憶測を呼んだ謎のプレイステーション 3対応タイトル「AFRIKA」がようやくどんなゲームなのかが判明した。
フタを開けてみれば、すでにその答えは初公開の時から分かっていたのかもしれない。いわば本作は、気の向くままアフリカの大地に生きる動物たちの表情を、切り取っていくといった内容だ。それがジャンルを「SAFARI」(サファリ)としているゆえんだろう。
サファリはスワヒリ語で“旅行”のことを表わす。目の前に広がる大地を前に、手段はこだわらず、ただ気の向くまま足の向くまま、心のおもむくままに大自然とそこに暮らす動物たちと出会い、その日の中での特別な“何か”を探すこととも解釈される。自分のスタイルで、自由に大地と触れあうことこそ、サファリであり「AFRIKA」なのだ。
プレイヤーは基本的に、何をしてもかまわない。アフリカの広がる大地を徒歩やクルマで移動し、ただぼんやりそこのありようを眺めているだけでもいい。とはいえ、目的も必要となる。そこで、プレイヤーはフォトグラファーという職業が割り当てられている。依頼にそって、アフリカで暮らす動物たちの表情を撮影し、それで資金を得ることができるのだ。しかし、相手は自然。希望にそった動物に会い、そしてその瞬間を撮影できるとは限らない。プレイヤーはひたすら動物の気分次第に付き合い、決定的瞬間を狙うことになる。だからこそ、これだ! と思える瞬間があれば、プレイヤーは考えるまでもなく写真に撮影し、コレクションしておくことをオススメしておく。
また、「AFRIKA」では、さまざまな視点でアフリカを体験することもできる。各所に定点カメラが設置されており、動物の目線や鳥の視点から大地を見渡すことが可能なのだ。人の存在のない、ありのままの隙だらけの動物の姿を垣間見ることもあるだろう。なお、ありのままの自然ということで、時間経過で刻々とその姿を変えていく。場合によっては夜のサファリも楽しむことができるという。昼とはまったく異なる顔を見せてくれる。
「AFRIKA」 | |
対応機種 | プレイステーション 3 |
ジャンル | SAFARI |
発売予定日 | 2008年8月28日 |
価格(税込) | 5980円 |
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