戦場で生き延びるために――「コールオブデューティ4」編：新米兵士のためのFPS・TPS上達マニュアル（3/3 ページ）

日本でもさまざまなタイトルが発売されるようになってきたFPSやTPS。1人プレイではヒーローになれるけれど、オンラインではただの的……。そんな状況から抜け出したい！　というあなたへ贈る、FPS・TPS未経験者、初心者のための上達マニュアル、連載スタート。

[増山裕樹，ITmedia]

投擲グレネード

　敵を爆風に巻き込んで倒すだけでなく、相手の動きを制限する目的でも使える手榴弾。手榴弾を投げるボタンを押すとまずピンを抜く動作が発生し、それから数秒経つと手榴弾が爆発する。ピンを抜いてからすぐ投げてしまうと、落ちた手榴弾が相手に投げ返されてしまう可能性があるので、ピンを抜いた状態で数秒待ち、目標に届いたあたりで爆発するように調節して投げるのが基本となる。また、壁の反射を利用することによって遮蔽物の奥に手榴弾を投げ入れることもできる。

　手榴弾のほかにも、煙幕弾、閃光弾、スタングレネードもあるので特性を理解したうえで使用したい。また、味方が近くにいる際に、閃光弾やスタングレネードを投げる場合は混乱を防ぐため、事前に通達しておくこと。

ピンを抜いた手榴弾を持ち続けていると爆発し、自分がダメージを受けてしまうので気をつけよう

自分が閃光弾を受けた状態。一定時間、画面が真っ白になり、音も聞こえなくなる

しゃがみ・伏せ

　姿勢を低くする「しゃがみ」や「伏せ」は、移動速度が遅くなる代わりに、射撃時の集弾率を向上させることができる。待ち伏せを行うときや、スナイパーライフルを構えるときには非常に重要な要素となる。また、草木が生えているところや、暗い場所で伏せていると、敵に見つかりにくくなる。姿勢が低くなる分、ゲーム内の当たり判定も小さくなるので、敵と正対した際に「立ち→しゃがみ」を繰り返すのもテクニックのひとつとなる。

隠れる場合、立ちやしゃがみや伏せの状態によって敵に発見される確率が大幅に変わってくるので、状況に応じて使い分けたい

マップの把握

　ゲームマップを覚えることは敵を狙いやすいポイントを知り、敵から狙われづらいポイントや敵と出会いやすいポイント、リロードをするために隠れる場所を知ることで、これは誰もができ、かつ確実にスコアを伸ばす方法となる。オフラインでコントローラーを2つつなぎ、覚えたいマップを延々と歩き続けるのも大事な練習。「このマップが苦手」という場合は、一人でいろいろと研究してみるのもいいだろう。また、オンラインで一緒に遊んでくれる仲間がいる場合は、1vs1で徹底的に練習するのもマップを覚えるためには有用だ。

　自分を撃ってきた相手がどこにいるのか、そこに到達するにはどういうルートがあるのか、あるいは待ち伏せに効果的な場所にはどう到達するのか、また、「この位置はここから撃たれやすい」、「敵はこのルートで進行してくることが多い」などの戦術を身につけておけば、ゲームスコアに歴然とした差が生まれてくる。

マップを把握することによって、敵の行動ルートを予測し、手榴弾などで先制攻撃をしかけることもできる

高いところから狙ったほうが床や窓枠を遮蔽物として使えるので有利。できるだけ相手の位置より高いところから攻撃しよう

レーダーのチェック

　レーダーは自分の周辺の建物や敵を表示する簡易マップで画面左上に表示されている。サイレンサーをつけていない敵が発砲すると、敵の位置はサブマップに表示されるので、敵の位置をレーダーから読み取る癖をつけておきたい。3連続で敵を倒すと使用できる「UAVの要請」は一定時間マップ内の敵位置を表示してくれるので使用できるときは敵の動きに注意しながら動くといい。

レーダーで敵を発見したら、自分も敵から視認できる場所にいる可能性が高いので、迂闊な動きをしないように気をつけよう

5連続キルを達成すると空爆を要請できる。敵がいそうなところを狙って空爆を落とすのが基本だが、味方を爆風にまきこまないように注意

キルカム

　「キルカム」は敵にやられた後に表示される「自分が誰に、どういう形でやられたか」の映像。敵はどの場所から、どの武器で攻撃してきたのか、その際自分はどういう動きをしていたのかを客観的に見ることができる。ゲーム中に自分を客観視する機会はなかなかないので、最初のうちはキルカムをスキップせずに見ておくことをオススメする。

映像をみるだけではなく、敵の「パーク」の設定も見ることができるので、参考にするといい

「キルカム」は敵視点からの映像だけでなく、手榴弾でやられた場合は投げられた手榴弾の視点からの映像が見られる

さらなる上達のために〜次回予告〜

　次回は、Xbox 360、PS3版ともに使用可能な「ボイスチャット」を活用した「チーム戦のコツ」について解説していく。

※「CoD4」の写真はすべてXbox 360版で撮影しています。

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