子供にゃもったいない!? 「東京おもちゃショー」で見つけた“オトナ向け”な玩具たち:日々是遊戯
今回の「東京おもちゃショー」を見てみて感じたのが、意外に“オトナ向け”の玩具が多いということ。今回はそんな「オトナのオモチャ(いかがわしい意味ではなくて)」たちをご紹介。
ストレスにまみれた「大人」にこそ
前回紹介した「室内向けラジコン」もたぶんそうだと思うのだが、特に今年のおもちゃショーで目立ったのが、「オトナ」をターゲットに据えた商品の多さ。「おもちゃ=子供のもの」という図式は、今や過去のものといっていい。
中でも大人向け玩具が充実していたのがセガトイズで、今回はメタボなお父さんや、ダイエット中のお姉さんにぴったりの、ヘッドフォン型ウォーキング&ジョギングナビ「カラダトレーナー」を大々的に出展。以前から、家庭用プラネタリウム「ホームスター」をはじめ、玩具というよりは“大人向けのエンターテイメントグッズ”に力を入れてきた同社だが、今年は特にその傾向が色濃くなっているように感じた。他にも、お風呂場で使える「ホームスター」の新製品や、おもちゃショー直前に発表され話題となった、女性型インタラクティブロボット「エマ」などに人気が集まっていたようだ。
「大人向け」という点では、バンダイブースもなかなかの充実ぶり。特にバンダイは昨年「∞プチプチ」が大ヒットしたのを受けてか、「ムゲンシリーズ」の第3弾「5秒スタジアム」や、“乙女”のための貯金箱「イケメンバンク」、テレビにつないで使えるデジタル顕微鏡「アイクロップス」など、明らかに“子供じゃない層”への訴求に力を入れてきている印象。「∞プチプチ」も「∞エダマメ」もまんまと買わされてしまった身としては、とりあえず「もっとやれ」と申し上げておきたい。
このほか、今年で50周年を迎えたエポック社の「野球盤」をはじめ、懐かしの「スライム」を使った、メガハウスの「ビリビリかぜひきワンコ」や、タカラトミーの「フラワーロック2.0」、バンダイの「タマゴラス」など、往年のヒット商品のリバイバルものも目に付いた。おそらくニンテンドーDSのヒットなども背景にあるのだろうが、今や大人も普通に、ゲームやおもちゃで遊んでいい時代になってきているのかもしれない――と、そんなことをしみじみ感じた今年の「東京おもちゃショー」なのでした。
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