2度の挫折を乗り超えた独身ガルカが見た「FFXI」の素晴らしき世界:感じるヴァナ・ディール(第2回)(2/3 ページ)
ヴァナ・ディールを旅して美しい風景と触れ合うSサイズのガルカのブラリ珍道中。連載第2回目となる今回は手始めに、バージョンアップが引き金となって発生した過去世界の大ピンチの模様をお届けしていく。
ダングルフの涸れ谷でたまった恨み
所属国でのカンパニエバトルをひととおり楽しんだあとは、のんびりとしたヴァナ・ディールの旅を楽しむことにしよう。今回はまず南グスタベルグと隣接しているエリア「ダングルフの涸れ谷」から探訪してみようか。ここは低レベル時にソロでよく経験値稼ぎをした思い出深いエリアで、最近では合成で必要なアイテム「硫黄」を取るためにワーム族を狩っている(硫黄はショップで売っているが価格が高いのだ!)。そういえばまだ「FFXI」をプレイして間もない頃、偶然にも隠し通路を発見して悲惨な目にあったことがある。それは座標の(F-11)にあり、外から見るとただの壁なのだが、通り抜けることができるのだ。初めて隠し通路を見つけた当時はドキドキが収まらず、その先に何があるのか期待に胸を膨らませていたのを覚えている。
通路の先にあったのは「Strange Apparatuses」という名の謎の装置。インフィニティコアとクリアチップなどの通称属性チップと呼ばれる2つのアイテムを、この装置にトレードするとランダムでアイテムがもらえるのだ。しかし、当時はまったく知らなかったので(今もよく分かっていないが……)、謎の装置は謎のまま終わってしまった。
さて、問題はここからだ。隠し通路には下段の通路へと通じる落とし穴がある。行きはこれを避けて通っていたのだが、帰りは落ちてみようと好奇心に身を任せたのがまずかった。穴から落ちた通路には、当時の僕では到底かなわない強さのゴブリン族が徘徊しており、瞬時に襲われ戦闘不能になってしまったのだ。苦い記憶とともに沸々と湧き出すゴブリン族への復讐心。あれから数段の強さを手に入れた僕は迷わず落とし穴に飛び込み、周囲のゴブリン族たちを一掃してやった。駆け出しの冒険者の皆様、くれぐれも落とし穴にはご注意を。
その他のダングルフの涸れ谷の風景
コンシュタット高地でも恨めしい敵と遭遇!
北グスタベルグから北へ抜けると緑が生い茂るコンシュタット高地にたどり着く。ここには蜂族や大羊族など素材集めに適した敵が数多く生息しているので、高レベルの冒険者も足を運ぶことが多い。かくいう僕も、最近は革の合成スキルを上げるために大羊族を狩る日々が続いている。戦闘に夢中になると気付きにくいかもしれないが、地面を見ると小さな花が咲いており、赤や黄色、オレンジなどカラフルな色彩で大地を彩っている。また、特定の場所に立つ木に近づくと小鳥のさえずりが聞こえたり、夜中になると鈴虫のような鳴き声が聞こえたりと、ゲームのBGMの代わりに自然界の生物たちが演奏を奏でてくれるのもコンシュタット高地のいいところだ。
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