2度の挫折を乗り超えた独身ガルカが見た「FFXI」の素晴らしき世界:感じるヴァナ・ディール(第2回)(3/3 ページ)
ヴァナ・ディールを旅して美しい風景と触れ合うSサイズのガルカのブラリ珍道中。連載第2回目となる今回は手始めに、バージョンアップが引き金となって発生した過去世界の大ピンチの模様をお届けしていく。
のんびりと羊狩りを堪能していると、いつの間にか夜になっていた。それでもお構いなしに羊を探していた矢先、通常の羊よりも遥かに巨大な大羊族(雄羊)が目に入った。調べてみるとコイツはNMの「Steelfleece Baldarich」。初めてお目にかかるNMだったのでテンションが急上昇し、「レベル75だから何とか勝てる……!」という油断も相まって、後先考えずに攻撃をしかけた。実際戦ってみると、このNMは頻繁に「マイティストライク」を発動し、デカイくせに攻撃間隔が短い。瞬時に負け戦になることを察した僕は「とんずら」で逃げることを決意(このときメインジョブを戦士、サポートジョブをシーフにしていたのだ)。しかしどれだけ逃げようとも、NMの引き寄せ能力で僕をターゲットから離そうとせず攻撃を繰り返す。その結果、僕は無残にも戦闘不能になり、泣く泣くホームポイントのあるバストゥークへ引き返すことになってしまった。
NMに恐れをなした僕は「もうヤツには近づくまい」と決意し、細々と小さな羊を狩ることに専念するため再びコンシュタット高地へ戻って来た。しかし、どうしても気になる。アイツがいたんじゃ、のんびりと羊狩りもできやしない。「一体どうしたもんか……」と再びNMとの交戦ポイントに行ってみた。すると、僕の気などお構いなしに堂々と歩いているではないか。レベル75なのに、なぜ所属国からほど近いコンシュタット高地でこんなにビクビクしなければならないのだろうと、だんだんと腹が立ってきた。恨めしそうに遠くからNMを睨みつける。するとその視線を感じたのか、再びNMが僕に襲いかかって来たのだ!
「感知範囲がかなり広いな」などと悠長に思っている暇はない。「とんずら」逃避行の再開だ。今度はモーグリキャップの装備が万全だったので何とか戦闘不能にならず逃げられたが、ここで僕の苛立ちはピークに達した。「何としてもコイツを倒す!」そう決意した僕は近くにあった携帯電話を手に取り、おそらく夕飯前であろう友人に電話をかけたのであった。三度の飯よりNMが大好きな友人は僕の要望を快諾してくれ、すぐさまコンシュタット高地へ来てくれた。集った勇士は僕を入れて3名。NMよ、僕と出会ったことを後悔するといい!!
盾役を担ったのはメインジョブがシーフ、サポートジョブが忍者の友人で、もう1人の友人は回復担当の魔道士。そして僕はただひたすら攻撃するだけという、もっとも楽な役回り。最初は3人では少ないのでは……と思ったものの、2人のプレイスキルが最大限に発揮され思いのほか簡単に倒すことができた。このNMを倒すと盾装備の「バイキングシールド」を落とすらしい。残念ながら今回は入手できなかったが、その代りに「狂乱雄羊の角」が手に入り、友人はそれを僕にプレゼントしてくれた。ちなみに、このアイテムとラテーヌ高原に出現する大羊族(雄羊)のNMが落とす「暴走雄羊の角」を揃えれば、バストゥークのクエスト「猛き獣の拳を」をクリアできる。僕はまだこのクエストをクリアしていないので、折角だからラテーヌ平原のNMも退治してみようかと思う。
とにかく友人2人には感謝だ。そしてSteelfleece Baldarichよ、ざまーみろ!
その他のコンシュタット高地の風景
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