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ロトの伝説から天空シリーズへ――「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードII」発表

スクウェア・エニックスは6月28日と29日、「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」感謝祭を秋葉原で開催し、天空シリーズをモチーフとした最新作「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードII」を発表した。

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勇者カイトもアリアハンから駆けつけた王者決定戦開催

「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードII」は、12月に稼働予定。勇者カイトと記念撮影

 スクウェア・エニックスは、「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」の最新作、「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードII」(以下、「II」)の開発を、6月28日〜29日で秋葉原UDX4F UDXギャラリーで開催された感謝祭内で公開した。「II」は、これまでのドラゴンクエストI〜IIIの世界観である“ロトの伝説シリーズ”から、ドラゴンクエストIV〜VIの世界観である“天空シリーズ”へとモチーフを移し、専用筐体からカードまですべて一新する。

 「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード感謝祭」では、公式対戦大会の2代目王者を決める「第2回王者決定戦」(6月28日は小学生大会、6月29日は親子ペア大会)をはじめ、対戦ステージイベントや、現在全国200店舗にて限定展開している乱入対戦台を用意。バトルロードがケータイでも遊べる「ドラゴンクエストバトルロードMOBILE」や、7月17日発売予定のニンテンドーDS版「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」の体験コーナー、ドラゴンクエストグッズの販売コーナーなども設置されていた。

乱入対戦台はお父さんも夢中。子供のために3連勝を目指す

 午前10時の開場から多くの親子連れが訪れた感謝祭では、なんと乱入対戦台がお昼の時点で最長2時間待ちの列ができるほどの盛況ぶり。各日300組600名の抽選に当たった幸運な招待者たちは、3回勝ち抜くと「闇のランプ」ゴールドとノーマルがもらえるとあって、整理券も早々になくなっていた。


日本8地区からの代表者がしのぎを削る。勝負を勇者カイトが見守る

 ステージでは、全国8会場で行われた代表勇者決定戦を勝ち抜いた代表勇者が戦う「第2回王者決定戦」のほか、来場者なら誰でも参加できるシングル対戦とペア対戦、魔界からの使者ダリーに挑戦するコーナーなどが行われた。特に「第2回王者決定戦」では、30日かけてアリアハンからラーミアに乗って駆けつけた勇者カイトや、魔界からの使者・ダリーとチョリーが登場し盛り上げる。

 王者決定戦では、ククルの「みわくのまなざし」かモンスターの持つ「ラリホー」や「あまいいき」で眠らせ、小刻みに攻撃、もしくは「たちはだかる」でゆうきゲージをたまるのをじっと待ち、「とどめの一撃」で勝負を決めるというパターンが横行。最終的には東海・北陸地区代表の「ほったかずひろ」君が栄冠に輝いた。

2代目王者に輝いたかずひろ君の前に、ダリーとチョリーが立ちはだかる。2人は「破壊神シドー」のカードで対決を挑み、かずひろ君はそれを快諾。自慢のデッキで戦うも、さすがはシドー。かずひろ君の旗色が悪くなると、勇者カイトが懐から謎のカードを取り出し、それをスキャンした。謎のカードがスキャンされると、見たこともない演出がモニターに映し出される。会場のどよめきとともに、歴代勇者3人が力を合わせてシドーのHPを大量に削っていく。このカードは、7月より稼働する最終章「ファイナルコレクション」で登場するスペシャルカードの「ロトの紋章」とのこと。シドーを撃破し、勇気の証として「ロトの紋章」がかずひろ君に贈られた

天空シリーズをモチーフにした「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードII」開発明かす

プロデューサーの市村龍太郎氏が、「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードII」を公開

 「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」は、2007年7月に稼働してわずか1年で、約9500万枚のカードを排出する人気のアミューズメント施設向けの対戦カードゲーム。ステージには、プロデューサーの市村龍太郎氏が登壇し、まもなく1周年を迎える本作を支持してくれたファンへの感謝を述べるとともに、現在「第六章 破壊神 シドー」が稼働しているが、7月より最終章にあたる「ファイナルコレクション」の稼働がスタートすることを告げる。


「ファイナルコレクション」では、「大魔王 ゾーマ」が登場する

 「ファイナルコレクション」では、すべての魔王や大魔王はもちろんのこと、隠しボスの「大魔王 ゾーマ」が登場するほか、ダブルスキャンやモンスターがすべて出そろう。スペシャルカードのデザインが変更され、先ほど勇者カイトによって明かされた「ロトの紋章」のほかに、もう1枚新たなスペシャルカードが追加される。また、ロト・スペシャルカード以外ラミネート加工が施される。これらのカードは、「II」でもすべて使用できる。市村氏は「II」の稼働を前に、「ファイナルコレクション」ですべてのカードを集めておいてもらいたいと語る。


「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードII」の筐体は、「天空の剣」と「天空の楯」をイメージしており、ICカード挿入口や、天空の剣が剣先まで見えるなどの前作とは明らかに異なるコンセプトとなっている。

 前述したとおり、天空シリーズをモチーフにした「II」の開発が明らかにされた。「II」では、筐体やカードのデザインが一新され、新規のカードやモンスターが登場。技なども多数追加される。プレイした結果は、専用ICカードへセーブすることが可能になった。稼働時期は12月を予定しており、1プレイ100円(税込)となる。

 会場で公開されたプロモーション映像では、キャラクター同士が戦う謎のシーンも。市村氏はこれについて言及を避けたが、今秋には詳細を発表していきたいと開発が順調であることを強調した。従来のモンスターバトルロードのカードはすべて使用できるが、新たにギガンテスがバイキルトを使用するなど、変更が施されるとのこと。7月の「ファイナルコレクション」でカードを集め、「II」に備えてほしい。


「II」では、すべてがパワーアップ。初めての人でも楽しめる工夫が施されている

7月17日発売予定のニンテンドーDS用RPG「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」の試遊コーナーでは、序盤の「おばけ屋敷」の探索と、中盤のモンスターを仲間にするデータが遊ぶことができた。試遊すると、オリジナルチャームがプレゼント
携帯電話を使って全国のユーザーとカードバトルができる「ドラゴンクエストバトルロードMOBILE」を体験すると、3種類ある「スライムクリーナー」の中からどれか1つが贈られた
会場には「ドラゴンクエスト」グッズが購入できるグッズ販売コーナーも併設。一番人気は会場で先行販売となる「オフィシャルカードファイル(2種類)」とのこと
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