PSP大躍進! メディアクリエイト、2008年上半期のゲーム市場動向を発表:日々是遊戯
メディアクリエイトの発表によると、2008年上半期のゲーム市場は2894億円で、前年比87.80%に留まったとのこと。しかし機種別ではPSPが大躍進を見せ、これまでとは少々変わった様相が見て取れる結果となった。
これが波乱の幕開けとなるか?
テレビゲーム専門の調査会社であるメディアクリエイトは先日、2008年上半期における国内ゲーム市場の動向を発表した。
これによると、2007年12月31日〜2008年6月29日までのハード・ソフト累計販売金額は約2894億円で、2007年上半期の3297億円に対し、前年比で12.2%減の87.80%に留まったとのこと。ソフト・ハード別に見ると、ソフトが1535億円(2841万本)で前年比97.24%、ハードが1359億円(634万台)で前年比79.12%。ソフトは微減――というよりほぼ「前年並み」と言ってしまってもよさそうだが、ハードが大きく前年を割り込んだ形となった。
機種別の動向では、「モンスターハンターポータブル2nd G」の効果か、PSPがハード・ソフトともに大躍進。特にハードは214万台(406億円、前年比186.28%)と前年の2倍近い数字を達成し、ライバルのニンテンドーDSを抑えてトップに躍り出ている。またソフト市場では依然としてDS(1057万本)、Wii(793万本)が強いなか、PSPも475万本(前年比164.86%)と3位につけ、こちらもまずまずの健闘を見せている。PSPは累計販売数でも1000万台が目前とのことで(集計時点では約980万台)、トップを逃げるDSに今後どこまで追いすがれるのか期待したいところだ。
そのほか機種別では、プレイステーション 3もハード前年比111.85%、ソフト前年比297.38%と躍進が目立つ。依然として任天堂の勢いは強いが、ここへきてプレイステーション勢が予想外の追い上げを見せてきており、なかなかに見ごたえのあるデータとなったと言えるのではないだろうか。
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