アタリの創設者が経営する、一風変わったゲームレストラン「uWink」:日々是遊戯
各座席には専用のターミナルが設置されていて、料理を食べながらゲームで遊んだり、他のテーブルと対戦したりすることもできる――。そんな一風変わったレストランがハリウッドにあるらしい。ということで、E3取材のついでに行ってみました。
料理とゲームが一緒に楽しめる
E3取材へ行ったついでに、ハリウッドにある「uWink」というレストランで夕食を食べてきた。
このレストラン、実はアタリの創業者であり、世界最古のビデオゲーム「ポン」の生みの親としても知られるノーラン・ブッシュネル氏が展開しているもの。店内の各テーブルにはタッチスクリーン式の専用ターミナルが設置されていて、ここでメニューの注文はもちろん、無料のミニゲームで遊んだり、店内のお客同士で対戦もできたりするのだそうで、かねてから行ってみるチャンスをうかがっていたのだった。
席に案内されると、さっそくウワサに聞いたターミナルとご対面。店員さんの説明に従い、ユーザー名などの簡単な情報を入力すれば、それで利用準備はOK。あとは画面からそのまま注文もできるし、料理が出てくるのを待つ間、ミニゲームや動画を楽しむこともできるというわけだ。
用意されているミニゲームは、シンプルな落ちモノパズルなどのほか、「ミリオネア」のようなクイズゲームや、互いに描いた絵の内容を交互に当てていくゲームなど、どちらかと言えばカップルやファミリーで一緒に遊べる、オリジナルのパーティゲームのようなものが多め。なるほど、ゲームといっても1人で黙々と遊ぶのではなく、テーブル内のみんなで遊べるようにちゃんと考えてあるらしい。中には架空のデートをしながら質問に答えていき、カップルの相性を診断してくれるゲームもあったが、同行してくれたのが坊主頭の男だったのが悔やまれた。
そうこうしているうちに、どうも店内大会らしきイベントへのお誘いが画面に表示された。さっそく参加してみると、店内のスクリーンに参加ユーザーの名前がずらりと並んだ。おお、どうやら5テーブルでの対抗戦になったらしい。種目は、4つの文字を並べ替えて単語を作っていく「脳トレ」のようなゲーム。よし、これなら英語が分からなくてもなんとかなりそうだ。
――が、最初こそ「『マジックアカデミー』で鍛えた腕前を見せてやるぜ!」と勝つ気まんまんだったのだが、やはりボキャブラリーの差は埋めがたく、上位との差は開いていくばかり。よく見ると日本人らしき参加者の名前もあり、「こ、この人にだけは負けられねぇ!」と勝手な対抗心を燃やすも、最後の最後で逆転され、結果は5人中最下位に終わってしまったのでした。
ボリュームの多さには少々参ったものの、料理も予想以上においしく、「もし日本にあったら友達を誘ってまた行きたいな」というのが正直な感想。もしアメリカへ行く機会があれば、一度訪ねてみてもいいかもしれない。
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