きほんハマる「星のカービィ」:ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(2/3 ページ)
「星のカービィ」は現在まで数多くのシリーズ作品が発売され、任天堂の人気シリーズの1つとなっています。連載第63回は、そんなカービィシリーズの第1弾、1992年に発売された、ゲームボーイ版「星のカービィ」を振り返ってみることにしましょう。
何度でも楽しめる全5ステージ
ステージ2は、お城の中を探検する。出てくる敵にはお化けが多く、中には吸い込めない敵もいる。
途中にあるマイクを吸ってはき出すと、なんとカービィの歌声で敵が全滅する(どんな歌声なんだ)。
ボスのロロロとラララは、HAL研究所のパズルゲーム「エッガーランド」シリーズの主人公、ロロとララをモチーフにしたキャラ。
ステージ3は南の島。島から島へ飛び移るステージだ。敵がビームを撃ってきたり、ヤシの実が落ちてきたりする。天井や床にトゲの生えた洞窟もある。
砲台から放たれる弾を避けながら船の上を進むと、ワープスターでクジラの背中に飛ばされ、吹き上げられた潮に乗って雲の上へ。さつまいもを食べると、カービィの体内にガスがたまって飛行状態になり、空気弾を連続して撃てるようになる。そのまま、ボスのカブーラーとの戦いに突入。ここだけシューティングゲームとなる。
ステージ4の前半は、ステージ3よりさらに足場が少ない雲の上。吸い込めない上に、弾を当てると爆発する敵や、パラソルで下りてくる敵がいる。ブーメランやビームを飛ばしてくる敵も多い。
中ボスのクラッコ(Jr.)を倒すと、オーロラを突き抜けて星空の中へ。相変わらず足場の少ない中を進んでいき、ボスのクラッコとの対戦を迎える。
そしてステージ5でデデデ山に突入。ここはボスステージで、各ステージのボスと戦って勝てば、いよいよデデデ大王との対決だ。
さすがにデデデ大王は強い。倒すには、大王がハンマーを振り下ろしたときや、ジャンプして着地したときに出る星を吸い込んで当てるのだが、大王はほかにも、前に倒れて滑り込んだり、カービィを吸い込んだりもする。その動きは予測がつかない。
そのかわり、デデデ大王に負けた後にコンティニューすると、再開はステージ5の最初からではなく、ほかの4匹のボスを倒した状態から。すぐにデデデ大王と再戦できるのだ。
「星のカービィ」は、当時ありそうであまりなかった、簡単な難易度のアクションゲーム。
携帯型ゲーム機にふさわしく、1回のプレイ時間が適度で、移動中や空き時間に、気軽に遊ぶのに向いている。でも決して単調ではない。個性的かつ多彩なアクションが楽しめる。何といっても、カービィを操作する感覚が気持ちいい。何度クリアしても、またプレイしたくなるゲームだ。
とはいえ全5ステージはちょっと短いかなあ、と思っていたら、「星のカービィ」はここで終わりではなかった。
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