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喜屋武さん、デートしてますか?「喜屋武さん、これできますか?」(その10)(1/2 ページ)

なぜか10回目を迎えることができたということで、ちょっと大盤振る舞いを考えました。でも、タダ喜ばせるだけじゃ面白くない……。何事もリズムとタイミングが大事ってことで喜屋武さん、「jubeat」(ユビート)で試練ですよ。

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続くもんですね、10回目はご褒美を賭けて「jubeat」に挑戦です

まだ元気だった時の喜屋武さん

 喜屋武さん、何事も継続は力です。早いもので(早いのだろうか?)、なんとか10回目を迎えることができました。これもひとえに喜屋武さんの頑張りだと思います。そこで編集部では、ご褒美を用意しました。普段、お仕事で忙しいあなたに、一服の清涼剤(?)、KONAMIが誇るイケメンを取りそろえ、デートをしていただこうというものです。

 でも、それじゃあゲーム性がありません。そこで、考えました。こういう色恋ごとは古くからの伝承では何事もタイミングだそうで、ならば現在アーケードで展開している「jubeat」(ユビート)を使ってタイミングがいいのか判断しつつ、楽しくご褒美ゲットというのはいかがでしょう。やはり、何事も障壁を乗り越えてこそ得られる感動があるものです。そもそもタダでやったら面白くないという本音はナイショです。

 さてこの「jubeat」、リズムに合わせて16個のタッチパネルの光った部分をタッチするだけの音楽ゲームで、曲に合わせてタイミングよくタッチすれば得点が加算されていき、1曲終了時点で一定のスコアを取れていればクリアになるというもの。収録曲が「抱いてセニョリータ」や「粉雪」、「負けないで」、「シャナナ☆」など、誰もが聴いたことのあるヒット曲というのも魅力となっている。

 今回、喜屋武さんに取りそろえましたるは、KONAMIで「jubeat」にかかわるスタッフを中心に、マーケティングディレクターの横山英一氏、プランナーの近藤利弘氏、Webクリエイターの猪俣篤氏、そしてプロデューサーの野崎満裕氏とイケメン(?)ばかりに参加していただきました。どなたもいい男。喜屋武さんには彼らと対戦していただき、1人でも勝利したら、その人が用意していたプランに従ってデートしてもらうという趣向です。

 ちなみに、この連載の趣旨ですが、喜屋武さんには何も言わずに、その場で企画説明という、ずいぶんと乱暴でいい加減な感じで進行しております。特に今回のようにご褒美がかかった場合、喜屋武さんは努力家なので練習してこないとも限りません。事実、日頃から音楽ゲームを得意としているだけに油断はできません。そんなわけで、現場に来てから発表とあいなりました。

まだまだおぼつかない感じでボタンを押していましたが……

 まずは横山氏から喜屋武さんへゲーム説明をしてもらい、猪俣氏との練習の時間を与えます。さすがにいきなり勝負をさせるほど鬼ではありません。でも、今回に限っては鬼になってもいいとさえ思っております。なんせ、シャレにならないご褒美があるから。憂慮していたとおり、喜屋武さんはすぐにコツをつかみ、なにやらミスも少なくなってきています。こ、これは危ない……。ちなみに、喜屋武さんに用意されたご褒美は以下のとおり。

  • 横山氏:六本木ヒルズでロマンチックなお散歩デート
  • 近藤氏:ザ・リッツ・カールトン東京最上階でのフレンチデート
  • 猪俣氏:東京ミッドタウンでスイーツデート
  • 野崎氏:神戸で牛肉食べ放題デート

 なんか値段的にやばそうなにおいがするものが混じってます。特に野崎氏の神戸ってなに? どうやら喜屋武さん的には夜からの仕事までは空いているとのことで、神戸に行って帰ってくる時間はあるとのこと(マネージャーさん調べ)。万が一、野崎氏にでも勝とうものなら、どうしてくれようと焦るわけです。ま、フレンチとかもなにげにシャレにならない気もしますが……。

 そんなわけで練習もそこそこに対戦とあいなりました。もちろん、喜屋武さんが全員に勝てば今日1日で、これ全部やってもらいます。がぜん、嫌な汗が止まりません。まずは第1回喜屋武さん選択選手・近藤氏からとの対戦です。選んだ楽曲は、それほど難しくない「抱いてセニョリータ」となりました。

なんかめきめき上達していきます

 近藤氏、実に頼もしくほぼノーミスでボタンを押していきます。当然ですが、どなたにもガチンコでボコボコにしていただくようにお願いをしていますが、この「jubeat」、誰でも簡単にできてしまうゲーム。ある程度リズム感のある人同士だと、それほど大差が開かないのです。ましてや、音楽ゲームに素養がある喜屋武さん相手ですから、気がつけば喜屋武さんもノーミスで押しています。ひぃぃぃ! 

 さて、どうなることやら? では、喜屋武さんどうぞー。

今回も突然呼び出され、KONAMIさんにやってきた私。K氏は一体何をたくらんでいるのやら……。

「喜屋武さん、音楽ゲーム得意ですよね。今日は喜屋武さんの好きなものを用意しました」

KONAMIの音ゲーって言ったら、きゃんちの大好物ですよ! しかも最近ゲームセンターに設置されたばかりのjubeatじゃないですか! 遊ぶのは初めてだー!

でも、K氏が私の好きなものを用意するだなんて、珍しい事もあるものだなぁ。きっと何か企んでいるに違いないと、ちゃんと警戒する私、えらいぞぉ!(説明しよう! K氏は今までにもありとあらゆる方法で、私をピンチに陥れようとしていたのである!)

「今日は、jubeatで対決して、喜屋武さんが勝ったらKONAMIのイケメン社員とデートできます」

えっ? そういえば、今日はしょっぱなから大勢のイケメンにお出迎えしていただいて、ちょっとびっくりしたんだった。恐る恐る振り返ってみると、た、確かにイケメンぞろい! 普段2次元のイケメンしか見ていない私なのに、どうしよう! いきなり3次元なんて、ちょっとハードル高いんじゃないかなぁ。

「いやあ、喜屋武さんは中々男性とデートする機会なんてないだろうと思いまして。ぜひ、出会いの場を作ってあげようと。」

アンタは近所のおせっかいなお見合いおばさんか! と心の中で突っ込みを入れざるをえない。そして、失礼だなK氏。私だってねっ、デートのひとつやふたつやみっつやよっつ……ときめきメモリアルで体験してるわ! デートの印象はいつでもバッチリ好印象よっ。

そんなことを言いながらも、かなり張り切っちゃう私。ち、ちがうもんっ、デートしたいんじゃなくって、ゲームに負けたくないだけだからねっ。勘違いしないでよねっ。

よし! ぇがんばりおんだー!

(と、勢いはよかったのですが……)

全敗……。

まさかの、全敗。

「喜屋武さん、残念でしたね」

あれ、K氏、なんだかうれしそうですね。

「喜屋武さんがもし野崎プロデューサーに勝っちゃってたら、ヤバかったんですよ。ちなみに、デートの内容ですが、カフェでデートが基本で、なんと野崎プロデューサーに勝った場合、神戸の高級レストランで食事だったんですけどねー」

えっっ!? 初耳ですよ!! 私このあと夜からまた仕事がありますけど、神戸行くなんて聞いてないですよ! しかも高級レストラン!? 行きたいっっ。

「ハハハ、僕もこの後仕事あるんで。チケットも取ってなかったし、勝っちゃったらどうしようかと思ってハラハラしました〜」

えー、じゃあ最初から神戸に行く話はナシだったってこと? なんてこったい! 野崎プロデューサーは普段神戸のほうの会社にいて、今回この企画のためにわざわざ来てくださったらしいじゃないですか。それならむしろ、神戸まで行けばいいですよね? ね!? 神戸牛、食べたい!!

「どちらにしても、負けちゃいましたからダメですね」

うう……。K氏! お願いします! もう一度だけ!やらせてください。と、頭を下げてお願いしたにも関わらず、まーたー負−けーたー。

まだだ! まだ終わらんよ! K氏とまだ戦ってなかった! いざ勝負!!

勝った! K氏には勝った!

「僕一度もやってませんからね。当たり前です」

「でも勝ちましたからね! デートですよね! 神戸ですよね!」

「……仕方ないですね。じゃあちょっと用意していただくので、喜屋武さんはこの椅子に座って待っててください」

やったー! 神戸!! ワクワク! いい子でお座りしていた私のもとに、イケメン社員さんたちが集まってくださいました。お水を出していただいて、みなさんが椅子に座って……。

「はい、じゃあここからデート開始です。どうぞ!」

……? なんと、これがデート! お誕生日席に座らせていただいて、イケメン社員さんが周りを囲んでくださって、これがデート! うわー、こんなに大勢の男性に見られたら恥ずかしーい! 何話したらいいのか分からなーい! そんなこんなでほとんどおしゃべりもできないままに、デートは終了だぁー、てへっ……ってなんじゃこりゃー!!

ゲーム自体はすっごく楽しかったんだけど、この企画、一体なんだったんだろう。

結局ゲーム対決しただけですよ! いや! ゲームは楽しいんだけど!! なんかっ! なんか違う!! デートって言うからちょっと期待しちゃったよ! 私のピュアな心をもてあそんで! K氏っひどいわっ!

なんとかしてK氏に一泡吹かせてやらなくては。きゃんちは新たな決意をしたのでした。


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