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FPSの対戦プレイを堪能してみたい人にオススメのスタンダードタイトル「アンリアル トーナメント 3」レビュー(1/3 ページ)

世界最高水準のスポーツ系FPS、ついに日本登場。PS3とXbox 360で同時発売された「アンリアル トーナメント 3」のインプレッションをお届け。

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 北米版の発売から待つこと約1年。日本でもついに「アンリアル トーナメント 3」が上陸した。今回発売されたのは、日本語ローカライズが施されたプレイステーション 3版、Xbox 360版と日本語マニュアル付きのPC英語版。本レビューでは、PS3版とXbox 360版についての内容をお届けする。

 日本ではややなじみの薄い「アンリアル トーナメントシリーズ」だがスポーツ系(FPSは大別して、「スポーツ系」と「リアル系」に分けられる。超人的なキャラクターが織りなすアクロバティックでスピーディーな展開、SFテイストな武器が特徴のスポーツ系。ミリタリーテイストな世界観の中に実在の兵器が登場したり、やや人間的な操作感でプレイするものをリアル系という)のFPSとしてQuake、CounterStrikeと並び、世界で多くのプレイヤーに楽しまれている。

 国内ではどちらかというと同社が開発しているゲームエンジン、「Unreal Engine」の名の方が知られている感が強い。「Unreal Engine」を使用しているゲームには、RPG「ロストオデッセイ」、TPS「ストラングルホールド」、FPS「レインボーシックス ベガス」シリーズや、「Gears of War」シリーズ、11月に発売される予定のXbox 360タイトル「ラスト レムナント」などがある。

 ちなみに、「アンリアル」の名を冠したタイトルが家庭用でリリースされるのは、初代Xboxの「Unreal Championship」以来、実に4年半ぶり、家庭用で日本語ローカライズが施されたアンリアルシリーズの発売は今回が初めてとなる。

アンリアルシリーズの独特の世界観は、まさにアメリカンテイスト。過激なセリフも魅力のひとつ

いきなりですが、PS3版とXbox 360版、何が違うの?

 本作は、同日にPS3版とXbox 360版がリリースされた。それぞれの違いは図表の通り。Xbox 360版では、2画面分割での対戦・協力プレイが可能。PS3版では、内蔵HDDにゲームデータをインストールすることができ、ゲームプレイ時の読み込み時間を短くできる。また、PS3版は外部入力機器として、USBマウス・キーボードをつなげられる。キーボードの「W」・「A」・「S」・「D」で移動を、マウスで照準と射撃を操作するプレイスタイルは普段PCでFPSをプレイする人にはうれしい要素になるだろう。

 共通の仕様として、サーバーが他の国とは別になっていること(PS3とXbox 360、PCとのクロスプラットフォーム対戦はできない)が挙げられる。これは、世界のプレイヤーと遊べなくなる反面、日本国内のみとの対戦となるため快適なプレイが行える可能性が高くなる。ただ、圧倒的に母数が限られてしまうため、マッチングが成立しなくなることもしばしば。特に音声、文字チャットが必要不可欠なゲームではないために、快適にゲームがプレイできれば相手国は問わないというところだが、ここはメーカー側にとって難しい判断となるだろう。

 また、ハードディスクへのゲームインストールだが、PS3はデフォルトで対応、Xbox 360は次期アップデートに搭載される予定の新機能「メディアインストール」で既存の全ゲームのインストールが可能になる。ちなみに、北米版PS3では実装されていたMOD(ユーザーが作成したゲームモードや、キャラクター外装など)データは日本版ではサポートしていない。

PS3版Xbox 360版
画面分割プレイなしあり(2名まで)
ゲームインストールあり(約250MB)なし※1
周辺機器接続USBマウス・キーボードなし(純正コントローラーのみ)
追加コンテンツ現状なし現状なし
オンライン対戦サーバー日本専用日本専用
オンライン料金無料※2無料※3
※1 後日のXbox 360本体のシステムアップデートで全ソフトウェアがHDDへのインストール対応予定
※2 別途無料のPLAYSTATION NETWORKへの登録が必要
※3 別途有料のXbox LIVE ゴールドメンバーシップへの登録が必要

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