“あま〜い”クリスマスビジュアルチャット教えます――「ファンタシースターZERO」発売記念クリスマスパーティー(1/2 ページ)
12月25日、セガは発売を記念してニンテンドーDS用ソフト「ファンタシースターZERO」ユーザーを集めてトークショーやゲストを招いた体験プレイを実施した。
今日はクリスマスです
セガはクリスマスの12月25日、ニンテンドーDS用ソフト「ファンタシースターZERO」の発売を記念したクリスマスパーティーを渋谷・Grande Pasela Resortsにて、事前に募集していたユーザーを集めて開催した。イベントでは、プロデューサーの酒井智史氏とディレクターの川端真之氏によるトークショウや、ゲーム好きでも知られるスピードワゴンの小沢一敬さんとグラビアアイドルの松本さゆきさんを招いての、ビジュアルチャットをふんだんに使った体験プレイなども行われた。
「ファンタジースターオンライン」の流れを組むファンタジースターシリーズ最新作「ファンタシースターZERO」は、ひとりで遊ぶストーリーモードと、フル3Dでの最大4人同時協力プレイが可能のワイヤレス通信や、ニンテンドーWi-Fiコネクションにも対応。遠く離れた仲間とともに冒険を楽しむことができる。3つの種族から自分だけのキャラクターを作れるだけでなく、シリーズ伝統のフキダシチャットが“ビジュアルチャット”へと進化しているのが特徴だ。
クリスマスイベントというだけあり、会場はクリスマス仕様に。ユーザー同士が本日発売の「ファンタシースターZERO」でワイワイと遊ぶ中、プロデューサーの酒井智史氏とディレクターの川端真之氏が登場し、トークショーの幕が上った。まず、披露されたのが開発初期のイメージボードからだった。それは、某国民的アニメに触発されたらしい“空から女の子が降ってくる炭坑での様子”が描かれたもので、「ファンタシースターZERO」はまさにここから始まったのだそうだ。幅広い層に受けたいという思惑から描かれたが、実際は変更されている。というかこれ、ジ○リの……あれですね(笑)。
ほかにも街や降下ポッド、ドラゴン(レイバーン)が巣食う渓谷(4人で戦うというイメージ)、宇宙、タコボス、雪山(川端氏は夜での雪原シーンを思い浮かべて発注したと明かす)、花畑といった、あまりお目にかかれない初期設定やイメージボードが公開された。
地下にはハンターズギルドがあるシティや、どこに収納されているのか分からない武器屋や道具屋も紹介。鑑定屋ではこっそりエアボードがあるところに注目してほしいとのこと。グランドキャニオンにかけて命名されたグラーシア渓谷や、これまた尾瀬から命名されたオザット湿原などを引き合いに出し、シリーズの伝統でダジャレで命名されていることも明かされた。エネミーは環境問題に触れていることから、動物からイメージされた造形にしている。
3種族いるキャラクターの初期設定画も公開され、ヒューマン、ニューマン、キャストがどう変ぼうしていったのかを解説。ヒューマンは中世的に、ニューマンは未来的に、キャストはロボットぽく分けることを心がけているそうだ。
開発初期の戦闘画面も公開。DS上で出せる限界を探りつつ、さらに上を目指して「ファンタシースターオンライン」をイメージしたハイグレードな3Dモデリングバージョンも製作されていたと映像が公開された。映像が会場に流れると、「遊びたい!」との声も上がるも、「思い出の中にある『ファンタシースターオンライン』は美しいということです」と、今回のバージョンになったとさらりと流していた。
トークショーでは会場に集まったユーザーからの質疑応答も行われた。ここでざっと紹介するとまず、本作が従来のシリーズタイトルと大きく変更された点について聞かれると2人は、緊急回避とあと2画面でタッチペンに対応しているとボケてみせる。マジメに答えるとビジュアルチャットと戦闘部分だそうだ。
また、本作と「ファンタシースターオンライン」「ファンタシースターポータブル」との関連について聞かれると、言葉を濁しながらもクリア後のクエストを遊んでテキストを読んでもらえば分かると、意味深な発言も飛び出した。
ほかにも、「ファンタシースターオンライン」に登場したレアアイテムが少しではあるが登場することや、なぜかセガの就業状況の質問、応援メッセージも多く寄せられていた。また、当然ともいえる次回作に対する質問には、「できることなら」と意欲を見せてくれた。
なお、「今ゲームをするなら何?」との質問には即答で「ファンタシースターZERO!」と答えていた。入れたかった要素を聞かれるとキャラクターメイクをもっと充実させたかったと酒井氏が、バトルとかチェンジと川端氏が答えていた。
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