みなさんご存じのあのゲームです
つい先日「昔のゲームをむやみにフルHD化してはいけない」という記事を掲載したばかりですが、今度は逆に解像度を下げてみた例です。右の写真、ぱっと見ただけでは何がなんだか分かりませんが、実は「ある超有名アクションゲーム」の1シーンを、わずか8×8個のLEDで再現したもの。さて、この写真だけ見て、なんのゲームか分かった人はいますか?
分からなかった人のために第1ヒント。横に並んだオレンジの丸は「床」、縦に並んだ青丸は「ハシゴ」をそれぞれ表現しています。まだ分からない人には第2ヒント。プレイヤーは再下段にある明るい水色の丸で、赤い丸は障害物……と、ここまで言えばたぶん、カンのいい人はもうお気づきのはず。そう、正解は任天堂の名作「ドンキーコング」でした。
実はこれ、カリフォルニアにあるEvil Mad Science LLCという会社が販売している、8×8ドットカラーLEDゲーム機「Meggy Jr RGB」向けに作られたもの。作者はソフトウェアアーティストのSteve Read氏で、正式なタイトルは「Super Monkey Kong」。作者のサイトでは、実際にMeggy Jr RGB上で起動させている動画も見られますが、動いている様子を見れば、まさしくこれは「ドンキーコング」そのもの。最上段にはしっかりドンキーコング(じゃなくてモンキーコング?)らしきものも待ち受けています。
Steve氏によれば、これまでさまざまな表現方法での移植が試みられてきた「ドンキーコング」ですが、LEDで遊べるのはこれが世界初とのこと。サイトではソースコードも公開されているので、Meggy Jr RGBが手元にある方は、実際にプレイしてみてはいかがでしょうか。
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