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戦闘をより楽しむために、MOスタイルへ進化した「エンジェル戦記」テストプレイリポート(2/2 ページ)

2009年夏のオープンβサービスおよび正式サービスの開始を予定している「エンジェル戦記」を遊んでみました。

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初心者と中上級者が一緒に遊べる、何度でも繰り返し挑戦したくなる

 オンラインゲームでありがちなのが、正式サービス開始から時間がたつと初心者エリアに人が集まらない。レベル差がありすぎて一緒に遊べないといった悩みだ。エンジェル戦記では初心者から上級者まで、同じインスタンスフィールドで交流できる様々な工夫がほどこされている。

 ひとつはAngelLoveOnlineでもおなじみの「機甲」だ。前作での機甲は採集や生産活動を行なうのに必須の乗り物だったが、エンジェル戦記ではほぼすべてのインスタンスフィールド内に機甲が乗り捨て(?)されており、誰でも機甲に乗れば移動速度や防御力がアップする。パーティ内で一番低レベルのプレイヤーに譲るのか、それとも敵を引き付ける前衛クラスが乗り込むのかは戦略次第だが、強力な機甲を使って、レベル差を埋めることが可能というわけだ。個人的には猫や犬型から、メロンにパイナップル、アヒル型まで毎回どんなデザインの機甲が登場するのかが、AngelLoveOnlineのアップデートのお楽しみ要素だっただけに、今回インスタンス内でしか乗れないというのは少々寂しいのだが……。

 もうひとつはエンジェル戦記における採集と生産に深く関わっている。生産クラスというものが存在しない本タイトルでは、誰もが武器や防具といったアイテムの生産を行なえるが、その素材の採集はインスタンスフィールド内でしか行なえない。さらに各種素材の採集ポイントでは一度にわずかな量しか取れないため、ある程度レベルが上がっても素材目当てに繰り返し同じインスタンスに挑戦することになるだろう。

 さらに、エンジェル戦記には倒したボスのグラフィックスとドロップするアイテムを確認できる、「ボスモンスター図鑑」なる物もある。これは全ボスの情報を集めるコレクター要素というだけでなく、同じボスを99回、999回と一定回数倒すことで、与ダメージアップや耐性がつくなどのボーナスも用意されているのだ。レアアイテムを出すボス討伐999回を目指すうちに、いつも会うプレイヤーと友達になる。あるいは採集しながら初心者をリードし、ついでにギルドに誘ってみる、といった自然な交流が図れる点は評価したい。


 この他にも、最大で6匹(アップデート後には10匹)まで呼び出しともに戦えるペットシステム、アイテムの取引がしやすいバザー専用マップ、街中でPvPを楽しむデュエルシステム、ギルドメンバーのログイン率にあわせてギルド経験値がもらえるなど、様々な機能がエンジェル戦記には用意されている。もちろん乗り物やペーパードール(アバター)など、AngelLoveOnlineで好評だったものはそのまま引き継いでいる。

 本作品のターゲット層は前作に比べるとやや高めとの話だが、狩りにいくまで時間をとられないインスタンスフィールド、どのクラスを選んでもそれなりに殲滅力のあるスキルバランス、コンボシステムによるテンポ良い戦闘などを採用したことで、まとまったプレイ時間のとりにくい社会人でも「ちょっとインスタンスを寝る前に1つだけクリア」といった遊び方が可能だろう。

 今後のスケジュールだが5月27日からクローズドβテストを開始。テスター募集は5月11日スタートで人数は1500人と小規模になる予定だ。エンジェル戦記は前作のプレイ経験がなくても楽しめる作品だが、できればAngelLoveOnlineプレイヤーに、普段見慣れたグラフィックスなのにまったく違う新しい遊び方を体験してほしい。



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