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第21鉄 デジタルな汽車旅はいかが? 「A列車で行こう9」でお好みに杉山淳一の +R Style(6/6 ページ)

好きな列車を走らせたい、旅の舞台となる風景を作りたくなった――。そんな願いをかなえてくれるゲーム「A列車で行こう9」が、2010年1月に発売される。シリーズの最新作はどのような汽車旅を楽しませてくれるのだろうか。

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 運用できる編成は最大100本とのこと。これも前作の60本から大幅増となった。ちなみに実際の山手線のE231系電車は52本が配置されているそうだ。この中には定期検査や予備車として走らない編成もあるから、1日の稼働本数は50本以下と思われる。マップが10キロ四方と限られていることから考えれば、100本は必要十分な数かもしれない。限られた資源でいかに利益を追求するか。そこも経営シミュレーションゲームの楽しいところだ。

用地買収が難しい街では地下鉄を開通させよう(左)、SLやまぐち号が行く(右)

 製作発表会では鳥のようにマップを飛びつつ街を眺める機能が紹介されていた。このほかに、前作で好評だった車窓モードも搭載されている。列車とバス、両方の視点を楽しめるという。自分が作った街を、自分の鉄道の列車の窓から眺める。こんなぜいたくな旅がほかにあるだろうか。JR東日本がVIP用団体専用車両として製造したE655系も収録されているとのことなので、これはぜひ、社長専用車として走らせてみたい。

線路の敷設パターンが大きく広がった

 今作から線路の敷設パターンが大きく広がった。カーブは半径によって10種類。ポイントも分岐角度が10種類。渡り線は4種類ずつ。勾配はやや緩やかに。始発駅は終端式ホームを持つ。地上駅や高架駅は対向式ホーム型と島式ホーム型を選択できる。






今回の電車賃

「A列車で行こう9」 1万2390円 Windows XP/VISTA/7 対応 2010年1月29日発売予定


著者プロフィール:杉山淳一


著者近影(2006年5月に閉館した、東京・万世橋の交通博物館にて)

 肉食系鉄道ライター(魚介類が苦手)にして、前世からの鉄道好き。生まれて間もなく、近所を走っていた東急池上線の後をついていったという逸話あり。曰く「いつもそばを走ってたから、あれが親だと思った」

 コンピューター系出版社でゲーム雑誌の広告営業を経験した後、フリーライターとなる。オンライン対戦ゲーム、フリーウェア、PCテクニカルライティングなどデジタル系の記事を専門とし、日本初のEスポーツライターとしてオンライン対戦ゲーム競技を啓蒙する。

 趣味は日本全国の鉄道路線探訪で、現在の路線踏破率は約8割。著書は『もっと知ればさらに面白い鉄道雑学256(リイド社)』『知れば知るほどおもしろい鉄道雑学157(リイド社)』『A列車で行こう8 公式ガイドブック(エンターブレイン)』など。


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