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アリーマー驚異の向上過程「レッドアリーマー 魔界村外伝」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(1/4 ページ)

連載第81回は「レッドアリーマー 魔界村外伝」(カプコン)。「魔界村」でプレイヤーを苦しめた、あのレッドアリーマーが主人公のアクションゲーム。レッドアリーマーはなぜ強いのか? その理由がこのゲームで明かされます!

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課長の宿敵としてもおなじみ

レッドアリーマーにちなんで、真っ赤な紅葉の時期に撮影。さてここはどこでしょう? 答えは記事の後半で

 この連載も80回を超えたが、まだカプコンのゲームをあまり取り上げていないことに気がついた。「ストリートファイターII」1回だけ。「ロックマン」とか「魔界村」とか、ヒットしたゲームは数多くあるのだが、わたしが一向にクリアできないため、取り上げられないままでいるのだ。

 特に「魔界村」は、ステージ1の中ボスのレッドアリーマーにとにかく勝てない。

 プレイステーション 2の「カプコン クラシックス コレクション」に収録されている、アーケード版「魔界村」のレッドアリーマーには勝った。でもファミコン版は難度が上がっているそうで、一度もアリーマーを倒せたことがない。

 ただそんなわたしでも、「魔界村」シリーズで唯一クリアできたゲームがある。それが、今回取り上げる「レッドアリーマー 魔界村外伝」だ。1990年に発売されたゲームボーイ用ソフトで、「魔界村」でわたしが苦しめられたレッドアリーマーが主人公。

 わたしは発売当時にクリアしたが、画面写真を撮影するため、今またプレイしなけりゃならない。20年近く経った今でもクリアできるかどうか、ちょっと不安。ただ、ゲーム中にレッドアリーマーがどんどん強くなっていくので、アクションゲームが苦手な人でも遊びやすいはずだし、それにパスワードでゲームの途中から再開できる。まあ、何とかなるだろう。

ヒゲのオッサンが出てこない魔界村

 突如、魔界に攻め寄せた謎の軍団に、レッドアリーマーが立ち向かう「レッドアリーマー 魔界村外伝」。大きな特徴の1つは、サイドビューのアクションモードだけではなく、RPGモードもあるということ。

 アクションモードのステージ1をクリアすると、見下ろし型の視点に変わる。レッドアリーマーを操作してフィールドを探索し、最初の町へ向かうことになる。

 さらに、ランダムで出現する敵までいる。この敵との戦いはアクションとなるが、かなり強いモンスターが頻繁に出てくるので、レッドアリーマーが倒されてゲームオーバーとなり、フィールドマップのスタート地点に戻されることもよくある。

 このゲームに“経験値”はないが、敵を倒すと“魂”が手に入る。それぞれの町には、“魂”を一定数集めると“闇の力”に交換してくれる場所がある。“闇の力”は要するにレッドアリーマーの残り人数だ。

 また、町には“呪いの言葉”を教えてくれる場所がある。これはパスワードのことで、ゲームを中断しても、後日“呪いの言葉”を聞いたときの状態で再開できる。じっくり時間をかけて、ゲームを攻略していけるのだ。

 中断する気がなくても、“呪いの言葉”はなるべく聞いておいた方がいい。ゲームオーバーになっても、最後に“呪いの言葉”を聞いた場所から再開できるからだ。

レッドアリーマーは、ステージ1「地獄門」を抜けて、修行先から魔界へ戻ってきた
魔界はRPG風のフィールドになっていて、町がいくつかある。もちろん住人は魔物ばっかり
ランダムエンカウントも発生。めちゃくちゃ強い敵が出てきて、“闇の力”を失うこともしばしば

 「レッドアリーマー 魔界村外伝」もう1つの特徴が、独特なアクションだ。レッドアリーマーは、普通のアクションゲームの主人公にはできないことが2つできる。1つは、垂直な壁に足でつかまること。もう1つは、空中で一定時間留まっていられることだ。ほかのゲームにはあまり見られないルートで、ステージを進んでいくのが楽しい。

 ストーリーを進めていくとアイテムが手に入り、それによってレッドアリーマーがどんどん強くなっていく。体力が上がり、攻撃力が上がり、ジャンプできる高さが上がり、ホバリングできる時間が伸びる。

こうやって壁に張り付くことができる。張り付いてジャンプすれば壁を登ることも可能
空中で静止できるので、こんな場所にあるアイテムも難なく取れる

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