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アリーマー驚異の向上過程「レッドアリーマー 魔界村外伝」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(4/4 ページ)

連載第81回は「レッドアリーマー 魔界村外伝」(カプコン)。「魔界村」でプレイヤーを苦しめた、あのレッドアリーマーが主人公のアクションゲーム。レッドアリーマーはなぜ強いのか? その理由がこのゲームで明かされます!

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わたしにも倒せます!(←元ネタが古すぎる)

 またまぐれで谷を越え、今度は慎重にステージ3を進む。ボスをわずか2回のトライで倒してクリアした。ここで新登場、トルネイドという魔法を覚える。これは空中に足場を作れるという便利な魔法で、これを使って帰りはあの谷を楽々越えられた。

 次の難関は、キングパレスという街の中。前作にも出たスカルサタンという敵が現れる。レッドアリーマーにまっすぐ突っ込んでくる上、スピードが速くて耐久力もある。

 救いは、街なかに現れるので、ゲームオーバーになっても再開がしやすいということ。ここでも20回以上ミスをした末にようやくクリア。その後、悪魔のエキスが手に入る。スカルサタンと戦う前にこれがあれば、もっと楽だったのに。

さっきあんなに苦労した谷も、トルネイドを使えばあっさり渡れる
スカルサタンは速い。レッドアリーマーは後ろに弾を撃てないので、こうなるとつらい

 ステージ4をクリアしてまたレベルアップし、ステージ5の入口にいるボスを苦戦しながらも倒し、ステージ5の鏡の迷路を抜けて、レッドアリーマーに化けたドッペルゲンガーを倒す。ナーガの道を抜けて、2人の魔王・ルシフェルとベローナから、クローの魔法と、ジャンプ力を上げる「ヒポグリフの羽」を手に入れる。

 ステージ6は、これまで手に入れた魔法、クロー、トルネイド、バスターを駆使して進んでいく。簡単なステージではないが、今回もナーガの道で“魂”を集めて“闇の力”を最大の9まで増やしたことも奏功して、ボスを倒すことができた。

 そしてすべての能力が上がり、ダークファイアー(今回はファイ「ヤ」ーではない)の魔法を手に入れてステージ7へ。やはり空に留まり続けられることは大きなメリットで、ボスのキングブレーガーを倒してゲームクリア!

 このゲームをクリアできたことに、自分自身がびっくりした。強いボスがメインステージではなく、ステージとステージの間に多かったため、ゲームオーバーになっても再開しやすかったことや、終盤レッドアリーマーが強くなり、厳しいステージでも先へ進めたことが、クリアにつながったんだろう。

ドッペルゲンガーがレッドアリーマーに化けているとき攻撃すると、レッドアリーマーの方がダメージを受ける
「II」でも、ブレーガーの頭の高さに留まってダークファイアーを撃てば、攻略は難しくない

 ちなみにこの「レッドアリーマーII」は、後にゲームボーイに移植されている(タイトルは「魔界村外伝 THE DEMON DARKNESS」)。

 さらにスーパーファミコンで、レッドアリーマーを主役にした「デモンズ・ブレイゾン 魔界村 紋章編」というゲームも発売された。これも取り上げたかったところだが、わたしが見たお店では中古価格に若干プレミアがついていたので、残念ながら入手していない。

レッドに染まるアリーマー

 さて今回は「アリーマー」に掛けて、有馬温泉まで行ってきた。「レッド」だから紅葉の時期に行ってきた。

 ただ、行ったのは今年じゃなくて去年。「アメリカ大統領選挙」の記事を書くため、小浜市に行ってきたついでである。次の年の紅葉の時期に写真を載せようと考えて、1年あたためておいたのだ。だから本当は先月にこのゲームを取り上げたかったのだが、まだゲームをクリアできていなかったので、1カ月遅らせざるを得なかった。

 有馬温泉は、日本書紀や枕草子にも記述されている古湯で、豊臣秀吉が好んだことでも知られる。新開地から神戸電鉄で40分ほどと、大都市から気軽に行ける温泉地でありながら、町屋建築が立ち並ぶ、風情のある景色も見られる。

 お湯は「銀泉」「金泉」の2種類あって、銀泉は透明な炭酸泉・ラドン泉だが、金泉は鉄分を多く含んでいて、お湯が赤い。ということは紅葉がなくても、「レッド」アリーマーと言って差し支えなかったのではないかと。

神戸電鉄の電車には、「ジョイフル有馬」と書かれたヘッドマークがついていた
温泉街の中心に、立ち寄り湯の「金の湯」があり、日帰りで金泉を体験できる。ちなみに「銀の湯」もある
金の湯の近くにある湯本坂では、狭い小路沿いに町屋風の建物が軒を連ねる

 もちろん、ゲームボーイ(ポケット、ライト、カラー、アドバンスでも可)を持っていけば、有馬でも「レッドアリーマー」をプレイできる。どんどん強くなっていくレッドアリーマーを操作するのが楽しくて、ついついキダ・タローさんの曲に合わせて歌ってしまうのだ。

「アリーマー驚異の向上過程」

 おそまつ。

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