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Suara渾身のライブ開催――「Suara Live 2010〜歌始め〜」

Leaf/アクアプラス作品の主題歌などを歌うSuaraさんのライブ「Suara Live 2010〜歌始め〜」が1月2日・3日にO-EASTで開催された。

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 Leaf/アクアプラス作品などの主題歌を多数歌うSuaraさんのライブ「Suara Live 2010〜歌始め〜」が1月2日・3日に開催された。今回は、2日のライブの模様をお送りする。

2009年の代表曲ラッシュでライブがスタート

 薄紫のゆったりとした衣装で登場したSuaraさんは、スタートの「adamant faith」の歌いだしに「みなさんあけましておめでとうございます!」と、多くが“聴始め”であろうファンたちにあいさつする。そのまま「君だけの旅路」「赤い糸」を歌いきってのMCで、このライブのためにマカビンビンを2本飲んできたことを明かす。2010年最初のライブだけあって、いろんな意味で気合十分だ。

Suaraさん

もちろんWHITE ALBUMの楽曲も

 「赤い糸」の後はアニメ「WHITE ALBUM」関連の楽曲が続き、「舞い落ちる雪のように」へ。昨年はアニメ第2期の放送だけではなく、水樹奈々さんが歌う第1期OPテーマ「深愛」がNHK紅白歌合戦で披露されるなど、大きな話題を呼んだWHITE ALBUM。深愛はSuaraさん自身もAnimelo Summer Live 2009で水樹さんとコラボした曲でもあり、作品への思い入れが深いようだ。

 「夢幻の丘」からはアコースティックコーナーが始まり、冬らしくアレンジされた楽曲をしっとりと聴かせる。ステージ中央でスポットライトを浴びるSuaraさんのシルエットが美しく映えて、幻想的な時間が流れた。

 人気ナンバー「星座」のピアノイントロが始まると観客からは「きた!」と息を呑む音が聞こえ、Suaraさんもそれに応えるかのように、声の限り熱唱する。そして、デビュー5周年目に突入しての思いを語った。

ステージに立つ辛さと喜びを激白

 「アルバムを出してライブを繰り返すことで、ここまで来させていただきました。ライブ前はいろんな思いが駆け巡って、落ち込んじゃうことがあるんです。初めてのライブが2006年の10月だったんですけど、今思えば、1st Liveは夢への扉であり、禁断の扉でもあったんだなってすごく思うんですね。何が禁断かっていうと、歌を歌うことで得られる喜びは計り知れないのですが、知らなくてもよかったという思いもあったからです。

 歌を通して感じることは楽しいことと辛いことと表裏一体というか、いつもそんな感じなんですよね。初めてのライブが終わった時、大阪へ帰る車の中でマネージャーさんとお話してたんです。その時の私は成功の喜びだけで、責任感やプレッシャーをまだ感じることなく楽しい気持ちだけだった様子を、マネージャーさんは分かってたんでしょうね。帰りの車の中で、『あなたこれからどうするの? 初めてライブをやってどう思った?』って聞かれたんです。

 私が『すごく楽しかったです!』と答えると、マネージャーさんは『そうじゃなくて、ステージに一度登ってしまったら、自分の意志ではもう二度と下りられないんだよ』って返してきました。当時の私には思いがけない言葉でした。マネージャーさんからそのまま『ずっと続けていく中で、何かと引き換えにしなければならないこともあるよ』と、続けて言われたことを覚えています。

 その時はまだ実感が湧かなかったんですけど、ちょうどその後に自分の人生の大事なターニングポイントがあって、それからはワンマンライブと自分の人生の大事なステップがすごく重なるようになったんです。いつもライブの前にこの壁を越えられるのかという試練があって、歌と真剣に向き合うほど重荷になることがあります。でも、今日みたいに、ドキドキしながらもステージに上がれば、こんなに温かく待っていてくださるみなさんが居る。やっぱり歌を続けていかなきゃという気持ちになります。

 アルバムを作り、ライブをやっていくことをライフワークとして、これからも続けていきます! 歌とともに自分も成長していけるものにしたいんです。私はいつも理想が高く、Suaraはこうでなくてはならない、みたいなできもしない理想を掲げて、歌の本来の良さを引き出さなくてはいけないと思っても、やっぱりできなくてへこんだりしてるんです。でも、その繰り返しで成長していけるように、歌をこれからの人生でも続けていきたいなと、今日改めて思いました」(Suaraさん)

決意新たにライブはクライマックスへ

 Suaraさんがこれからも歌っていく決意を確かなものにし、そして恐らく、その思いに触れた観客たちがこれからもSuaraさんを応援していこうと気持ちを固めたところで、ライブはクライマックスへ。最後の「夢想歌」で一部歌詞が飛んでしまった時には観客たちが一緒に歌ってサポートし、Suaraさんは「みなさん、ありがとう!」と、観客たちの温かい声援に感謝。一緒にライブを形作ることによって会場の一体感がさらに高まったところで、アンコールの始まりだ。


結婚のお祝い&スペシャルゲスト(?)登場というサプライズ

 ツアーTシャツと黒いスカートに衣装をチェンジしたSuaraさんは夕陽色のスポットライトを受けながら「トモシビ」を観客と一緒になって歌い、「Crystal Tears」ではスタッフの粋な計らいにより、事前に純白のサイリウムを配られていた観客&関係者が精いっぱい振って、2009年9月に結婚を発表したSuaraさんをお祝いした。

 ウェディングカラー一色のステージを見渡してSuaraさんが「今日は温かく見守ってくださってありがとうございました。年が明けて早々に、温かな気持ちになりました。今年一年がみなさんにとって素敵な一年になるように、私も歌いながら祈っています。お互いいい年にしましょう!」と締めてライブは終了した。

 終演後、2階でライブを鑑賞していた小山剛志さん柚木涼香さんが1階の観客たちへ「あけましておめでとう! 今年もよろしく!」(小山さん)、「今日は来てくれてありがとう!」(柚木さん)とあいさつするサプライズ。全く鳴り止むことのない“剛志コール”に小山さんが「舞台にも来てくれよ! そろそろ帰っていいかな(笑)」と返すやり取りもあり、最後までSuaraさんを囲むファンの温かさを感じられるイベントの幕が閉じた。

Suara Live 2010〜歌始め〜(1月2日版)
1adamant faith
2君だけの旅路
3赤い糸
4舞い落ちる雪のように
5蕾-blue dreams-
6恋の予感
7夢幻の丘
8春夏秋冬
9キミガタメ
10太陽と月
11水鏡
12花詞
13星座
14天使がみる夢
15フレンズ
16アオイロの空
17Free and Dream
18夢想歌
En1明日へ-空色の手紙-
En2トモシビ
En3Crystal Tears

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