GMO Games再始動――MMORPG「英雄島」2010年春サービス開始
GMO Gamesは、中国で昨年サービスが開始された「英雄島(えいゆうとう)」の日本国内独占提供契約を締結。今春にはサービスを開始すると発表した。
約10億アカウントが支持するゲームが来日
GMO Gamesは、中国国内で約10億アカウントが利用している中国最大手の通信会社TENCENTが提供しているオンラインゲーム「英雄島(えいゆうとう)」の日本国内における独占提供契約を締結。2010年春にサービスを開始すると発表した。
TENCENTは、圧倒的なシェアを誇るメッセンジャーサービス「QQインスタントメッセンジャー」を提供している中国最大のインターネット企業。「英雄島」はその子会社にあたるShenzhen Domain Network Softwareによって開発された2DタイプのMMORPGである。中国では昨年7月にオープンβテストをかいしし、台湾でもサービスを開始している。ほぼ既存のオンラインゲームにある機能をすべて盛り込む圧倒的なコンテンツ量とシステムが特徴で、プレイヤーが最初に選ぶ3つの属性(物理攻撃系/魔法攻撃系/射撃攻撃系)から選べるスキルの組み合わせは約1900パターン存在する。
「英雄島」では、他のゲームと異なり、職業/属性による専用装備という概念がない。属性は「物理攻撃系(戦士)」でも、魔法使いのようにローブを身に着けたり、ガンナーのように銃を持つことができるのだ。これは、直接攻撃が得意でありながら、中距離から銃で攻撃を仕掛けたり、状況に応じて攻撃方法が変えられることを意味している。
戦闘だけではなく、自分の装備を製作する際に必要な資源を探す「採取系」、料理を作る、木を加工する、家具を作るなどの「生活系」のほかにも「土地経営」「ペット」「結婚」「ハウジング」と、一見戦うためのスキルとは無縁と思えるシステムも30以上実装されている。だが、これらは密接にかかわり、料理を作ることができるようになると回復薬の「ポーション」が作れるように、実は戦闘を有利に進めるために必要不可欠な要素となるのだ。
ストーリー
数万年前、世界は大災害にみまわれ、人類は滅亡の危機に瀕していた。
人類はこれを回避するべく自らを補完する術を開発し、世界が安全になるまで眠りにつく事にした。
そして……。
数万年後、人類は目覚めた。青い空と海、人類の目の前には自然が満ち溢れていた。
しかし喜んだのも束の間、人類は些細なきっかけで戦争を起こしてしまう。
争いが機械たちによって仕組まれたものとも知らずに……。
争いはある2人の男の手によって、二分される事となる。
これが現在の「エンパイア」と「ユニオン」である。
1200年経った今も戦争は終わらない。
この戦争に終止符を打つには、敵を滅ぼす他、道はない……。
基本プレイ無料のアイテム課金方式を予定
Heroes Island<英雄島>is Designed and Developed by Shenzen Domain Network Software co., Ltd.
(C)2007-2010 Shenzhen Domain Network Software Co, Ltd. All rights reserved.
Exclusively licensed to and published by GMO Games, Inc in Japan
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