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人々の生活が垣間見れる都市国家とその街並み――「ファイナルファンタジーXIV」(1/2 ページ)

αテストが実施されているスクウェア・エニックスの「FFXIV」の都市国家や街施設の詳細が公開された。

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 スクウェア・エニックスが2010年にサービスを予定しているプレイステーション 3/PC用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」で舞台となるエオルゼアの都市国家と、その都市国家のひとつである海の都リムサ・ロミンサの街並を紹介する。「FFXIV」のβテスターサイトが3月11日にオープンし、現在は定期的にαテストが実施されている。

 舞台となる文明圏エオルゼアは、小大陸アルデナードと周辺の島々に点在する都市国家群からなっている。十二神という宗教観こそ共有するものの、各々主神が異なる都市は、神々の代理戦争という大義名分の下、互いに争いを繰り広げているのが実情だ。そのため、全土を網羅する地図は長らく存在しなかったが、70余年前、ひとりの男が苦難の末、ついにエオルゼア全図を完成させたらしい。その後も多くの旅人によって加筆され、書き写された地図は、冒険者必携の旅の標として現在も用いられている。

地図の確度は歩数に比すと云うが、余が歩みし道程は余りにも少ない
此の図に点を加えんと欲す愚者に十二神の導きあれ
此の図を血に染めんと欲す覇者に十二神の裁きあれ

第六星暦1506年
ロダード・アイアンハート

海の都リムサ・ロミンサ

 内海ロータノ海に浮かぶ島バイルブランド。その南部を領する海洋都市国家。海湾内に点在する無数の小島や岩礁に架けられた鉄橋と白亜の家々が街並を形成する。主な産業は、漁業、造船、鍛冶、そして海運業。「提督」と呼ばれる都市民から選出された領袖の下、強力な海軍を運用。エオルゼア近海の制海権をほぼ手中に収めているが、頻発する海賊事件が玉に瑕。航海の女神リムレーンを守護神として崇める。


砂の都ウルダハ

 小大陸アルデナードの南部、荒涼とした岩石砂漠を領する交易都市国家。高い防壁と内側にひしめく闘技場や遊技場などの興行施設。そして中心部のドーム状の居城によっ

て街の外観が形成される。主な産業は商業と鉱業、そして繊維業。公式には歴史あるウルダハ王朝の女王を元首と仰ぐが、実際は砂蠍(さかつ)衆と呼ばれる六人の街の顔役による寡頭制。二つの面を持つ商売の神ナルザルを守護神として崇め、東西に大礼拝堂がある。


森の都グリダニア

 小大陸アルデナードの東部、うっ蒼とした森林と河川を領する田園都市国家。内部を流れる無数の運河に面して作られた水車と巨大な木造建築物によって街並が形成される。

主な産業は林業と農業、木工業に皮革業。鬼哭隊を始めとする強力なレンジャー部隊が常に森林をパトロールし、都市を護っている。守護神は公的には豊穣の女神ノフィカとされるが、実質上は幼い三人の姉弟の預言者による精霊の神託によって国是が決定される。

リムサ・ロミンサをぶらり旅

 今回は、リムサ・ロミンサの特徴的なランドマークを紹介する。αテストではライティング等が未調整だったため、β版となる今回のスクリーンショットではかなり雰囲気が異なっているのが分かる。今回の素材もあくまでβ版相当で、製品版ではさらに進化するとのこと。その比較もしていただきたい。

こうして比べてみると、その変化は一目瞭然。左がα版、右がβ版

ミズンマスト

 下層に防衛用の射撃孔付きホールで、中層に宿屋や酒場、そして上層には政庁や飛空艇発着場まで備えた総合タワー。その名称は、伝説の建国船ガラディオン号の後方マスト跡に建つことに由来する。


八分儀広場

 航海術を飛躍的に発展させた八分儀の発明者ジョバンニ・ノーノを称えた記念広場。昼はパフォーマンスの場として、夜はロマンチックな場として、いつも多くの冒険者や商人で賑わう憩いの場。


ポラリス灯台

 北極星に代わって船に帰路を示すべく、長い歳月をかけて岩礁に築かれた白亜の灯台。その青白い灯火は、高温で生成した魔物ボムの炎とも、日中秘術で集めた陽光を解き放っているとも噂される。


国際街商通り

 アーケード街の一角を占める輸入品の市場。隣国ウルダハやグリダニア出身の職人向けに、道具や材料を取り扱う店が軒を連ねる。また別の一角には、場代を納めた冒険者たちが自ら作った製品や獲得した戦利品を売買する「刀剣街」や「魚河岸」といった通りもあり、彼らに雇われた従業員(リテイナー)の売り声が飛び交い、活気に満ちている。


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