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プレイアブルタイトルを気ままにつまみ食い! 体験プレイリポートTGS2010

巨大スクリーンに映し出される最新映像やステージで行われる特別イベントも楽しいが、やっぱゲームはプレイしてなんぼ! というわけで体験プレイリポートを集めてみた。完全に筆者の好奇心の赴くままにプレイしたので一貫性はないですが、ご了承ください。

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 TGS2010では、さまざまな新作がプレイアブル出展されている。どれを遊んだらいいか目移りしてしまうくらいだ。そんな目移りしてしまうTGSで、実際に目移りしながらも4本のタイトルをプレイしてきたので、ざざっとリポートしていこう。

 今回プレイしたのは「クロヒョウ 龍が如く新章」、「ロードオブアルカナ」、「マーブル VS カプコン3」の3本だ。メーカーもテイストも全く違う4本ではあるが、シンプルな共通点を見つけた。それは“アクション”であるということ! 筆者のアクション好きが露呈してしまったが、それはまあ、どうでもいい。それでは発売予定日が近い順にお届けすることにしよう。

TGS専用の体験版がプレイできる ――「クロヒョウ 龍が如く新章」

 9月22日発売予定の「クロヒョウ 龍が如く新章」。既にセガ公式サイトから体験版をダウンロードしプレイすることができるので、ファンはもう体験版をプレイ済みかもしれない。しかしファンたちよ、待ってくれ! 今回のTGSでプレイできる体験版は貴方たちのプレイした体験版とはちょっと内容が違うようなのだ。というのも、筆者も体験版をダウンロードした身。「どうせ同じなんでしょ」と思ってやってみたら違ったので「さすがセガ。抜かりないな」と思ってしまった。


タイトル画面にはTGS Ver.の表記が

 ビルの中からスタートするのは一緒。通常の体験版では神室町に出るまでに若干時間がかかったが、TGS版ではかなり短縮されている。そして、いざ神室町に出ると目的地が指定される。もちろん通常も体験版とは違う目的地だ。そこに行くまでの喧嘩アクションもチュートリアル部分が省かれ、すぐに自由に戦えるようになっている。

 目的地に着くと何やらヤバイ雰囲気。九鬼組のヤクザたちが大勢で待ち構えているのだ。危険な空気を察知した主人公・右京龍也はわき目もふらずに逃走開始!バラエティ番組「逃走者」のような緊張感ある逃走劇を楽しむことができる。


PSPで神室町を歩くことができる!

 筆者はプレイしなかったが、TGS版の「クロヒョウ 龍が如く新章」にはマルチプレイに特化した別バージョンもあり、こちらは最大4人での土下座バトルを体験することができる。

 なお、「クロヒョウ 龍が如く新章」の体験版をTGSでプレイするとオリジナル「クロヒョウステッカー」がもらえる。シリーズのファンであれば、発売を目前にテンションを上げるためにも、ぜひぜひプレイしてほしいところだ。



軽快なアクションでモンスターを撃破!――「ロード オブ アルカナ」

 スクウェア・エニックスから発売される期待の新作「ロード オブ アルカナ」は10月14日発売予定。最大4人でプレイできるマルチアクションゲームだ。プレイアブルコーナーではシングルプレイとマルチプレイができるのだが、筆者はシングルプレイをプレイさせてもらった。


多くの来場者がプレイアブルコーナーでじっくりと遊んでいた

 カリヨポルトと呼ばれる村からスタート。ここはクエストを受注したり、武器の生産、アイテムの購入などができるところだ。今回の体験版では武器の生産などはできなかったが、生産のリストは見ることができた。武器の数はザッと見ただけでもかなり豊富で、やり込み度の高さがうかがえた。

 手始めに受けたクエストがチャプター1の「ギルド入会適正試験」。ノウンメローの森を舞台にゴブリンファイターを3匹倒すのが目的というクエストだ。森の中を移動しているとゴブリンファイターらしきモンスターを発見! 近づいて触れるとバトル開始だ。てっきりフィールド画面からそのままシームレスに戦うものだと思っていたのだが、エンカウント方式で、バトル時は改めてバトル用の画面になる。赤いラインで囲まれたエリアの中でプレイヤーキャラとゴブリンファイターの一騎打ちだ。

 攻撃システムは非常にシンプルで、通常攻撃、魔法攻撃、バトルアーツの組み合わせで行う。バトルアーツを発動させてからの攻撃エフェクトが気持ちよくて、つい何度もバトルアーツを発動させてしまった。ゴブリンファイターはおそらく序盤の敵ということで難なく3匹撃破。それぞれから“魔子鬼の骨”や“獣の脂”などのドロップアイテムが手に入る。おそらくこれらを収集して武器やアイテムを生産するのだろう。

 プレイ時間にまだ余裕があったので、2つ目のクエストにチャレンジしてみた。お次はチャプター2の「名もなき冒険者たちの魂」。こちらはスケルトン5匹を倒すことが目的だ。前回のクエストとは打って変わって、今回のフィールドはアブール砂漠。荒涼とした砂漠の全体マップは円周状になっている。

独自のファンタジー世界を堪能することができる

 砂漠を走りスケルトンを見つけては倒す、というプレイの中で、前回のクエストにはなかった要素が見つかった。どういう条件で発動するのかは分からなかったが、“アルカナが活性した”というメッセージとともに赤く光るエリアが出現。そこでスケルトンを倒すと、“サクリファイス”の表示のもと緑色に光る物体が目の前に現れ、スケルトンのコアというアイテムが手に入ったのだ。おそらくこれもプレイを進める上で重要な素材アイテムなのだろう。またスケルトンからは“骨人の骨”というアイテムも手に入った。

 短い体験プレイではあったが、本作の小気味よい戦闘アクションとファンタジックな世界観、やり込めそうな雰囲気を、存分に味わうことができた。

来春発売なのにここまで遊べるとは! ――「MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds」

 カプコンの「MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds」は2D格闘アクションゲーム「MARVEL VS. CAPCOM」シリーズの最新作。2011年春に発売予定だ。」

 「ストリートファイター」シリーズが「ストリートファイターIV」で3D的描写の2Dゲームとして生まれ変わったのと同様、MVC3はキャラのモデリングや演出に3D描写がふんだんに使われており、より迫力のある格闘が楽しめるようになっている。

 そもそも対戦格闘ファン、そして「MARVEL VS. CAPCOM」シリーズファン(「2」がPS3とXbox 360でダウンロード販売されることを知ってむせび泣いた)である筆者なので、日本での初プレイアブル出展のこの機会に、これはやっておかねば!とプレイアブルコーナーに足を運んだのだった。

プレイアブルコーナー中央の巨大電光掲示板では常にアクティブな映像が流れていた

 実際にプレイしてみた「MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds」は、なんていうか、貧困なボキャブラリーで申し訳ないが、「イイネ!」と心から思える出来になっていた。まずビックリなのは、来春発売予定なのに9月の段階でこれだけしっかりと遊べるものができているということ。製品版だと言われても信じるくらいに出し惜しみない印象だ。

来場者はヒーローたちのハイスピードバトルを大いに楽しんでいた

 アイアンマン、ハルクなどを動かしてみたのだが、3D描画による鉄の質感や、筋肉の隆起が躍動感を持って感じられる。「ストリートファイターIV」でも感じたことだが、キャラクターの迫力が旧作とは段違いなのだ。

ド派手な技を決めろ!

 必殺技のエフェクトもよりド派手により華々しくなっている。そして何よりもスピード感! 瞬時に行われるチームメイトとのバトンタッチや、シリーズ特有の爽快な空中コンボ「エリアルレイブ」も見事なまでに健在だ。

 「MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds」は、「ストリートファイターIV」で再び火がついたと言える2D格闘アクション市場に、確実に油を注ぐ存在になるだろう。メラメラと格闘の炎が燃えるのは来年の春だ!

ALT ITmedia Gamezの「東京ゲームショウ2010」特設サイトもご覧ください

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