世界中のサッカーファンが熱狂! FIFA唯一の公認サッカーゲーム「FIFA11」をキミはもう遊んだか!?:「FIFA11」でつながるサッカーライフ(2/3 ページ)
世界中の有名サッカークラブの監督や選手になりきって遊べる、サッカーゲームの最高峰「FIFA 11 ワールドクラスサッカー」をプレイしてみた。
それでは、いざ「FIFA11」に挑戦!
百聞は一見にしかずということで、早速「FIFA11」をプレイしてみることにしよう。
ゲームを起動し、スタートボタンを押すと「アリーナ」と呼ばれる画面が表示され、ピッチ上にはレアル・マドリードに所属するブラジル代表選手のカカがボールを持った状態で現れる。実はこのカカ、プレイヤーがコントローラを使って自由に動かすことができるようになっている。しかもピッチ上には相手ゴールキーパー1人だけしかいないので、思う存分シュートやドリブルの練習ができる。ソフトに添付されたマニュアルを読みつつ、基本となる操作をここでしっかりマスターしておきたい。特に、最低限の知識としてグラウンダー(ゴロ)パス、ロブパス(またはクロス)、スルーパス、シュートの4種類のボタンがあることは覚えておいてもらいたい。
また、「アリーナ」でセレクトボタンを押して練習メニューを表示させることで、フリーキックやコーナーキックのセットプレイをはじめ、味方ゴールキーパーの操作練習などのメニューに切り替えることも可能。操作方法をひととおり覚えたら、スタートボタンを押してタイトル画面に進もう!
タイトル画面に切り替わったら、まずはCPU(コンピュータ)を相手に腕試しができる「エキシビジョン」を選択しよう。スペイン、イングランド、ブラジルなど世界中の有名クラブおよび代表チームが数多く登場するので、サッカー好きであればどれを選ぶのか思わず迷ってしまいそうだ。
使用チームが決まったら、今度は対戦相手のチームを選ぶ。ここでのポイントは、ゲームを初めて遊ぶときはインテルやマンチェスター・ユナイテッドなどといった強豪クラブをいきなり選ばないようにすること。世界の一流選手がズラリと並んだチームが相手だとかなり手強いので、慣れるまではチームの実力を示す星マーク(※5段階評価で星5つが最高ランク)の数が、自分のチームよりも少ない相手を選ぶといい。それでもまだなかなか勝てないという場合は、「スキルレベル」のメニューの中から、ゲームの難易度を最も低い「アマチュア」に設定してからプレイするのがおすすめだ。
チームを選んだら、今度は「チーム編成」を選んでスタメンおよびベンチメンバーを決めよう。各選手の得意ポジションは、名前の横に書いてあるアルファベット表記(※STはストライカー、LWは左ウイングなど)で示されているので、これを参考にして選ぼう。もちろん、メンバーだけでなく、フォーメーションや戦術などの設定も、プレイヤーが自由自在に設定することができる。
すべての設定が完了したら、さあいよいよキックオフ! スタジアムに両チームの選手が入場すると、スタジアムを埋め尽くしたサポーターたちが大声援で迎えてくれる。本物のサッカーと同様にレフェリーに先導された選手たちがピッチ上に整列し、アンセムの演奏とともにお互いの健闘を誓って握手する光景が映し出されてますます気分が盛り上がる。
キックオフ直後、まずは慎重に近くのフリーの味方へショートパスを回しつつ相手の様子をうかがってみよう。相手は積極的にプレスをかけてくるのか、あるいは守備を固めてカウンターアタックを狙ってくるのか、お互いに手の内を探りながら駆け引きするのがとにかく楽しい。ボールを持った味方の選手をしばらくの間動かし続けていると、やがてそれぞれ足の速さやボールコントロールの良し悪しなど、各選手ごとに能力がまったく異なることが手に取るように伝わってくることだろう。画面をさらによ〜く見てみると、どの選手も体格や表情だけでなく、ボールの持ち方や蹴ったときのフォームまでもが、まるで本物のサッカー中継を見ているかのようにそっくりそのまま再現されていることには心底驚かされる。
選手がボールを持っていない、いわゆるオフザボールの状態でも、動き方やポジショニングなどの特徴も実にきめ細かく設定されている。例えばフォワードの場合は、積極的に相手ディフェンスラインの裏に向かって走り込んだり、あるいはピッチの中央にじっと構えてポストプレイをするなどといったように、選手ごとの個性がはっきりと表れる。またボールを持っていない選手が、ときどき「ここにボールを出してくれ!」とジェスチャーで示しながらパスを要求してくることがあるので、ここを狙ってパスを出せばより敵陣を崩しやすくなる。味方の選手が相手の一瞬のスキを突いてマークを外して動き出し、ジェスチャーした瞬間を見逃さずにパスを出せるようになることが上達の近道なのだ。
ほかにも、もう少しで得点というきわどいシュートを放ったときには選手が悔しがったり、味方を鼓舞するリプレイが流れるなど、まるで本物のプロサッカー選手といっしょに試合をしているかのような気分になることも。思わず夢中になってしまう演出が豊富に盛り込まれている。
パスをつないで敵陣に攻め込むのも、タッチライン際をドリブルで突き進むのも戦い方はプレイヤーが自由自在。もちろん、ヒールパスやまたぎフェイントなどの華麗なテクニックも操作スティックの動かし方次第で繰り出すこと可能。テクニックの高い選手であれば、ボールを足の裏でコントロールしながら体を1回転させる「マルセイユルーレット」などの大技も使えるので、これらのドリブルテクニックを駆使して相手を抜き去れば、自分がドリブラータイプのサッカー選手になった気分になれて実に快感だった。
そして蹴ったボールをよく見てみると、蹴り方やタイミングなどの違いによってボールがさまざまな方向に回転したり、途中で軌道が変化することもあることに気付く。これをうまく使えば、日本代表の本田選手がワールドカップで披露したことでもおなじみの、ボールの軌道が不規則に変化するいわゆる「無回転ボール」のようなシュートもゲーム上で実際に打つことだってできてしまうのだからスゴイ!
そして、見事ゴールを決めれば観客が大騒ぎするとともに、実況の西岡アナのシャウトと岡田氏のクールな解説のコメントが流れるので嬉しさがいっそう増してくる。ゴール後の選手のパフォーマンスもこれまた本物ソックリで、ガッツポーズやバク転、飛行機パフォーマンスなどもバッチリ再現されている。また、プレイヤーが設定モードであらかじめ選んでおいたゴールパフォーマンスを自由に使うことができる機能がついているのも、実に心ニクい演出だ。
ゴールが決まったり、あわや得点というきわどい場面が起きた直後にはリプレイ画面に切り替わることがある。リプレイ中はプレイヤーがカメラアングルを自由に変えたり、何回でも繰り返し再生できるようになっていて、なおかつリプレイの動画をデータとして保存することもできてしまう。自分でカッコイイと思ったゴールが決まるたびにどんどんデータをセーブすることによって、お気に入りのゴール集をコレクションしていくのも「FIFA11」ならではの楽しみ方のひとつだ。いかに美しいゴールを決められるかにこだわってプレイすれば、ゲームの腕がどれだけ上達したのかを知るための参考にもなるので、まさに一石二鳥の効果が得られるはず!
選手だけでなく、レフェリーにも個性があるのが「FIFA11」ならではの面白いところ。あるレフェリーはファウルの判定に厳しくてイエローカードでどんどん警告を出すタイプだったり、また別のレフェリーだとなるべく笛を吹かずにゲームを進めようとするなど、判定の基準がそれぞれ微妙に違っている。
よってプレイヤーは、まるで本物のサッカーをしているかのように、レフェリーごとの特徴をつかんだうえで臨機応変にプレイするスキルも求められる場合もあるのだ。しかも「FIFA11」においては、ディフェンス時は相手ボールホルダーに対してどんなタイミングで、あるいはどの向きからスライディングやショルダーチャージを仕掛けたかによって、ファウルの発生する確率が変わったりもする。プロの公式戦と同じように、キックオフ直後には相手のプレイスタイルと同時にレフェリーのクセを見抜くスキルも求められるリアルさは、これまでのサッカーゲームにはない新鮮な楽しみ方を提供してくれているのではないだろうか。
また、ディフェンス時はプレイヤーが直接動かしている選手とは別の味方を呼んで、相手にプレスをかけさせるテクニックも存在する。これをうまく利用すれば、例えば相手ボールホルダーに素早くプレスをかけると見せかけてパスを出させて、別の味方がいるところにボールを蹴らせてインターセプトを狙うなどといったように、相手とのさまざまな駆け引きが楽しめるのも大きな魅力のひとつだ。
今までに数多くのサッカーゲームが世に登場してきたが、ディフェンス側のプレイヤーがボールをなかなか取れなくて体屈したり苦痛を感じてしまう作品が少なからず存在した。だが、こと「FIFA11」に関してはそんな失敗はまったく不要だ。
ハーフタイム中および試合の途中でも、「チーム編成」のメニューを呼び出すことでいつでもフォーメーションや出場メンバーを自由に変更することが可能。勝っているときはディフェンダーの人数を増やし、逆に負けているときは守備の人数を削ってフォワードの数を増やすなどして、チームの監督になったつもりで臨機応変に戦おう。
さらに試合終了間際になると、負けている方のチームがコーナーキックを獲得した場合、なんとゴールキーパーまでもが相手ゴール前に上がってくることもある。思わず「そこまでやるか!」と画面に向かって叫びたくなるようなこだわりの演出の数々は、サッカーファンなら涙が出るほど嬉しくなってしまうことだろう。
突き詰めていけばどこまでも微細に操作できるかと思えば、初心者でもプロとさほど変わらないプレイが再現できる、そのバランスに驚かされる。
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