海外ユーザーの本気が垣間見える、Kinect活用動画7選:日々是遊戯
北米市場を中心に好調なスタートをきったXbox 360の「Kinect」。ユーザーの間ではさっそく解析され、オープンソースのPC用ドライバなども公開されています。
いろいろと夢が広がります
日本でもようやくローンチを迎えた、Xbox 360の「Kinect(キネクト)」。ひと足先に発売された海外では、ユーザーによる解析が早くも進んでおり、非公式ながらPCで動作させるためのドライバなども公開されています。
そんなわけで今回は、YouTubeなどの動画サイトに投稿された、Kinect+PCの活用例でご紹介。物体認識や「マイノリティ・リポート」風インタフェースなど、いずれもかなり未来チックな内容となっています。
1:「マイノリティ・リポート」風インタフェース
両手の位置をカメラで検出し、デスクトップ上に散らばった画像を自由に操作しています。2枚の画像を両手で別々に動かしたり、手を広げて画像をズームしたりと、その様子はまるで映画「マイノリティ・リポート」に出てきた未来型UIにそっくり。これがもっと洗練されれば、Kinectをマウスやキーボードの代わりに使うこともできそうです。
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2:リアルタイム3次元キャプチャー
こちらは通常のカメラと奥行きカメラを活用し、部屋の中をリアルタイムで3次元キャプチャーしている映像。動画の中ほど(0:40あたりから)では、キャプチャした映像を実際にぐるぐる回転させて見せてくれていますが、机の奥に置かれたティーカップの位置まで正確に検出しているのに驚き。奥行きセンサーがどのように映像を認識しているのかがよく分かりますね。
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3:モーションキャプチャ
空間認識ができるのなら、モーションキャプチャも可能なのでは? ――ということで、こちらはKinectでモーションを録画し、アバターにダンスを踊らせている動画。日本で公開されたら、絶対に「アイマス」キャラや「初音ミク」を踊らせる人が出てきそうですね。MikuMikuDanceなどの外部ソフトに対応してくれれば、エンドユーザー向けの安価なモーションキャプチャツールとして普及しそうな予感も……。
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4:物体認識
こちらの動画では、カメラに映った物体をKinectが認識し、「I see a dog(犬を見ています)」といった具合に、何が映っているのかを答えてくれています。もともとプレイヤーの顔を認識し、自動でXbox LIVEアカウントにログインしてくれる機能などもありましたから、それの拡張版といったところでしょうか。Kinectでは奥行きも認識できるため、通常の画像認識よりも精度は高そうですね。
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5:木の棒がライトセーバーに
これは絶対に誰か作ると思ってました。現実世界ではただの木の棒、ところが画面に映すとなんとライトセーバーに! ――という動画。「ブオーン、ブオーン」という音もリアルで、少なくとも画面上ではホンモノのライトセーバーのように見えますね。
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6:手の動きで楽器を演奏
KinectをMIDIコントローラーとして活用しているのがこちらの動画。空中で手を動かすと、その位置を検出してピアノの音が鳴る仕組みになっています。動画を見るかぎりでは、左へ動かすと高音が、右へ動かすと低音が鳴るみたいですね。ただ、実際に楽器として使用するにはもうちょっと調整が必要になりそう。
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7:ギャー! 人間の体がモコモコに
映像処理ライブラリ「Cinder」とKinectを組み合わせて、人間の体をフワフワモコモコな映像に変換してします。仕組みについてはさっぱり分かりませんが、スライダーのようなものでモコモコ度は調整できる模様。2番目の動画では、ヒザに乗ってきた猫までもがフワフワモコモコに……。
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もともと2台のカメラ(うち1台は奥行き検出用の赤外線カメラ)と4台のマイクを内蔵しており、一般的なWebカメラなどと比べてもかなり高機能なKinect。今後ソフトウェア類が充実していけば、安価なモーションキャプチャツールとして、もしくは手軽に使えるマルチタッチインタフェースとしてなど、ゲーム以外にも様々な方面で活用が期待できそうです。
ちなみにドライバ自体はオープンソースで公開されており、Windows以外にLinux用、Mac用なども作成されている模様。興味があれば、自分でKinect用のソフトウェアなどを作ってみても面白そうですね。
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