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3Dなのに2D!? 「スーパーマリオ3Dランド」に宮本茂の自信を見たニンテンドー3DSカンファレンス 2011

「3Dマリオ」シリーズの最新作であり、なおかつ「誰でも気軽に遊べるマリオ」を目指して作られたという「スーパーマリオ3Dランド」。果たしてその仕上がりは?

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 おなじみマリオが立体空間で大冒険を繰り広げる、「スーパーマリオ」シリーズの最新作「スーパーマリオ3Dランド」。カンファレンス後の体験会では、Wiiの「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」と並ぶ人気を集めており、本作に対する注目度の高さをあらためてうかがうことができた。

 ソフトについてはほぼ完成しているようで、今回の体験プレイでは、1人につき8分間という時間制限付きで、ワールド1の序盤を自由にプレイすることが可能となっていた。

「誰でも気軽に遊べる、まったく新しい3Dマリオ」を目指して作られたという本作。注目すべきはやはり、3Dであることをほとんど意識させない、隅々まで配慮の行き届いたステージ構成と視点移動だろう。

 コース自体はもちろん3Dでデザインされているものの、進むルートに沿って自動で最適な視点に切り替わるため、プレイヤー自身が視点を操作する必要は一切なし。場面によっては上から見下ろしたような視点になり、場面によっては横スクロールアクションのような視点になる。これを遊ぶと、なぜ宮本茂氏が3DSに右スライドパッドをつけなかったかがよく分かる。

 また3Dマリオでははじめて「Yダッシュ」が使用できるのも特徴で、操作感としてはむしろ2Dのマリオシリーズに近い印象。細かいアナログ操作が必要な場面もほとんどなく、基本的にはほぼ上下左右の「直角」操作だけで事足りてしまう。立体視のおかげで、クリボーを踏んづけたり、空中に浮かぶブロックを下から叩いたりといった“奥行き感覚”も掴みやすく、とにかく気持ちよくマリオを動かすことができた、というのが印象に残った。

 見た目は3Dなのに、プレイ感覚は2D。「右スティックをあえて付けなかった」宮本茂氏の自信が、本作にはよく現れていると感じた。「3Dだから難しそう」という先入観にとらわれず、ぜひ多くの人にプレイしてもらいたい作品だ。

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(C) 2011 Nintendo


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