中空でPCを操作できちゃう！ マウス＆キーボード一体型「エアキーボード」：試してみた（2/2 ページ）

エクセルや文書作成、またはFPSといった用途だと椅子に座ってマウスを握り、キーボードをカタカタ……。ただ、リビングのデカイモニタやそうでもない操作のときは、椅子に座るのもかったるい。自堕落PCライフに最適なのが、この「エアキーボード」だ!!

[林．佑樹，ITmedia]

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自堕落PCライフに最適よ？

　プレゼン用には先ページの解説で、楽に動いて文字入力からショートカットまでOKということで、とても便利に使えそうだというのは分かったかと思う。筆者の場合はプレゼンすることが希だし、既に述べたように自堕落ツールになるのかが気になっているので、ここからは自堕落ベンチマークに入りたい。

　6畳間での自堕落を考えてみたとき、24インチモニタではちょっと遠すぎる。40インチの液晶テレビかプロジェクターがほしいと感じたが、ベッドに寝転がりながら動画を再生しておくだとか、フルスクリーンで肌色成分多めのアドベンチャーゲームを頼むだとかには十分だった。もちろん、デカイモニターであるほど、自堕落快適度は上昇し、ウェブブラウズやメールチェックも楽にこなせそうだ。なんていうか、記事を書いている途中から、プロジェクターがほしくなっていた。24インチじゃ遠くて小さい……。こうあれです、ギャルゲーの文字が読めないので、やっぱりプロジェクターはセットで購入すると幸せかもしれない。もしくは、40インチ以上の液晶テレビを。

Media Centerの操作を録画してみた。エアマウス機能ではなく、本体の矢印キー中心で操作している。録画の関係で近いのだが、ベッドから操作はとても快適だった

片手でも持てるサイズがとても快適。ちょっとした操作のとき、リモコン感覚で手に取れる点が気に入っている

椅子に座ってPC操作をするときも便利。マウスカーソルを動かして、ちょっと入力してEnterくらいなら、エアキーボードのほうが楽

　ゲーミングはどうだろう？　キーボードと一体型なので、思いのほかFPSでスナイパープレイくらいならと思ったが、精密なエイムができない。またLボタンがクリックなのがちょっと……。クリックと右クリックを入れ替えできると、WASD移動しながらショットくらいは楽勝になるのだが。

評価目的でノベルゲームをプレイ中の筆者。重量175グラムなので、片手でちょっと動かすのも楽ちんだ。ゲームタイトルやアプリケーションによっては、Enterのみという操作が多いため、そんなときもエアキーボードは快適な操作を提供してくれる

　オンラインゲーム。パーティープレイでシビアにキャンプでもなければ、十分遊べる。ちょっと移動して放置露天をしておく、雑魚狩りをちんたら楽しむといったくらいなら問題ない。ただし操作系統への依存もあるし、ショートカット登録ができるかどうかでも快適度は異なるだろう。Wizardry Onlineでチェックしてみたが、町中の移動くらいは大丈夫だが、戦闘は厳しいものだった。ジャイロセンサー搭載であれば、レースゲームのハンドルにということもできそうで、プレゼン用以外のアプローチを期待したい。

Wizardry Online。町中を移動して、露天をチェックという流れ。これくらいならするりとできる。戦闘はさすがに無理だが、ブラウザゲームの操作や箱庭系のゲームをだらだら遊ぶにちょうどいいと分かるハズだ

大型モニタか小型プロジェクターとセットで運用がGood

　24インチモニタ環境では、エアキーボードを骨の髄まで使いこなせないなと感じた。ある程度離れてしまうと、やはりモニタが小さくて厳しい。2〜3メートル離れた位置に40インチ以上のテレビやプロジェクターでの投影があるのならばと想定すると、動画視聴やゲームだけでなく、ブラウザにSNS、大半のPC操作が快適できるという想像は容易だ。もちろん、プレゼン用に使用するのも楽で、パワーポイントの画面更新だけでなく、少し入力したり、実際にアプリを操作したりというアクションもこなせる。使い方次第で広がりを見せる系ガジェット「エアキーボード」をチェックしてもらいたい。