付き合ううちに性格が変わる おしゃべり時計「クロックマンiD」がやってきた:うるさいけれど憎めないヤツ(1/3 ページ)
時間を教えてくれたり、教えてくれなかったりする“自称”時計のクロックマンに、性格が64通りに変化する新しい仲間「クロックマンiD」が登場。うれし恥ずかしながらお付き合いしてみました。
「クロックマンとかけまして、天気がいい日の夜空ととく。その心は、どちらも光り輝くスターでしょう。うふふ」――ムダにおしゃべりで、機嫌が悪いと時間を教えてくれない時計「クロックマン」に新しい仲間「クロックマンiD」が加わりました。
これまでクロックマンの性格は血液型別、関西弁バージョン、タイガースファンなどモデルごとに決まっていましたが、今回はユーザーとクロックマンとの付き合い方で性格が決まるのが特徴です。記者もうれし恥ずかしながらクロックマンとお付き合いしてみました。
クロックマンとの出会い
ある日、いつものように席で仕事をしていると編集長が近づいてきてこう言いました。「最近さあ、時間管理ができてないんじゃない?」
いきなり怒られてしまいました。確かに、いつまでたっても記事を書くのが遅いし、いつもお菓子を食べて1日中おやつの時間だし、帰るのも遅いし、寝るのも遅いし、思い当たる節は多々あります。なぜこのタイミングなのかは謎でしたが、きっと虫の居所が悪かったんでしょう。しょんぼりしていると、編集長は「君は腕時計もしてないし、これを使えばいいと思うよ」と四角くて黒い物体を渡してくれました。
これはクロックマン! 「くれるんですか?」と聞くと、編集長は満面の笑みで答えました。「それで記事を書くスピードが上がるなら、安いものだよ」
いい人やあ……。
素晴らしい上司に巡り会えて良かったなあと感動しながら、早速初期設定をしてみます。今回のクロックマンは顔のパーツを自由に取り付けて、自分だけのオリジナルフェイスを作ることができます。配置や種類はいつでも変更可能で、クロックマンが別の顔にしてとリクエストしてくることも。
目の場所や耳の形などを決めたら、日付や現在時刻、クロックマンが時計として働く時間(それ以外の時間は寝ています)や自分の誕生日を入力。最後に性格の選択ですが、クロックマンが「堅実・熱血・人情・クール」の性格に合わせて4つのセリフを言うので、その中から1つを選びます。筆者が選んだのは「ときにはクールに対応してもいいんじゃない?」というクールな性格のセリフ。ここで選んだ基本的な性格以外にも「辛党」「寒がり」といった細かい性格設定がありますが、初期設定では設定した時刻によって自動で決まります。
初期設定が終わったところで、再び編集長がやってきてこう言いました。「設定できたようだね。もうそのクロックマンは君専用だから、君がレビュー書いてね! アディオス!」
……鬼や。でも上司の命令は絶対です。やるしかありません。
自分を甘やかすな、苦難の道を選ぶんだ
「うるせー!」と心の中で叫びつつ、クロックマンとのビターでスイートな日々は始まったのです。
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