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ソニー、デジタル録画双眼鏡 DEV-3で往く! 東京映像ハンティングツアー散歩するガジェット(1/4 ページ)

新製品を使って「とことん楽しもうじゃないか!」という新企画、最初の相棒はデジタル録画双眼鏡です。今回は試用できたのが1週間程度だったということもあり、基本設定のままなるべく多くのシチュエーションで動画撮影してみました。

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「どう使う?」と問うてくる、いまどき希有な製品

 続々と発売される新製品、最新ガジェットが高機能かつ便利なのは当たり前、やっぱり使って楽しくなければ! ということで、それらを「レジャーに活用しよう!」「遊んでしまおう!」というのが、当新企画「散歩するガジェット」の趣旨であります。

 機能やスペックを完全網羅して紹介というのではなく、レジャーシーンに合わせてどのように使えるか、どのように楽しめるかというところにフォーカスし、実際に筆者が使用、体験してガジェットの魅力を紹介します。

 その記念すべき第1回は、2011年11月11日にソニーから発売されたデジタル録画双眼鏡DEV-3です。

 非常に古き良きソニーらしい斜め上な製品と申しますか、ミラーレス一眼やデジタルビデオカメラではなく、「あえてそうくるかっ!?」という他社には創れない(というより他社はワザワザやらない?)新ジャンルを開拓すべく攻めた製品。いわば使い手に「どう使う?」と問うてくる。いたれりつくせりで「こう使いましょうよ!」と過剰に提案してくる製品が多い昨今、とても希有な製品といえます。

 勝手な解釈を許していただくのならば、筆者が思わず飛びつかずにはいられなかった、まさに本企画のために開発されたかのような第1回目にふさわしい製品ではないですか。

 DEV-3の細かな機能や仕様はソニー公式ホームページの製品情報をご覧いただくとして、「東京映像ハンティングツアー」を敢行して参りましたのでその成果をご覧ください。

画像 内部には電子ファインダーに加えて、オートフォーカスや録画機構が組み込まれているので、当然、通常の双眼鏡(左)よりサイズが大きい。重さは、付属の専用充電池を入れた状態で約1230グラム

画像 撮影時のポジション。右手人差し指でズーム操作。左手人差し指で録画の開始、停止。最初は、録画ボタンと間違えて設定メニューを表示させたりしてしまったが、すぐに慣れた

まずは近所で撮影テスト

 動画にしろ静止画にしろ撮影で失敗しない秘訣は、本番に近い状況で事前に機材を使ってみることにある。ということで、埼玉県在住の筆者は近所の綾瀬川で目についた風景を撮影してみることにしました。

 撮影してみてまず思ったのは「なかなかにオートフォーカス、被写体への追従性能が良いな」ということと、「見た目はゴツイけど操作は簡単だな」ということ。

 電源を入れ、被写体にレンズを向けたらスライドスイッチでズームイン、ズームアウトしつつ撮りたくなったところで録画ボタンを押すだけというお手軽さです。

 ただし、眼鏡をかけているとファインダーへの接眼が十分にできず、隙間から光が入り込んでしまいファインダーが良く見えない状態でした。そのため、撮影中は眼鏡を外して口にくわえていました。

 眼鏡を外したままだと視力によってファインダー内の像に焦点が合わないことがあるので、最初に視度調整をします。このあたりは通常の双眼鏡と変わりません。

 映像サンプルのファイル形式は、基本設定のままAVCHD 28Mbps(2Dモード)で三脚などは使用せず手持ちで撮影。メモリはサンディスク スタンダード SD/SDHCカード32GB(Class4)の海外パッケージ版を、この撮影のために購入して使用しました。

 特記しない場合は無編集、無加工のままYouTubeへアップしており、アップしたもの(1080pでフルスクリーン再生)とアップ前の映像データをWindows Media Player(フルスクリーン)で再生したものを筆者が見比べても違いは分かりません。


綾瀬川付近にて、モンシロチョウを撮影。昼間で光量が多く、蝶や花などの白い部分がとび気味になっているが映像全体としては鮮明。隣に立っていた子供の声や、近くの道路を走る自動車の音などをひろっており、内蔵マイクの集音性が優れていることが分かる


同じく綾瀬川付近にて、航空自衛隊の輸送機を撮影。EDIUS Neo 2 Booster(筆者愛用の映像編集ソフト)にて、後半の不要部分をカットした以外は無加工。手ぶれ補正が補いきれないほどにブレているのは、基本的に立った状態で手持ちで撮影しているため
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