ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

コーヒーがギネスビールに!? 家庭用炭酸水メーカー「ソーダストリーム」でいろんな飲み物を炭酸化ナニコレ

コーヒーや牛乳を炭酸ドリンクにしたらどんな味がするのか。炭酸水メーカー「ソーダストリーム」で作って味見してみた。

PC用表示 関連情報
advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 家庭で簡単に炭酸ドリンクを作ることができる「ソーダストリーム」を使ってさまざまな炭酸ドリンクを作ってみた。専用シロップだけでなく、コーヒーや牛乳など水ではないものも使っての実験だ。予想通りの残念な味から、意外なおいしさまで、全7種でお届けする。

 実験に使ったのは、専用シロップ(コーラ、レモンティーフレーバー、ジンジャエール)と、アップルジュース、アイスコーヒー、牛乳、い・ろ・は・す(温州みかん)の全7種。


※コカ・コーラは漏れてくることが明らかだったため断念しました

※ソーダストリームは炭酸水メーカーで、炭酸ドリンクメーカーではありません。記事で紹介した方法を試して故障した場合、メーカーの保証を受けられない可能性がありますので、ご注意ください。

専用シロップ3種を試す

 最初は無難なところで専用のシロップから。ソーダストリームにガスボンベと水を入れた専用ボトルをセットしたら、上部のボタンを押す。プシューという音とともに、炭酸ガスが水の中に注入されるので、これを何回か繰り返す。プシューという音がブブブという音に変わったら、何回か追加で押して完成。あとはボトルを斜めにして余分なガスを抜き、ボトルをソーダストリームから外すだけ。ボトルに専用シロップを入れて何回か振れば、フレーバー付き炭酸水ができる。

 まずはコーラ味の炭酸水を作り、同僚に配ってみる。市販されているコーラみたいだが炭酸が弱いという感想が多かった。ボタンを押す回数が少なかったせいだろうか。次にレモンティーフレーバー味の炭酸水を作ってみたところ、こちらも好評だったが、駄菓子屋のような味がするという感想が。言われてみると、どことなくあんずボーのシロップの味がするようなしないような……。

 最後はジンジャエール。最近ジンジャーがマイブームという同僚から、これはアリという感想をもらった。せっかくなので上司にも飲んでもらうと、「水がおいしくない」と一刀両断。水道水を使ったので、ミネラルウォーターを使ったほうがおいしくできるかもしれない。が、それだと利便性やコストの兼ね合いで出来合いのジュースを買うほうがいいかも。

 個人的には、専用シロップがどれも人工甘味料を使っていたのが気になった。カロリーが低いという意味ではありがたいのだが、どうも後味の悪さが気になってしまう。砂糖を使ったシロップの発売にも期待したい。

そして禁断の実験へ

 さてここからが本題だ。ソーダストリームで市販の飲み物を使って炭酸ドリンクを作ってみる。最初は無難にアップルジュースから。「炭酸水のみに使用してください」と書かれている通り、想定された使い方ではないので緊張が走る。

 プシュー、プシュ……。大丈夫そうだ。アップルジュースでは水と同じように無事に炭酸が入った。同僚に飲んでもらったところ「おいしい!」という反応。アップルジュースがアップルサイダーになったようなものなので、ここは手堅い。

 続いて、アイスコーヒーを試す。どんな味になるのか緊張するところだ。プシュー、プシュ……。泡がボトルの口まで上がってきて、なんと上からコーヒーが漏れてきてしまった。ソーダストリームを置いた机にコーヒーが広がるというトラブル。いくら待っても泡になったコーヒーが漏れてくる。なるほど、炭酸水のみに使用してくださいというのもうなずける。これは大事故だ。

 ただ、コップに注いで見ると、黒いコーヒーの上に茶色の泡がモコモコっと広がりまるでギネスビールのよう。少しだけ期待しながら同僚に試飲してもらうと、飲んだ途端に渋い顔になってしまったり、「ブフーッ!」と吹き出すなど、評判はよろしくなかった。

 ラスボスは牛乳と決めて、次はい・ろ・は・す(温州みかん)を試す。友人の間で「普通のい・ろ・は・すはおいしいけどみかん味は……」とよく言われている(実のところ記者もそう思う)ので、炭酸にしたらおいしくなるのではないかとひらめいたのだが、これが予想以上の結果になった。

 炭酸の注入は、水と同じで問題なくできたが、味は……。おいしい。びっくりするほど、おいしい。同僚にも試してもらったが、全員が「これはアリ」という反応だった。

 そして、お待ちかねのラスボス、牛乳。炭酸の注入は少し怪しかったが、コーヒーのような事故にはならず完成。コップに注いで見ると、泡がモコモコと出てきておいしそうだ。これは意外とおいしいのではないかと思って飲んでみた。

 ま、まずい! 牛乳の泡と炭酸の酸味が起こしたケミストリー(化学反応)は、ラスボスにふさわしいまずさを実現していた。ただ、泡の部分は凶悪にまずいものの、炭酸の入った牛乳そのものは人によってはおいしいと思えるかも、という感じだった。

ソーダストリーム実験のまとめ

 実験で分かったのは、普通に炭酸水を作って楽しんだほうがいいという身もふたもない、分かり切った結果だった。予想外だったのはい・ろ・は・すのみかん味で、そのままで飲むより明らかにおいしく飲むことができた。市販してもらいたいくらいだ。

 水以外のものは泡が発生しすぎて漏れてしまうことがあるので、掃除の手間を考えるとやはりお勧めはできない。同僚からは、みそ汁やコーンスープに炭酸を注入してほしいというリクエストもあったが丁重にお断りした。漏れたコーヒーの掃除だけでも大変だったからだ。ソーダストリームは砂糖などがこびりついたときに洗えるようにはなっていない。

 なお、今回の実験で作った炭酸ドリンクは、すべて記者(と同僚)がおいしく(?)いただいた。炭酸ドリンクの飲みすぎでお腹がいっぱい。ダイエットにはいいかもしれない……。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る