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「アイマス」デコレーションカーでFun to Drive!――「アイドルマスター×アムラックス コラボレーションイベント〜生っすか!?サンデー 出張版〜」リポート

メーカーオフィシャル「痛車」登場で話題となった、アムラックス東京と「アイドルマスター」コラボキャンペーンの第2弾が2月11日からスタート。「乗れるデコレーションカー」を実際に予約して試乗してみた。

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展示用デコレーションカーはWISHに。館内13カ所にも「アイマス」メンバーが

 アムラックス東京と「アイドルマスター」のコラボレーションキャンペーンは、昨年10月に引き続き2度目の開催。今回は展示車として「アイドルマスター」のデコレーションをしたWISHが展示されるほか、前回のヴィッツに引き続き、試乗できるデコレーションカーがプリウスとラクティスの2台用意されている。

 クルマ好きの人には今さら説明不要だが、アムラックス東京には国内で販売中の「トヨタ」ブランド乗用車全車種が展示されているほか、ドライブシミュレーターやITS体験コーナーなども用意されている。今回のイベントでは、そのうち13台の展示に「アイドルマスター」キャラクターによるお勧めメッセージが添えられている。また、会場内の1階〜4階ではQRコードによるスタンプラリーも実施されており、全部のQRコードを集めるとオリジナル待ち受け画面もプレゼントされる。

 といっても、イベントのハイライトは、やはり「アイマス」デコレーションカーを実際に運転して楽しめる、というところだろう。アムラックスが通常のショールームと大きく違うのが、一部車両についてはトヨタレンタカーが「タイムレンタル」として60分または90分間、有料で貸し出しを行っている点。今回試乗した「アイドルマスター」デコレーションカーも、タイムレンタルサービスで貸し出されるもので、3月31日までのイベント開催期間中は、休館日を除き毎日受け付けている。利用料金は平日・休日とも60分で1000円。ほかの車種は60分の場合平日1000円、休日1500円なので、休日に乗る場合はお得だったりする。

 アニメやゲームのキャラクターでクルマをデコレーションする「痛車」は、一時に比べれば市民権を得てきており、秋葉原などに行けば見かけることも少なくない。とはいえ、実際に自分で「痛車」を作るのは大変だし、メーカーオフィシャルの「痛車」に乗る機会など、メーカーがスポンサードするレーシングドライバーにでもならない限りまず訪れない。さらに台数が少ないことから、メディア向けの試乗会も予定なし。ということで、今回はなんとしてもこのデコレーションカーに乗るべく、予約開始初日に連絡してみたところ、2月11日の午後4時30分からプリウスの予約に成功した。

 予約後、アムラックス東京の広報担当者に伺ったところ、もともとは「クルマ離れが進むなか、何とか普段乗らない人にもクルマに触れて欲しい」ということで企画したキャンペーンで、昨年10月もデコレーションカーの試乗は好評だったとのこと。その際には、「次はプリウスに乗りたい」という声が非常に多かったという。そこで、今回はそのプリウスとラクティスの2台体制でイベントを行うことになったそうだ。

 レンタル開始の15分前に、地下2階にあるタイムレンタル受付に行き、レンタカー貸し出しの受付を行う。運転免許証を見せて申込書類への記入といった手続きは、普通にレンタカーを借りる手続きと同じ。ただ、60分で安心して帰れるよう、お勧めコースマップが渡されるところだけがちょっと違う。実際、都心をドライブした経験が少ないと、60分でどれぐらい走れるか見当がつかないので、コースマップがあるのはありがたい。10分ほどで手続きを済ませると、お目当てのプリウスがやってきた。これまた普通のレンタカーと同じように外装の傷をチェックしてサインを済ませると、いよいよドライブへ出発だ。


アムラックス東京1Fに展示されている、「アイドルマスター」デコレーション仕様のWISH


地下1階から4階の館内にちらばる13車種を「アイマス」登場キャラクターがこのように紹介している
アイマスとは関係ないが、アムラックス東京にはトヨタブランドの最高級車「センチュリー」の展示車両も

菊地真のノリノリDJをバックに60分間を快走!

 まずはプリウスに乗り込み、シートベルトを締め、ハンドル横の電源スイッチを押す。ハイブリッド車のプリウスは、アクセルを踏んで走り出さないとエンジンは回らないので、最初にやるのは「エンジンをかける」ではなく「電源を入れる」になる。電源を入れただけの室内は驚くほど静かで、そこにカーオーディオから「こんにちは〜、アムラックス東京、広報宣伝担当の菊地真で〜す」という菊地真の声が流れてきた。

 実は、このデコレーションカーは、車内でしか聴けない特別プログラムをカーオーディオに搭載。特別プログラムは約45分の内容になっているので、ドライブ中は「アイドルマスター」の世界に浸りながら走れる、というわけなのだ。なお、真くんはプリウスのみの担当で、ラクティスの方は萩原雪歩がメインDJを務めるのだそうだ。

 さて、菊地真の歌を聴きながらアムラックスの駐車場を出た私は、お勧めマップ通り駒込方面へと向かった。途中、暗くならないうちにと護国寺付近のコインパーキングで記念撮影(?)をし、あとはひたすら「アイマス」サウンドを聴きながらクルマを走らせる。エンジンがかかってからも、プリウスの車内は静かで、オーディオのボリュームをかなり絞っても十分楽しめるうえ、50キロメートルアワー程度のスピードでは風きり音もほとんどしない。タイムレンタルでは、渋滞で時間が読めないことから首都高速は走行禁止だが、より高速での走行も試してみたいところだ。その渋滞も、土曜日とあってこの日は道の流れはとてもスムーズで、20分とかからないうちに駒込・六義園前まで来てしまった。

 このままお勧めコースを走り続けると、40分かからずにアムラックス東京へと着いてしまうので、駒込付近で細かい寄り道をしながら帰ることにした。特別プログラムの方は、DJ・菊地真のトークが絶好調で、自分の曲ばかりかけまくるうえ「新しいかわいい系あいさつ」を披露するなどやりたい放題。真色全開でこのままいくのかなぁと思っていたところで「何か、ドライブと違う雰囲気に行っちゃってるんですけど……」という萩原雪歩からのツッコミが入る展開に。その後、アイマスメンバー総出演の「idol m@ster」などがかかり、ほぼぴったり45分で特別プログラムは終了した。そのころには、アムラックス東京のすぐ近くまで到着していたのだが、入り口のところで道に迷ってしまい、結局返却したのは5時25分とぎりぎりに。やはり、60分みっちり走ろうとせず、45分を目安に帰ってくるのがちょうどいいようだ。

 最後に、乗ってみた感想を一言でいうなら「やはりクルマは乗ってなんぼ」というもので、せっかくデコレーションカーを見に行くのであれば、タイムレンタルも試してみるのが断然おすすめ。しかも、試乗車限定の特別プログラムまで用意されているので、1000円払えばそれを聞けると考えてもお得なのではないだろうか。とはいえ、道中では2度ほど写真を撮られたので、多少は注目を集めることも覚悟した方がいいかもしれない。また、とある痛車雑誌の編集者によると「痛車乗りはGT-RとかRX-7といったスポーツカー好きが結構多い」そうだ。トヨタでも、久々の本格スポーツカー「86」が先日デビューしたばかり。もし次回企画があるようなら「86」ベースで1台、というのはどうだろうか?


地下2階にある「タイムレンタル」受付カウンターで、デコレーションカーのレンタルの受付を行う
「タイムレンタル」にはデコレーションカーだけでなくさまざまな車種をラインアップ。この日は土曜日のため、数多くの予約が入っていた
報道向けに公開された、もうひとつのデコレーションカー・ラクティス。こちらのDJは萩原雪歩が担当する

アムラックス東京を出てすぐのコインパーキングで、デコレーションプリウスを記念撮影!
デコレーションカーの試乗をするともらえる、オリジナルの特別名刺。プリウスは菊地真、ラクティスは萩原雪歩の名刺だけが手にはいるので、2枚欲しい人は両方に試乗しよう

(c)NBGI/PROJECT iM@S

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