ゲーム開始からレベル25前後までを、トコトン余さずご紹介――「魔導学院エスペランサ」クローズドβテストプレイリポート（2/2 ページ）

3月22日〜3月29日まで実施された、新作MMORPG「魔導学院エスペランサ」。本記事では、そのプレイリポートを細かくお届け。

[蒼之スギウラ，ITmedia]

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ゲームシステム完全開放！　みんなで攻略「アドバンスドマップ」なレベル19〜25

　ここまで来ると、ゲームのシステムがすべて解放されたことになる。学院の生徒として、学院に住むNPCたちが発する様々なミッションを受けて、ゲームのメインストーリーを進められる。

「メイン」と書かれたクエストでは、敵対組織である「ヴァルドゥーラ教」などが登場する。今後のストーリーには、どのように関わってくるのだろうか

　メインストーリーに関わるクエストと、それとは別のサブクエストは、しっかりと「サブ」、「メイン」の表示で分かれているので、どんどん進めたい場合は、メインクエストを優先的にこなしていこう。ただし、メインクエストの一部は受領するにあたってのレベル制限があるので、その場合は素直にレベルを上げなければならない。

　サブクエストでもレベル上げには十分な経験値を得られるので、モブ狩りよりもサブクエストをこなすのがオススメ。逆に言うと、現状ではモブ狩りより圧倒的にクエストで得られる経験値のほうが高いので、この時点でモブ狩りをする意味はあまり無い。

時間制限があり、どんどんカードを使用して敵を倒していかなければならない。受けるダメージが少なくとも、制限時間を超過してしまっては意味がない

　またここから先は、多人数パーティーで挑戦できるインスタンスダンジョン「アドバンスマップ」に関連したクエストが解放される。登場するモンスターやボスが強力な代わりに、ほかのモブモンスターに比べて経験値が非常に高い。クリア後に入手できるアイテムもレアリティが高く、さらにクエスト完了時には経験値も手に入るという至れり尽くせりっぷり。レベルが20を超えたら、このアドバンスドマップを中心に遊んでいくことになるだろう。

　インスタンスダンジョンのクエストは何度も受けることができ、ダンジョンに入る前には難易度を選択できる。★の数で難易度を表しており、★×3以上の難易度を持つクエストは、1人でこなすのがかなり難しい。協力してくれるプレイヤーを募って、一緒に攻略するべきだろう。ある程度までレベルを上げると、仲間とともに「サークル」(チーム)を作ることもできるので、ここで出会ったプレイヤーと一緒にサークルを作ってみるのもいい。

　ここから先は、レベルアップのための経験値がかなり増えるので、そう簡単にはレベルが上がらなくなってくる。日々友人たちとともにクエストをこなしていく必要がある。

プレイ後、今後のプレイに備えて

　クローズドβテストをプレイした雑感としては、とにかく上から下まで親切。少し親切に過ぎる部分があるかと思えるほどに親切で、時折「もうちょっと苦労しなくていいのかしら……」と感じてしまうところもある。

マップにすべての施設が表示され、各施設にその使い方を解説するクエストも用意されている。だが、後からその内容を確認する手段が無いので、よく読んでおくこと

ほぼ防御力に成長ポイントを割り振っていなくとも、受けるのはこのダメージ。現状では攻撃力特化が非常に強く感じた

　敵の特性を考えてスキルを使用し、効率良くカードを使っていくというバトルシステムはユニークで非常に面白い。モブキャラ狩りとボスバトルがどちらも楽しいのは、本作において一番良いポイントだ。

　ただ、直接ダメージ系効果を持つカードの威力が非常に高く、属性付加カードなどの存在感がやや薄く、使うカードに偏りが出やすい。今後の追加モンスターや、ダンジョンの追加、別の活用法の発見に期待したい。

　また、自動戦闘を成立させるためか、敵の攻撃で受けるダメージが少なく、防御力にほとんど数値を振らなくともダメージをあまり受けない。そのため、防御関連ステータスの価値が低めになってしまっている。さらに、カードの効果が高いため、通常スキルの存在感がやや薄くも感じた。

　これらはすべて、数値の調整や、モンスターおよびスキル追加で解消できる内容。現在はまだクローズドβテストなので、オープンβテストを経て、調整されていくだろう。カードを利用したバトルシステムを活かせば、まだまだ「エスペランサ」は楽しさを増していくだろう。今後始まるであろうオープンβテストにも、期待を持って臨んでいただきたい！