2011年の国内家庭用ゲーム総出荷金額は1兆4575億円で前年より減少
ミリオンタイトルは3本。CESAのゲーム関連調査報告書には2011年のゲーム市場がつづられている。
社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA)は、家庭用ゲーム産業の年次報告書「2012CESAゲーム白書」を発行した(7350円)。
「メーカー出荷量データ」のほか、「東京ゲームショウ2011来場者調査」「2012CESA一般生活者調査報告書〜日本・韓国ゲームユーザー&非ユーザー調査〜」よりそれぞれ一部データを抜粋し掲載。海外市場のデータも含む。
それによると、家庭用ゲームソフトウェアとハードウェアの総出荷額は、1兆4575億円で、2010年の1兆7975億円から後退したことが分かった。。ソフトウェアの国内外を合わせた総出荷額は、5310億円(2010年は6705億円)、この内、国内におけるソフトウェアの総出荷額は2379億円(2010年:2591億円)、海外におけるソフトウェアの総出荷額は2930億円(2010年は4115億円)となる。ハードウェアの国内外を合わせた総出荷額は、9265億円(2010年は1兆1269億円)。この内、国内におけるハードウェアの総出荷額は1649億円(2010年は1667億円)、海外におけるハードウェアの総出荷額は7616億円(2010年は9602億円)となった。
ソフトウェアおよびハードウェアの国内総出荷規模から推計した、国内における総市場規模は5019億円(2010年は5321億円)。内、ソフトウェアの国内市場規模は3185億円(2010年は3442億円)、ハードウェアの国内市場規模は1834億円(2010年1879億円)となる。
ちなみに2011年に100万本以上出荷したタイトルは、ニンテンドー3DS「マリオカート7」ほか全3タイトルだった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- “東京ゲームショウ2012”の出展社と入場チケットの情報が公開
- 日々是遊戯:「自浄」目指すソーシャルゲーム 新ガイドラインは「反省の証」か?
グリーら6社が策定した、ソーシャルゲームの新ガイドライン。その意味、狙いをグリー田中社長に聞いた。 - グリー、DeNAなど6社、ソーシャルゲーム利用環境向上のための協議会設立へ
グリーやディー・エヌ・エーなどソーシャルゲームプラットフォーム6社が、「ソーシャルゲーム利用環境整備協議会(仮称)」設立に向けた準備委員会を発足した。 - 笑顔で握手――「東京ゲームショウ2012」メインビジュアル決定
今年の東京ゲームショウのメインビジュアルが決定。東京ゲームショウが笑顔をつなげるゲームの世界へいざなうイメージ。 - ソーシャルゲームのすごい仕組み(3):ソーシャルゲームが儲かる仕組み
ソーシャルゲームのコンプガチャが景品表示法に違反する可能性があると報じられている。しかし、ソーシャルゲームではほかにもさまざまな課金の仕組みが存在している。 - ソーシャルゲーム現参加者は1385万人――主要SNSではMobageが利用率トップ
CESAによる「2012CESA一般生活者調査報告書」が今年もリリース。ソーシャルゲームの利用者数は? - DS&マリオが今年も強し――CESA、「2012CESA一般生活者調査報告書〜日本・韓国ゲームユーザー&非ユーザー 調査〜」を4月23日発刊
毎年行われているCESA一般生活者調査報告書が発刊。今年も、ハードではニンテンドーDS/DS Lite」が、ソフトでは「マリオ」「スーパーマリオ」シリーズが人気を集めている。 - CESA、次期会長にバンダイナムコゲームスの鵜之澤伸氏を内定
- 「日本ゲーム大賞 2012」アマチュア部門の作品応募受付開始
表彰式が「東京ゲームショウ」恒例イベントとなっている「日本ゲーム大賞」のアマチュア部門の応募がスタート。今年も、大賞作品には50万円の副賞も用意されているので、腕に覚えのある方はぜひチャレンジを! - “ゲームで笑顔がつながっていく”瞬間を 「東京ゲームショウ2012」開催発表会
ソーシャルゲームやスマートフォンの台頭でゲームのビジネスモデルは多様化した。市場の拡大できるかを占うTGS2012の開催概要が発表された。