ロボットでサバイバルゲームできるのか:「ロボでサバゲ!」メカニズム編(1/2 ページ)
ゲーム編では、「ロボでサバゲ!」が行っている屋内でのロボットを使ったサバイバルゲームを紹介したが、メカニズム編では使われている機体がどういったものかを紹介する。
代表して2機のメカニズムを紹介
人間ではなくロボットを使ってサバイバルゲームをしてみようじゃないか、という試み「ロボでサバゲ!」を紹介する後編。前回のゲーム編では、競技の概要から実際に闘っている様子までを紹介したが、今回は参加している機体から、いぶし銀のアナログ機「電龍」と最新テクノロジー満載のデジタル機「アーノルド・スタローン」をピックアップして、そのメカニズムを紹介する。どのように搭載カメラの映像を見ながら遠隔操縦し、BB弾を発射して撃破判定するというシステムを実現しているのか? という謎が解き明かされるわけだ。
アナログ通信機器を搭載した「電龍」
ロボットビルダー、gons氏制作の「電龍」。ベースとなっている機体は、かわさきロボット競技大会に参加するために10年ぐらい前に制作したもの。それに電動ガンや被弾センサーなどを後付けして「ロボでサバゲ!」仕様としている。操縦系、映像系の通信にそれぞれアナログ波の機器を使っているのが特徴だ。
「電龍」使用パーツ、スペック
ロボット本体
外装材質:ポリアセタール樹脂削り出し(脚部ユニット)、ポリアセタール樹脂およびG-FRP樹脂等(中央ユニット)。外装によって、内部へBB弾が入り込むのを防いでいる。
動力:タミヤ ギアードモーター2個
脚部:リンク機構12脚
移動用:かわさきロボット競技大会支給スピードコントローラー2個、小型サーボ2個
砲塔部
材質:ポリアセタール樹脂削り出し、ABS樹脂等(ベース/フレーム)、G-FRP樹脂(外装)
電動ガン:東京マルイ ミニ電動ガン ウージーSMG ミニ
装弾数:約300発(砲塔上部の追加弾装含む)
カメラ:市販UHFカメラ
照準装置:サバイバルゲーム用小型ダットサイト
電動ガン射撃制御:小型サーボによるリミットスイッチ操作(リミットスイッチと電動ガンのモーターを直結)
動力:市販RC用サーボ(銃の仰角、俯角動作)
被弾回路:「ロボでサバゲー!」公開標準回路
被弾時動作:動力、制御系電源カットおよびRCカー用パトライト点灯(機体両側に1個ずつ装備)
電源
移動用:リチウムイオンポリマー(Li-Po)バッテリー 7.4V 4000mAh 1個
制御、射撃用:リチウムイオンポリマー(Li-Po)バッテリー 7.4V 400mAh 1個
UHF無線カメラ用:単3形乾電池 6本
操縦用機器
送受信機:双葉電子工業 FF-9(地上用、市販のRC用システム)
モニター:小型ブラウン管テレビあるいは、小型液晶テレビ
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