国際福祉機器展2012:フランスベッドブース、タブレット端末を利用したコミュニケーションサービスを展示(後編)【レポート】
国際福祉機器展2012では、フランスベッドブースでAndroid搭載のタブレットやiPadを利用したコミュニケーションツールが展示されていた。
Androidを利用した言語障害者向けコミュニケーションツール
2012年9月26日(水)から28日(金)まで東京ビッグサイト(東京・江東区)で開催されている、国内最大の福祉機器の展示会「国際福祉機器展2012」において、フランスベッドブースでは、タブレットを利用したコミュニケーションツールの展示・デモが行われている。
前回に引き続き、今回は後編としてAndroid搭載のタブレットを利用した「おしゃべりタブレット」を紹介します。
「おしゃべりタブレット」のベースモデルは東芝のREGZA Tablet AT500
前回紹介したiPadを利用した「おしゃべりPad」とは異なり、こちらは入力した言葉を音声にして自由に喋らせることができるアプリケーションです。使い方はとても簡単で、文字入力をして画面右上にある「話す」ボタンをタップするだけです。
入力の方法はQWERTY、ケータイ準拠の12キー、さらには手書き入力まで対応しています。説明員によると単語IMEはAtokを採用しており、日常的な日本語だけでなく、英単語にも対応していてスラスラとしゃべってくれます。
画面上部のタブメニューから頻繁に使う言葉や履歴が呼び出せるので、使い込んでいくことで入力の手間も省かれていきます。
また、頻繁に使う言葉の編集や履歴の削除は設定画面からできます。他にも読み上げる速度の変更、読み上げ音声の男性、女性の切り替えも設定画面からできます。
価格は買い切りで88,000円(税込み)。前回紹介したおしゃべりPad同様、法律の定めるIT福祉機器として扱われているので、該当者は1割負担となります。
また、前回のおしゃべりPad同様、本体ごとカスタマイズされているため、アプリ単体での提供はないとのことです。説明員によるとAndroidのバージョンは4.0となっていますが、今後AT500でメジャーアップデートが行われることがあった場合、アップデートすると利用できなくなる可能性があるため、メジャーアップデートは推奨していないとのことです。ただし、マイナーアップデートはできる限りサポートされるようです。
記事執筆:河童丸
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