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タニタ、ネット対応型睡眠計「スリープスキャン」を発売予定

タニタの新商品記者発表会で、業務用のネット対応型睡眠計スリープスキャン「SL-511」、改良型の家庭用睡眠計「SL-503」「SL-504」の発売がアナウンスされた。

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ネット対応の業務用睡眠計「SL-511」

 タニタは、2010年に家庭用睡眠計スリープスキャン「SL-502」を発売していたが、近年、運輸事業者、介護事業者などで遠隔管理に対応した睡眠計のニーズが高まっていることに応えて、ネット対応型の睡眠計スリープスキャン「SL-511」を新たに開発した。「SL-511」は本体がマット型のセンサーになっており、眠るときに寝具の下に敷いておくことで自動的に計測が開始する。データは、Wi-Fi方式の無線通信でインターネット接続されたスリープスキャン専用のクラウドサーバに転送。サーバには測定者、あるいは管理者がアクセスすることが可能で、複数の測定者のデータを管理することもできる。

 運輸事業者がドライバーの睡眠状態を把握し安全な運行管理をする、介護事業者が入居者の睡眠管理や離床見守りに使用するなどの用途が想定されており、すでに試験運用している東京の介護施設もあるそうだ。

画像 業務用睡眠計スリープスキャン「SL-511」は、8月1日からモニター出荷開始し、10月上旬から販売を開始する。価格は、サービス内容、数量によって設定される予定だ。基本的に業務用の製品だが、タニタが運営する健康・ダイエット管理サイト「からだカルテ」で個人ユーザーへの販売も予定されている(価格などは未定)

画像画像 実際に女性がベッドに横になり、「SL-511」のデモンストレーションをしてもらった。デモのために「SL-511」の本体が分かりやすいように配置してあるが、敷き布団で隠してしまえば測定者が意識することなく測定ができる

画像 実際に無線通信で得た測定データをモニタしているところ。スクリーンには、ノートパソコンの画面が表示され、体動(寝返りしたかなどが分かる)、呼吸、脈拍のグラフが確認できた

家庭用睡眠計の改良型「SL-503」「SL-504」

 従来の「SL-502」では、寝具に合わせた感度調節を手動でしなければならなかったが、「SL-503」「SL-504」では自動になっている。さらに解析ソフトもリニューアルし、睡眠の深さとリズムをグラフ表示するだけでなく、睡眠の傾向を判定しアドバイスもしてくれるようになった。「SL-503」と「SL-504」の外観は同じで、違いは「SL-503」に多人数の睡眠データを一元的に扱うことができる管理機能があることだ。無線通信ではなく、SDメモリーカードにデータを記録しておき、そのデータをパソコンに読み込ませて専用解析ソフトで睡眠の特徴を分析する。

画像 家庭用睡眠計スリープスキャン「SL-503」「SL-504」。「SL-503」は医療機器のルートで、「SL-504」は家電量販店などで販売される。価格は「SL-503」が3万1500円、「SL-504」がオープン。発売日は2機種とも8月10日

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