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レゴブロック初心者が、上級者向けテクニック「4WDクローラー」に挑戦してみた!!レゴテクニック(4/5 ページ)

何を言っているのか分からないかもしれないが、レゴでは耐久組み立てというものがあるのです。

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11時間経過

 のべ11時間経過。とうとう時刻は深夜零時に。順調に進行していたのだが、はめようと思ったパーツが入らない。どうやら、左右の車輪の軸の位置がなんらかの理由でズレてしまっているらしい。説明書をさかのぼり、パーツの穴の数をかぞえながら位置を確認していくとやはり、長い棒状のパーツを3つ接続する部分で穴をひとつ間違えていることが判明。修正して組み立て続行。あまりパーツが抜けにくくて困る、ということがないのが間違えたとき非常に助かっている。どうやら、ちょっと調子がでてきて「好調だな!」なんて思ったときにミスがあるようだ。時間がかかると見せかけて、じっくり着実に組み立てたほうが逆にロスタイムが減って結果、早い。急がば回れというという言葉が思い出される。

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12時間経過

 12時間経過。組み立て説明書は2冊目の半分ぐらいを過ぎたところ。ちょこちょこ間違えはするが、すぐ気が付いて致命傷にならない程度なのは慣れたせいか、パーツの数が減ったせいか。組み立て絶好調なだけにどこまで組み立てるか、本日(もう次の日になっているが……)どこまでにしておくかが悩みどころだ。

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14時間経過

 14時間経過。とうとう組み立て説明書の3冊目に到達。タイヤを装着した! かなりまだパーツが残っているが、それでもタイヤが付くとゴールが近い気がしてきて俄然やる気が出て来るから不思議だ。

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 とうとうコントローラも完成。後はボディ、外装を残すのみ。駆動系、シャーシ、コントローラが完成したのでこれで一応動くはずということで、試しに「スイッチオン!」。ところが「あれれ、カシャカシャというギアの駆動音はするのに走らない……」。試しにハンドルを動かすと、前後輪がちゃんと動く(4WDで4WSですから!)、でも何か抵抗でもあるかのような感じでタイヤが回らず前後進はしないという状態。試しに、乾電池をエネループからアルカリ乾電池に変えてみても状況は変わらず。

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 これはとりあえず、落ち着いてじっくり説明書をさかのぼってチェックしたほうが良さそうだという判断により、とりあえずここで組み立て休止。睡眠をとることにする。とりあえず、レゴブロック初心者でも15時間あれば走行するところまで組み立てることができるのが分かった(問題さえなければだが……)。子供が寝るときに、「明日、保育園から帰ってきたら操縦させてね!」と、ルンルンでいっていたのが気にかからないでもないが、きっと落ち着いてチェックすれば事態は好転するに違いない。

 筆者的には非常に残念な状況といえる。しかし、記事の展開としてはオイシイといえなくもない。「ハイちゃんと動きました!」というよりもドラマチックだし、何が原因か究明できればこれから組み立てる場合にきっと参考となってくれるであろう、と疲労の中、頭の片隅で考える筆者であった。

次の日、ミス探し開始

 さて、シャーシは組み上がったのにタイヤが回らないということで原因究明開始。モーターが動く音はしているのでおかしいのはおそらくギアに関係している部分だろうと目処をつけ、前後輪のギアを見るために組み立てたパーツを外していく。

 外していくといっても、レゴブロック初心者なだけに、複雑な仕組みがちゃんと組み上がってしまうとどこをどう外せば良いのか分からなくなってくる。やはり急がば回れで組み立て説明書をさかのぼって、見ながら外していく。せっかく組み立てたパーツを外すのはかなり悲しい。しかし、ちゃんと動くようにするためには仕方がない。どこまで外していけば良いのかも分からないので、ちょっと冷や汗たらりである。

 モーターユニットに差した軸パーツに固定しているギアパーツがあるのだが、それを受けている側のパーツを外してみて、電源を入れてコントローラー操作したところタイヤが回りはじめた! よく見れば、受ける側のパーツの向きを間違えており、ギアにガッチリ噛むような十字形状のほうが軸受け側になってしまっていた。ネジ(モーターユニットから伸びている軸)がネジ穴(軸受けパーツ)にガッチリ入っているのだから、それは回らなくて当然である。やはり、10時間以上ほぼぶっ続けでの組み立てはおすすめできない(普通はしないと思うが……)。図では確かに分かりにくいが、普通の注意力があれば、「これだとおかしいぞ」と気がついたはずである。

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 とまあそれでスムーズにいったわけではなく、外した部分を元に戻さなければならず、戻したと思ったらどこに差すのか分からなくなってしまったパーツが余ったりして、またしても組み立て説明書をさかのぼったりしたのだが、やはりまだボディが完成していないとはいえ、ちゃんと動いたときのうれしさというか達成感は大きかった。プラモデルをうまく組み立てることができたときもそういった気持ちになると思うのだが、自分で操縦できるものというのはまた格別だ。

 ふと、最初のうちにコントローラを組み立ててモーターユニットも含めて電池を入れてしまい、組み込みの要所で動作を確認しながら作業すれば良かったなあと思った。そういえば、電池ボックスになぜか1本だけ電池が取り出しにくいところがあり、仕方がないので乾電池にテープを貼って引き出しやすいようにした。

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 その後は特にトラブルもなく、無事ボディが完成。撮影しながら、メモしながらでなければ、そして組み間違えがなければ、15時間程度あるいはもっと短時間で組み上がっていたであろう。そういえば組み上げた後、いくつかパーツが残ったのだがこれは余剰パーツということで良いのだろうか? 特に組み上がった「4WDクローラー」は動作に異常もなく、パーツの組み込み忘れというわけでもなさそうなのだが(組み立て後に、レゴジャパンに確認したところ、どのキットにも「組み替え」を想定してメインモデルでは使用しないパーツが含まれているのだそうだ)。

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,こちら組み立て始めてから、シャーシ、コントローラー完成までの画像をスライドショーにしたもの。パーツは多いがちゃんと手順を踏めば、初心者でも組み上げることができるのがお分かりいただけるだろう
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