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グリーは1月18日、システム障害により未成年ユーザーが通常の課金上限額(15歳以下は月間5000円、16歳以上19歳以下は月間1万円まで)を超えて課金できてしまっていた件について、最新の調査結果を明らかにした。
前回(1月7日)の発表時点では超過課金者は733人と発表されていたが、今回さらに多くの超過課金が発生していたことが分かり、超過課金者数は合計で5544人にのぼることが明らかとなった。併せて障害による超過額も、当初発表していた2811万4470円から、4937万170円へと大幅に修正されている。
今回新たに超過が発覚したのは、決済手段として「GREEの月額コース」、および楽天Edyを利用していた未成年ユーザー。上限額導入以前から、制限額を超えるコースに加入していた場合、引き続き制限額を超えて課金できてしまっていたというのが主な原因だ。
さらに、他社決済システムとの接続における不具合を原因とする超過課金も発生していたことが判明した。決済時、タイムラグにより利用上限機能が正しく動作しないケースがあり、一部ユーザーにおいて利用金額の上限を超える決済が発生していたという。
グリーでは今回の事態を厳粛に受け止め、該当するユーザーに対しいち早く返金対応を行うべく準備を進めているとのこと。また信頼回復に向けた施策のひとつとして、1月18日より未成年のユーザーがクレジットカードを利用できないよう機能を制限しているほか、今後もさまざまな施策を検討し実施していくとのこと。併せて、今回の問題についての調査も継続して行い、社内体制および運営内容も見直していくとしている。
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